>法律に触れてないのかが疑問です。
触れるか触れないかのグレーゾーンです。
憲法で「思想及び良心の自由はこれを侵してはならない」「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」とされていることがグレーゾーンになる最大の理由です。
警察にせよ検察にせよ憲法に抵触せずに犯罪行為だと立証するのが難しいというのが現実です。
精々都道府県が定めている迷惑防止条例を適用する程度です。
>法律経というものが基にあるらしいのですが、仏教の法律経というものは人に嫌がらせをしてもよいという内容なのでしょうか?
直接、嫌がらせをしても良いとは書かれていません。
破邪顕正と法華経とは直接関係がありません。
破邪顕正と言う言葉は三論宗の経典である三論玄義に書かれていた言葉です。
法華経と直接関係がないと言いましたが、法華経というのはお釈迦様が亡くなって500年ほど後に150年ほどの年月をかけて作り上げられたお経です。
一つの思想に基づいて書かれたというよりもそれまでに有ったお経を寄せ集めて作ったようなお経です。
結果として国学者の平田篤胤などに言わせると能書きばかりで肝心の薬(主義主張)がないということになっています。
言い換えますと、網羅的ではあるが纏まったものではないということです。
しかも考え方を読者に理解させるために多くが喩え話しで書かれていて読み取る側の解釈次第という面があるお経です。
従って法華経の内容を教えろといわれてもこう言うものだというのが非常に難しいお経です。
日本の新興宗教に限らず、新興宗教教団というのは信徒を増やすことに熱心です。
熱心に布教活動をすることが教団内部での評価や地位に影響させる仕組みになっているのが新興宗教教団共通の仕組みです。
日蓮宗関係の新興宗教教団の場合は、経典としての法華経よりも日蓮自身の主張や境遇が強く影響しています。
日蓮は真言亡国、禅天魔、念仏無間 、律国賊などと烈しく他の宗派を攻撃していました。
結果的に再三流罪になったり自宅を焼き払われるなどの迫害を受けました。
現在の信徒もこれを見習って相手が嫌がろうが迫害されようが従わせようとします。
教団内部でも抵抗を受けてそれを乗り越える信徒を絶賛します。
このようなことから旧来からの日蓮宗とは別行動を取っています。
蛇足
もし法華経にご興味があるのであればご自身で法華経を読まれるよりも下記の書籍の方が簡便かと思います。
信じない人のための法華経講座 中村圭志著 文春新書
法華経の内容よりも成立した経緯や法華経全体の構成、他のお経との関係などが書かれています。
日本仏教の基である大乗仏教には五千巻を越えるお経があります。
法華経はこの中でも一二を競う長さのお経です。
日蓮宗などで読まれているものは漢文で書かれています。
読み下し文や現代語に書き換えられたものでも仏教用語に関する予備知識なしでは難しいかと思います。
お礼
なるほど、非常にわかりやすい回答をありがとうございます。 謎がとけたような気がします。 こんな事が日本の社会に根付いているんですね。 公務員や天下り組織にも信者はいるだろうし、利権も関係してるし、政教分離や自由権があるにしろ… 信仰の自由も問題があり…と個人的には思ってしまいます。