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意外や意外??
『意外や意外』 『走れや走れ』 『急げや急げ』 よく慣用的に使われている上記の表現ですが、 この 「~や~」 という表現については辞書等を調べるも見当たらず困っております。 単なる強調表現と捉えればそれまでですが、 できれば「~や~」の文法、意味など教えていただければ助かります!
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- Nakay702
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以下のとおりお答えします。 >「~や~」の文法、意味など教えていただければ助かります! ⇒確かに、普段何気なく使っているような表現ですが、いざ説明するとなるとえらくむずかしそうですね。 座右にある辞典で調べてみました。その結果、この「~や~」の説明になりそうな候補を3つ見つけました。 (1)助動詞「やる」の命令形で「~なさい」の意味を表す。 (2)感動詞として、「やい、おい、もしもし…」などと似たような意味で用いられる。 (3)間投助詞として活用語の命令形について意味を強める。 さて、お尋ねの例句のうち、『意外や意外』は用法(2)、『走れや走れ』『急げや急げ』は用法(3)に当たる、というのが私の見立てです。用法(1)は、この際何も関係なさそうです。 このうち、複雑なのが最後の(3)ですね。「意味を強める」という部分を仮に「さあ、それ」などで表すとすれば、例えば『走れや走れ』は、『走れ、(それ)走れ』といった感じ・ニュアンスでしょうか。 ところで、日本語文法の助詞には、「格助詞、副助詞、接続助詞、係助詞、終助詞、間投助詞」の6つがあるそうです。そして、ここで言われる間投助詞は、『国語学辞典』(国語学会編)によれば、次のように説明されています。 《語調を整え、語勢を添え、感動を高めるために文の間や終りに自由に投入できる助詞。例えば、「これがね、例のあれだよ」(の「ね」)。その他、「な・の・さ」等。…これらを助詞の一種としてこの名を与えたのは山田孝雄で、その後、…橋本進吉はいっそう明確に、どの文節の終りにもつきうる、意味の切れる助詞としている。…読点のように投入されるから、又これを取り去っても、文の成立には影響を及ぼさない。この点、文の終りにつく間投助詞は終助詞や係助詞の終止用法から区別される。》 ということで、私個人の解釈をまとめるとこなります。 ☆『意外や意外』の「や」は感動詞で、「やい、おい、もしもし…」などと似たような意味で用いられる。なお、感動詞とは、「感動、呼びかけ、応答を表す語で、活用がなく、単独で文となりうる」。 ☆『走れや走れ』、『急げや急げ』の「や」はいわゆる間投助詞で、動詞などの命令形について命令の語気や意味を強めたり、感動を添えたりする働きをする。あらゆる文節の終りに自由につきうるし、またこれを削除しても文の成立には影響を及ぼさない。 以上、ご回答まで。
- skydaddy
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こちらに同じ質問が・・・ https://okwave.jp/qa/q9507678.html
お礼
皆様、ご回答ありがとうございます。 とても助かっております。