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分析しやすい純文学
高3の現代文でジュネットの理論を中心にナラトロジーを学び、まとめとして近代純文学を物語論の枠組みを用いて分析しようという課題が出ました。高校の授業程度なのであまり本格的な分析でなくても大丈夫だとは思います。 谷崎潤一郎の鍵がいいかなと思ったのですが長いのでグループのみんなでやるには不適当かなと思いました。あまり昔の小説を読んだことがなく、なんの小説が分析しやすいかピンと来ません。 条件は近代の純文学で、筆者が亡くなっていることです。 短編だとなお有り難いです。 何か思い当たる小説があれば教えて頂きたいです。よろしくお願いします。
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>何か思い当たる小説があれば教えて頂きたいです。 ⇒次の3つの作品をご紹介します。 (1)宮沢賢治著「注文の多い料理店」(23ページ) お客の注文でなくお店の注文が多いというオチがついてます。やや童話風です。 (2)国木田独歩著「運命論者」(47ページ) 実の(異母)妹と知らずに結婚した男の苦悩を描いています。 (3)佐藤春夫著「指紋」(77ページ) 阿片中毒になったらしい友人の話です。推理小説のようなスリルがあります。 「序」で谷崎潤一郎が褒めています。 いずれも、話の筋がとても面白いです。(1)(2)(3)の順に分析しやすいと思います。 なお、ページ数は、いずれの場合も原著(復刻版)で数えたものです。
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- nagata2017
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三島由紀夫 「仮面の告白」 「禁色」 「金閣寺」 川端康成 「雪国」 「眠れる美女」 「美しさと哀しみと」 太宰治 「斜陽」 「人間失格」 樋口一葉 「たけくらべ」 「おおつごもり」 「にごりえ」
- ddtddtddt
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今の高校は、ずいぶん難しい事もやるんですね(^^)。 「純」文学か?と問われると困りますが(^^;)、ロジャー・ゼラズニイの「伝道の書に捧げる薔薇」なんかはどうでしょう?。これは短編集で、冒頭の一編なんかは分析しやすい気がします。ロジャー・ゼラズニイは、神話をモチーフにしたものをよく書いてました。 純文学の定義なんて人それぞれだし、きっとみんな紋きり型のものを持ってきそうなので、発表時に「オッ」と思われるとは思うんですが(^^)。