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医者のカルテは全部ドイツ語なので必須語学?
昔・・の医者は全部カルテをドイツ語で書いていた?記憶が有るので 医者=ドイツ語必須・・と勝手に思っていましたが 現在は当然そうではないと思います。 いつ頃から変わっていったのでしょうか? 私の勘違いも含め解説宜しくお願い致します。
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- sp550uz
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ご質問の趣旨が『いつ頃から』ですので、経験則から申し上げますと、30年前には、患者は、ドイツ語の『クランケ』ではなく、英語の『ペイシェント』でした。カルテ上の表記では「Pt」。ですが、カンファレンスなどでの言い方は「クランケ」でも「ペイシェント」でもなく、「患者さん」でした。 ただ、例的に挙げるとすれば、『胃』に関しては皆「マーゲン」と言っていて、「ストマック」とは言いませんでした。胃ガンも「マーゲンカルチのステージ4」とか。私見では「ストマックキャンサー」と言う医師は居なかったので、ドイツ語と英語が混在してた印象があります。 昔のカルテ記載は『医療従事者以外(患者自身)が、はたと見て分からないように』という配慮的な意思からドイツ語記載をしていましたが、今やカルテは『電子カルテ』になり、『誰が呼んでも理解出来るように』というオープンな記述になっています。 ま、『カルテ』もドイツ語で、英語で言えば『チャート』なんですけど、いまだに『カルテ』って言いますからね。『カルテ=患者の記録』という、日本独自の新しい共通認識が建立したのかもしれません。そういう意味では、いつ頃からという認識はなく、いまでも『(ドイツ語と英語が)混在している』というのが、日常でしょうかね。
- hue2011
- ベストアンサー率38% (2801/7249)
私の従妹も院長をしていますけど、これは簡単なはなしで、日本語で書けないものを論文の用語で書くというだけのことです。 彼女はドイツ語もラテン語も使います。使うことは使います、といったほうがいい。 つまり医学論文の中で症状名や薬品説明でそういう言葉で発表されたものがあったらそのままで記載しないと、いったい何のことを言っているか意味の紐が切れるからです。 ただ、その必要性がある病気は最近ほとんどなく、全部日本語で大丈夫なんです。まして診察室でオンライン端末で入力なんかするとしたら、日本語でないと入力が困難になります。
- kitsunetoneko
- ベストアンサー率27% (66/243)
確かに,昔の 古い感じのお医者さんは,カルテを外国語で書いている人も 居ますが,それも 多分,英語です..又,医師の論文も,ほとんど英語ですので,どちらかと言うと,英語が,必須ですが,どの大学の学部や分野にも,英語は,要るでしょうし,医師の学ぶ英語は,基本的に,さほど 難しい英文などではないようです..専門用語などは あるでしょうが,読めればいい感じでしょう‥‥又,医学用語や専門用語などに,ドイツ語の和訳(カタカナ語)が多いようなので,ドイツ語のイメージがありますが,どちらかと言うと,もともとは,ラテン語が メインです(杉田玄白の,『ターヘル・アナトミア』など)..これは,医・歯・薬学部系問わず,医療系の分野に言えることかもしれません..確かに,私が通っている 精神科の医師も,カルテは,すべて日本語ですし,今は,やはり,医療先進国のアメリカのイメージから,英語が必須ではないでしょうか‥‥‥‥
- yuseikamen
- ベストアンサー率39% (78/200)
カルテですか? 日本語で記載します。 それどころか主訴などの記載は患者さんが述べたように書くのが 原則です。 例えば鹿児島弁で「おいどんは......でごわす」と言えばその通りに 大阪弁で「わては......でんねん」と言われればその通りに記載します。 >>医者=ドイツ語必須 次男は医学部に行ってますがドイツ語は必須では無いです。 英語は必須科目ですがドイツ語は選択科目であり 次男はドイツ語は選択しておりませんので全くドイツ語は解りません。 >>いつ頃から変わっていったのでしょうか? 相当前からですよ。 少なくとも1975年にはドイツ語は使いませんでした。
- QCD2001
- ベストアンサー率58% (325/554)
歯科医師です。 1980年代、私が歯科大の学生だった頃、何かの雑誌で以下のような文を読みました。 カルテは昔はドイツ語で書いていたのだけれど、患者さんが「おなかがしくしく痛い」とか「ズーンと重い」とか「ジンジンする」とか言った言葉で自分の症状を説明しようとしているものを無理にドイツ語や英語にしてしまった場合、あとでカルテを見たときに、患者さんが本当のところなんて言っていたのかわからなくなってしまうので、患者さんの言葉をそのままカルテに記載するようになった。 という内容でした。つまり、1980年代にすでに「昔は」といわれるような時代に日本語で記載するように変わったわけです。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
初期の西洋医学は、軍医でドイツに留学した森鴎外のように、ドイツに留学した者がほとんどでした。 旧制高校のドイツ語科は、医学生のためにあるようなもので、手術刀は「メス」、患者は「クランケ」、肺は「ルンゲ」、医療記録は「カルテ」でした。 学生生活にも使われ、仕事は「アルバイト」、恋人は「リーベ」、美人は「シャン」、女の子は「メッチェン」と言った調子でした。 しかし終戦で、医学にも英語が使われ始め、ドイツ語世代の人は退職とともに減り続け、今では英語、日本語の電子カルテと変わってきています。 この影には、病名を隠すため外国語を使った時代から、公示へと慣習が変わってきたこと、横文字が一般人にわからないものでなくなったこともあるでしょう。
- jack-a3
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まず、ドイツ語でカルテを書いていたのは単に風習です。理由としては、カルテに書いている内容を患者に見られないようにするためっていうのと、日本語で書くと時間がかかるという面があるそうです。昔は重い病気だったりしたときに、その病名や治療方針について患者に知らせないという方針でしたからね。じゃあ英語でもいいじゃん、と思うのですが、実際英語で書いてる医者もいました。ドイツ語が主流だったのは、英語より読みとられる可能性が少ないから、というだけの理由のようです。 その上で、現在は医者の中でもドイツ語を使えない人が多いそうです。国際的な論文や会合などはすべて英語ですし、ドイツ語を積極的に使う機会はほとんどない。またある程度の規模の病院では電子カルテシステムが導入されており、手書きでカルテを書くこと自体がない。キーボードで入力するなら日本語で書いても速度は落ちない。そして患者やその家族に対して病名や治療方針をしっかりと説明し、納得して貰った上で治療を行うようになってきました。 で、電子カルテシステムの導入が進み始めたのは厚生労働省が2001年に策定した「保健医療分野の情報化にむけてのグランドデザイン」が出発点であったようです。 なので概ね21世紀になった頃から変わってきた、と考えてよさそうです。