- ベストアンサー
表面の分子の割合
粒子を構成している分子の中で、表面にある分子の割合Rとするとき、1辺Dの立方体粒子に直径dの分子が密に詰まっている時の表面にある分子の割合はR=(6d)/Dになるそうです。なぜこのような式になるのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
分子がサイコロ(立方体)の形できれいに並んでいるとします。 長さ100cmの線上に長さ5cm分子(サイコロ)を並べると、100÷5=20個並ぶはずです。 100cm×100cmの正方形上に大きさ5cm×5cmの分子(サイコロ)を敷き詰めると、(100×100)÷(5×5)=400個並びます。 100cm×100cm×100cmの立方体容器の中に大きさ5cm×5cm×5cmの分子(サイコロ)を詰めると、(100×100×100)÷(5×5×5)=8000個並びます。 この容器の表面は100cm×100cmの面が6つあります。 1面の分子は400個ですから 表面の分子は6×400=2400個 表面の分子の全体に対する割合は2400÷80000=0.03 式で書くと 表面の分子は6×(D÷d)×(D÷d)個 全体の分子は(D÷d)×(D÷d)×(D÷d)個 よって割合は{6×(D÷d)×(D÷d)}÷{(D÷d)×(D÷d)×(D÷d)}=(6×d)÷D ∴R=(6×d)÷D となります