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大学院・企業・個人の研究の違いとメリット・デメリット
- 大学院、企業、個人の研究にはそれぞれ違いがあります。大学院の研究は自由度がある一方で研究室の研究に関わる必要があります。企業の研究は会社の製品や理念に関わる一方で制約があります。個人の研究は自由に研究テーマを選べますが、資金やアドバイスの面でのサポートがないことがあります。
- 個人が研究者になるためには、自己学習や研究テーマの設定などが重要です。また、関連する学会や研究機関への参加や学術論文の執筆なども有効です。
- 個人の研究者が研究を世に発信するためには、学術論文の発表や学会でのプレゼンテーション、ブログやSNSを活用した情報発信などがあります。また、他の研究者との交流を通じて自身の研究を広めることも重要です。
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- sat000
- ベストアンサー率40% (324/808)
1. 大学院では、指導教官や先輩の院生に導かれながら自分の研究能力を高めることが比較的容易。ただし、金がない研究室も結構ある。研究対象は指導教官の守備範囲に依存。理系の場合、博士号は一人前の研究者としてスタートラインに立った証程度のもの。文系の場合は少しニュアンスが違う。企業では、将来の金の種の研究、開発と近い応用研究がメイン。基礎的な研究は大学に委託することが多い。先輩や上司が優れた研究センスを必ず持っているとは限らない。今までやったことのない研究をやる場合もあると思うので、自助努力が大切。従って、研究手法をある程度は自分なりに持っている人、つまり最低でも修士でないと企業の研究所になかなか配属されない。個人の研究者は、多分大学を定年退官した人が趣味でやっているくらいでは。現役時代の蓄積や人脈があるので、専門家として見てもらえる。個人でも学会に所属したり論文を投稿したりはできると思うが、学会でまともに相手にしてもらえるか、論文が通るかどうかは内容次第。研究をしたことが無い人がいきなり挑むのは無謀。 2. きちんと大学院で修業しないと無理。企業で論文博士という方法もないわけではないが、論文博士は制度としてなくなる(なくなった?)はずなので、結局社会人博士課程で修業することになる。 3. 学会発表や論文を出版する。分野によっては書籍を出すという場合もある。
結局金を誰が出すかでしょう。 個人なら個人で資金を調達するかスポンサーを自ら探すしかないです。 大学なら大学が出してくれるでしょうし、企業なら当然開発研究などの一部ですから企業が出します。 個人でやるなら自分の研究に対してお金を出してくれるスポンサーを自ら探すかあるいは研究費用をすべて自力で捻出するかです。 実際資産家が自分の研究の為に自費で研究者を集めるなんて事も有りますし…。 個人の研究だって費用が自腹でない限り自由には出来ないです。 スポンサーがいればその威光があります。 スポンサーさんに逃げられりゃそれで終わりですから。
- moritaroh
- ベストアンサー率56% (658/1172)
1、大学院、企業、個人の研究の違いとそのメリット、デメリットについて。 お金の出所が違います。 大学院の場合は、大学の研究費で研究を行います。 また、教授などが得ている科学研究費など各種の補助金もありますが、このような研究費が潤沢にあるかどうかは大学、または指導教官となる教授の手腕によるところが大きく、たとえば有名国立大の教授でも資金が乏しいケースもあれば、Fラン地方大なのに特定の教授だけはものすごく潤沢に資金があったりもします。 研究としての自由度は教授によりけりですが、研究内容で大学院を選べる点では、比較的自由度が高く、成果の出ない研究であっても学術的に重要であると考えられれば長期間にわたって続けることも可能と思われます。 金銭的に最も安定しているのは企業の研究員です。 しかし、自由な研究ではなく、あくまでも企業としての何らかの開発に関わるようなものとなるので、何らかの成果ありき、という方針である場合が多いです。 個人での研究となると、資金、そして研究設備の問題があります。 反面、自由度はもっとも高いです。 個人で研究資金を得るには、一般市民や有識者、企業などに研究内容をプレゼンして寄付してもらうか、または企業や大学などと共同研究を行う形が理想的でしょう。 資金的な安定性は、企業>大学院>個人、です。 研究の自由度は、個人>大学院>企業、となるでしょう。 2、個人でどうやったら研究者になれるか。 年会費を払って、学会に所属することが「研究者」としての第一条件と言えます。 実際、研究なんて何もしていないのに、学会に所属しているだけで「研究者」の肩書きを持つ人もたくさんいるでしょう。 これは個人であっても大学院であっても企業であっても同じで、学会に所属していない場合は「発明家」のようなもので、研究者とは言い難いです。 3、個人の研究者がどうやったら研究を世に発信できるようになれるのか 研究経過や研究成果を学会で発表することが最初の関門です。 企業の場合も、研究成果を商品化する前にまずは学会で発表します。専門的な研究者の集まる学会で発表し、研究成果を認められてから商品化へとつなげていきます。 大学院や個人でも、学会で発表した研究成果や、学会が発行する学会誌、また専門雑誌などに掲載され、社会的に価値がある、または商品化へとつながりそうだと企業所属の研究者が認めた場合、後に共同研究者として企業と契約して研究開発を進めることもできます。もしくは自分の研究成果を持って企業に売り込むこともできます。 回答としてまとめると、個人であろうが大学院であろうが、まずは学会に所属することです。 学会を探すには、あなたが目指したい研究分野のある大学の教授の経歴などを調べれば、所属学会が分かったりもします。
- PC98WIN
- ベストアンサー率41% (110/265)
ご質問への直接的な回答にはならないと思いますが、参考のために。 A.研究をされたものをまとめて学位(博士、PhDなど)を取得するのが目標 の場合には、大学院(日本に限らず、米など海外も含めて)にいかれるのが 一般的。指導教官がついて、テーマを設定して、取得に必要な学術論文の発 表、投稿まで指導してくれる。特殊な例として、日本の大学のいくつかでは 企業で研究したものをベースに、学位論文として、博士課程のある大学院で 指導教官を得て、審査を得る。この場合、第2外国語、専門(2-3科目) の筆記試験を課されるのが普通。どの大学(院)のどの教官に提出するか は、企業あるいは自分が卒業した大学の教官に推薦状を書いてもらうのが 普通だが、これらがなくても受け入れてくれる大学院もある。 日本でも論文博士を廃止し、スクーリング(大学院に入学し、指導教官の もとで3-5年研究)が必須のところもある。米では論文博士はない。 米では企業に勤めていて、大学院に年をとってから入り学位をとるのは普 通。日本でも、この形がある。今回、大学院に入れなくても、来年、ある いは、就職してからでも、いくらでもチャンスはある。 企業で成績がよければ、内外の大学院へ2年程度留学させてくれる場合が ある。 2.学会会員になり、研究テーマの論文を作成、投稿し、修正意見がつき、それ に対応して、再度審査をパスすれば、論文として発刊、公表される。これを いくつか重ねると、学位取得の基本が整う。(日米同じ)。 3.研究がやりやすい、研究費がある程度あるのは、国立・公立の研究所。民間 企業では少し窮屈。中小企業では許容力があまりない。 4.研究のテーマは、理系が文系(法学系)、理系の場合、理論研究か実験研究 かで、環境の影響が大。特に、実験研究は、個人では困難。 5.どのような研究をしたいか、それを実現するためには、どこの大学(院)や 企業、国立・公立の研究機関が、研究成果をだしているかを、学会論文誌で (公立の図書館やインターネットを利用)調査してみる。論文の最後には、著 者の略歴がでているので、参考にする。
- imoriimori
- ベストアンサー率54% (309/570)
企業と大学と両方で研究開発を経験してきた人間の経験で書きます。 1、大学院、企業、個人の研究の違いとそのメリット、デメリットについて。 については概ね書かれたとおりです。 あと少し補足すれば、次の通り。 大学院での研究については、ある程度「好きなこと、出来ること」をやれます。客観的に見ればくだらないことであっても、しかも自分で適当と思うペースで。教授がどうこうとかあっても、基本的には個人プレーの世界。スケジュール意識はあまりなくてもやっていける。たいした結果ではないのに、お手盛りで「自分のやったのが世界最高だ」なんて言っていても、管理部門などの他人(専門が必ずしも同じでは無いからわからない)からいちゃもんはつかないので、格好だけでなんとかやっていける。 企業は大体その反対。例えばスケジュールが重要。この時期にこの予算でここまでは達成という予定は非常に重くのしかかる。上司や仲間はしっかり見ている、彼らは専門外ということはないので、厳しく見られる。つらい。しかし良い面としては、自分と同じような専門能力の人達と議論して理解を深めることが出来る。でっかい仕事、一人二人ではできないチーム力を発揮した大仕事に恵まれて、技術史を変える機会に恵まれることもたまにはある。企業の底力というのは、本気を出した場合には大学の一つ二つの研究室よりははるかに上なので、巨大な成果も上がり得るのです。 2、個人でどうやったら研究者になれるか。 については、問いかけの主旨がちょっとわからないのですが。 基本的には大学でも企業でもどこでも、個人では難しい。いまどきそういう時代ではないのです。指導者や仲間と議論してレベルアップしていかねば、良い仕事を能率良くやるのは難しい。他からのサポート無しに良い仕事はできにくいから、広いネットワークが必要。そういうこと無しに一人でやれるのは一部の天才だけ。テーマによっては一人でというのもあるのだろうけど、普通は違う。 研究資金の問題だってあります。組織が確保してくる研究資金や施設が無いと、研究資材にも困るし、調査に出かける費用にも困る。発表する費用にも、英文論文を書く費用にも困る(論文として出さないと研究したことにならない、単に趣味の世界でおわるだけ)。金持ちならいいけど。 3、個人の研究者がどうやったら研究を世に発信できるようになれるのか ここは大学と企業には大きな違いがあります。 大学とかの研究組織ならがんがん発表し論文にするだけ。なんたって、内容はどうあれ論文量産で業績追求の世界ですから。たとえ内容はくだらなくても。 企業は本当に重要なポイントは社外秘にするので、普通は自由に論文化できない。それどころか、論文書きに時間を費やしていると「そんなヒマがあったら仕事しろ」となりかねない。そのかわり、発信力は弱くなるけど、特許化することに関しては企業のサポートは手厚い。
- hekiyu2
- ベストアンサー率35% (271/774)
1、大学院、企業、個人の研究の違いとそのメリット、デメリットについて。 ↑ 目的が違うと思います。 大学院は真理探究。 企業は金儲け。 個人は趣味、真理探究、あるいは金儲け。 2、個人でどうやったら研究者になれるか。 ↑ 特許を取って 企業に売り込んだらどうでしょう。 3、個人の研究者がどうやったら研究を世に発信できるようになれるのか ↑ ネットでも可能だし、学会に所属すれば、学会で 発表可能です。 また、科学雑誌に投稿する、という方法もあります。