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一般的に、企業内の研究所とは何のためにあるのですか

知人の務める会社には、いくつかの研究所があります。 その中の一つに、会社の事業に何の直接の貢献もせず、社内の他部門との人材交流もまったくない研究所が一つあります。強いて言えば、研究で大きな成果があればニュース価値があるかなというくらいです(その企業が儲かる研究ではありません)。論文は出ますが、儲かる特許を取るわけでもなく、採用に役立つわけでもなく(研究員はみな外部からきて比較的短期で去っていきます。社内から研究員が採られることもありません)、その割には年間予算が大きくて、株主は怒らないのかなという感じです。 一般的には、このような、なんの直接のメリットもない研究所が企業内にあるのは、珍しいことではないのでしょうか? それともやはり、せめて人材交流くらいはあるものなのでしょうか?

みんなの回答

  • nagata2017
  • ベストアンサー率33% (6892/20377)
回答No.5

ものを作る会社は どこでもそういうところはあると思います。 製薬会社でも 何百 何千もの研究をして 商品化されるのは その中のほんのわずかです。「千三つ」などという言葉があるように 千の研究から三つの成果 997の研究は 会社の利益にはならないで終わる。 天文で 超新星のみつけかたは 毎日望遠鏡で覗いて切り取った天空の画像の一部分を過去の画像と照らし合わせて 変化がないか比べることのくり返し。 「千三つ」ではなく 万にひとつ 十万にひとつ といった確率。 まあ 天文台は企業ではないといえばそれまでだけど。

  • Dr_Hyper
  • ベストアンサー率41% (2483/6032)
回答No.4

質問者の守秘があるのでどの分野のどんな研究なのか分からないので,聞けばああ,関係あるじゃんとなるかもしれませんが。例えばクラゲの研究が癌の治療に繋がるなどはバイオを世界ではありますし,もともと先代からその研究には力を入れていたという伝統という場合もあります。企業の助成金のなかには,どうしてこの会社がこの資金を出すの??というのがあって調べてみると明治時代からその分野への貢献があって,いまではそちらの方面は研究以外はすべて打ち切ってしまった。といったケースも知っています。その他におバブル時代にあった三菱が生命研究所を持っていた時代もありましたし,何かしらの流れがあるのかもしれないですね。 ただ株主総会出問題に有るようであればすぐに縮小されるでしょう。 逆に言えばそれが何年も維持されているのだから株主は理解できる範囲の理由があるということですね。

  • mare5646
  • ベストアンサー率23% (108/451)
回答No.3

一見関係の無い研究に見えても何かの繋がりがあるかもしれません。 某洗剤会社が土の中の菌を研究していて何の関係もなさそうに見えましたが、その中から洗剤の能力を上げる菌を発見して売り上げが伸びたという事もありましたから、決して無駄では無いと思います。

2424ookk
質問者

お礼

うーん、それはしかし、ひょっとしたら役に立つかなという目論見はあったケースではないかと思います…。人材交流くらいはあったのかもしれませんし。しかし、「一見関係のない研究」というケースは多いのかもしれませんね。ご回答ありがとうございました。

  • aokii
  • ベストアンサー率23% (5210/22062)
回答No.2

なんの直接のメリットもない研究所が企業内にあるのは、珍しいことではありません。将来、何か企業の発展に役立つかもしれない新しい技術等への投資なので、長い時間が必要である研究も行うのです。年間予算が大きくても将来への投資ですので企業が持続できれば、それは株主にも喜ばしいことと考えます。すぐには利益にならない新しい研究ですので、単独研究の場合もありますが、研究によっては人材交流もあります。ただし、研究費が少ないと株主に将来性が無いと思われないためのジェスチャーで研究費を計上(研究費を製品製造費として偽装)している大企業もありますので注意が必要です。

2424ookk
質問者

お礼

うーんそれは、あくまで、将来的には役に立つかもしれないという遠大な研究の場合ですよね。質問した研究所は、たとえ成功した場合でも、その企業の利益に貢献しない研究だから不思議なのです。しかし、直接のメリットがない研究所があること自体は珍しいことではないのですね。ご回答ありがとうございました。

  • koncha108
  • ベストアンサー率49% (1313/2666)
回答No.1

会社によると思いますが、高度経済成長時代の後の中央研究所ブームも去って技術も国際水平分業の時代になると基礎研究をやる民間企業内の研究所はお荷物になって、会社の事業と切り離されているところも多いと思います。コンピューター時代の寵児だったゼロックスのパロアルト研究所(PARC)も今では外部のスポンサーや企業との共同研究で成り立っています。 なので昔の中研的な長期的視点のまま生き残っているとしたらずいぶん余力がある会社だなと思いますが、医薬品会社のように一攫千金がありうる業種では成果がたくさん上がらなくても重要視されると思います。 一般的には世の中の技術革新のスピードが上がっているので、自前で研究をしても事業に役に立つ可能性が減っていて一方で別の会社の役に立つ可能性も増えているので、研究所を独立会社化する傾向もあると思います。人材交流は難しい場合が多いと思います。事業会社ではありとあらゆる世界の技術を利用することが多いので、下手に人材交流すると知的財産が入り混じってしまって(いわゆるコンタミ)訴訟リスクが高まります。 研究所と言っても基礎研究ではなくて応用技術や商品研究などであれば事業部と密接でないとおかしいし、それなりに成果が見えないと生き残れないでしょうね。

2424ookk
質問者

お礼

共同研究とか、独立会社化というのは面白いですね。企業であるからには、どうやっても収益に結びつき難い部門というのは存在しにくいですよね。やはり、成功した場合でも利益に結びつかない研究をする研究所というのは珍しいのかなと思いました。ご回答ありがとうございました。

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