やつらは、もちろん哺乳類ではありませんが、来歴的にはイルカなどと同じように、陸から海へ戻っていった動物ですので、当然「肺呼吸」です。
その番組を見直してみましたが、2カ所の場面で、生まれたばかりの赤ん坊が「すぐ呼吸しなければならないので、海面に上がっていく」というような説明をしていました。エラ呼吸ならあり得ない説明です。
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あの番組を見ていて分からなかったのが、「魚竜」(魚のような竜)が出て来なかったことです。
私の知識では、主人公だった「モササウルス」は、体型から考えて魚竜のようでもあり、そうでもないようでもありました。魚竜でないとすると、奴らが海に進出した時、すでに魚竜がいたはずなんですが。
魚竜の代表「イクチオサウルス」は魚・イルカそっくりで、ジュラ紀にはすでに出現していたんですから。
海竜というのは手元の事典、辞典類に載っていない言葉であるのに反し、魚竜は載っている古くからある言葉です。なので、「モササウルスのご先祖が海に飛び込んだ時代、海にはライバルがいなかった」なんて説明は眉唾物であり、一言でも触れるべきだったのではないかと思いました。
お礼
なるほど。トカゲですか。それでようやく理解できました。いわば、ガラパゴス諸島に居る海イグアナの巨大版ですね。それじゃ、完全な肺呼吸ですね。完璧に海に適応していないのに海の王者として君臨したわけですね。なるほど。面白い世界ですね。ありがとうございました。参考になりました。