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経理の仮仕訳とはなんでしょうか?

人事異動で経理部に配属された者です。 簿記3級は、その昔取得したのですが、実務に生かすのはこれが初めてです。 月次決算の際に、経理部長が他のスタッフに 「これ、仮仕訳で計上しておいて」と指示していたのですが 意味が解りませんでした。 その場で聞けるような雰囲気でもなかったため、恥ずかしながら こちらで質問させていただきました。 大変恐縮ですが、ご知見・ご経験のある方からお知恵を拝借 いただけると幸いです。 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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回答No.2

こんにちは。 簿記2級所持、大手会計事務所で勤務経験があり、現在は企業の経理として働いている者です。 「仮仕訳」という単語は、厳密には存在しません。 なのでおそらく経理部長さんは「まだ未確定だから、あくまで仮の勘定で仕訳しておいて」という意味で言ったのだと思います。 仮の勘定、つまり仮勘定。 簿記を習う課程で、「仮払金」「仮受金」という勘定科目を習ったと思います。 それが仮勘定にあたる科目です。 例えば、 従業員が出張するので、交通費・食事代などに10,000円現金を渡した。 この時点では、まだ勘定科目も金額も、「従業員が実際に何にいくら使うか=本当にかかる経費」ははっきりしていません。 ですので   仮払金 10,000 / 現金 10,000 という仕訳を計上します。 後日、従業員が出張先で使った分の領収書と、おつりを持って来た時に(例えば6,000円使って4,000円おつりを持ってきたなら)   旅費交通費 6,000 / 仮払金 10,000   現金    4,000 などの仕訳を切るのです。 これはあくまでほんの一例であり、「仮払金」という科目はかなり色んな場面で使います。 「これはどっちの勘定科目にした方がいいかな?う~ん、税理士さんに判断を任せよう」という風に仮払金で計上しておくパターンもありますし。 「仮受金」は、例えば「通帳に20,000円入金があったけど、誰からか、何のお金かわからない」というような場合に、   普通預金 20,000 / 仮受金 20,000 という風に一旦計上し、後ではっきりわかったら   仮受金  20,000 / 雑収入 20,000 など仕訳を計上します。 なぜ後ではっきりした時に計上せず、一旦仮勘定で計上するのか。 それは現金や普通預金の残高が合わなくなるからです。 ちなみに「建設仮勘定」や「仮払税等」などの科目も仮勘定にあたります。 ただ、本当に部長さんが私の言ったような意味で「仮仕訳しといて」とおっしゃったのか、100%絶対とは言えません。 やはり一度部長さんか先輩に聞いてみるのがいいとは思います。 というのも、経理のベテランで知識のある方でも、独自のやり方をしている方というのはかなり多いです。 私は前職が会計事務所でしたので、税法に基づいてきちんと正しいやり方を学びました。 ところがいざ一般企業に経理として就職し、前任の経理の方が処理したデータや書類を見ると…会計事務所勤務経験のある者から言わせれば「ありえない…何だこの処理は」と思うような処理が沢山ありました。 前任の方も経理としてはかなりのベテランでしたが、会計・税務の専門知識がある者から言わせれば、間違った処理だらけでした。 あとすごくどうでもいいことを細かく記録し、こだわっていたり。 「そんなの税務署は見ないし、見ても何とも思わないよ…」と思うような。 もちろん、それが当たり前でもあるのですが。 私は前職がそういう職種だったから、知っているだけであって。 ですので前任の方が退職された後、地道に少しずつ自分のやり方に変えました。 質問者様が働いている会社にも、独自のやり方があるかもしれません。 やはり一度きちんと確認された方がいいと思いますよ。

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質問者

お礼

御礼が遅れまして恐れ入ります。 懇切丁寧に、ご教示下さいまして、ありがとうございます。 精進いたします。 繰り返しになりますが、ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

発生時点で勘定科目が確定していない時に使います。 支払いなら「仮払い金」入金なら「仮受け金」で良いと思いますが、 上司にしっかりと教えを請うのも大事です。

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質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。私の質問が誤っておりました。 正しくは 「仕入の仮計上」 についてご教示賜りたく存じます。