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sus403の溶接について
- sus403の溶接について知識がありません。使用ワイヤーや溶接条件を教えてください。
- SUS304・SUS316・SS400とSUS同士の溶接は行ったことがありますが、sus403の溶接は未経験です。
- sus403の溶接見積もりが来ていますが、実績や知識がなく不安です。使用ワイヤーや溶接条件について教えてください。
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(1)の蛇足ながらすこし詳しい資料 ステンレス鋼溶接の勘どころ http://www.monozukuri.org/mono/db-dmrc/arc-weld/DMRCS/source/kandokoro2.pdf 表.2 推奨溶接棒 表.7 推奨電流値 3.4 予熱およびパス間温度 図2 溶接割れと余熱温度との関係 200℃以上 3.7 溶接後熱処理 730~760℃を推奨 これまでの組合わせではやられてないはずな熱処理が必要です。 面倒なこと多く、ご遠慮申上げた方がよいのでは。。。 なお、炭素当量については 3.4 炭素鋼のように、母材の化学成分(炭素当量)から余熱温度が決定できるような方法は ステンレス鋼には無い。 ステンレスは13~18%クロムを含み、それだけで炭素量が数%と換算されてしまうためです。
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自分でも少し検索してみましたが、回答(1)(2)と同レベルの情報しか得られず、WEB検索の限界を感じました。小生の持っている特殊鋼ガイド(特殊鋼倶楽部出版)を見て回答、助言します。 特殊鋼ガイドによる説明。SUS403用の溶接材料としては、a)共金系(回答(1,2))とb)オーステナイト系(D309やD310)の二つがある。共金系では予熱後熱が必要(回答(1,2)の通り)。オーステナイト系では溶接金属が硬化しないので予熱後熱を省略できる(溶接割れは起こらない)が、熱影響部の硬化脆化(42HRC程度)が問題になる場合は予熱必要。後熱処理が不可能な場合もオーステナイト系を用いる。但し熱影響部の硬化脆化が問題になる場合は、後熱処理をすることが望ましい。 つまり熱影響部の脆化が使用上問題になるかどうかにより、適正溶接棒と工法が異なる事になります。また熱影響部は炭化物が析出して耐食性が低下するので、耐食性の要求レベルも関係します。客先要求をよく確認して、工法を決めて下さい。
お礼
私もWEBで色々検索してみました。 同じステンレス材(304、403)でも溶接方法が全然違うんですよね。 歪みや強度等、色々確認してみます。 ありがとうございました。
『この種の溶接金属は自硬性があるので,延性を得るためには溶接に当たって 予熱,パス間温度を200~300℃に維持し,溶接後熱処理は,730~760℃で実施 する。 溶接に際しては,低温割れ防止のため,100~150℃程度の予熱・パス間温度が 必要である。』↓URLにあります。SUS430と403似ていて非なるものですねぇ SUS403はマルテンサイト系で、普通にやれば焼きが入ってしまう位の溶接材料 であるから当然溶接は難しくなるでしょう。化学成分から炭素当量を比較する ことで、大凡の溶接作業性の比較対象ができるくらいになりたいものですね。
お礼
ステンレス材でも様々な種類があり、溶接方法も異なるんですね。 とても参考になりました。ありがとうございました。
お礼
熱処理が重要なことがよくわかりました。 大変そうです... URL、勉強になりました。 ありがとうございました。