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組み立て図・計画図 必要な寸法 不要な寸法 コツ
- 組み立て図・計画図における必要な寸法と不要な寸法の選び方について解説します。
- 組み立て図・計画図では、重要な部分に寸法を入れることが必要ですが、むやみに寸法を入れるのは避けるべきです。
- 寸法の選び方には、組み立て側の作業者の視点や計画図の目的を考慮する必要があります。
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並み居る常連回答者の皆さんの書き込み、大変に興味深いです。 (kcbさんの中国のお話には、驚きでした。) 僭越ながら、私も思うところを。 現在は、第一線を退いて後進の指導にあたる日々ですが、 学生の図面を見ていると、その寸法記入の曖昧さに驚かされます。 9898さんの仰る『設計者の明確な意思がなくてはいけない』は、 正にその通りと思います。 で、私のアドバイスは、 「必ず、自分で、分解・組立てをやってみる事」です。これがコツ。 自分の設計した機器を、自分で組み立ててみると、必要な寸法が分かります。 組み付け寸法や、途中の検査寸法値、等が実感できます。 必ずしも全ての機器を自分で組む訳ではないのですが、 なるべく触れる機会を多くする事で、身に付くかと思います。 (という事で、学生達には出来るだけいじらせる様にしています。) 参考まで。
各設計者の個性が出る部分ですので、回答を見ているだけでも面白いですね。 mstkさんの関わっている製品が、プラントなのか、小物なのか、プロが作ってプロが使う、ワンオフの特殊な機械なのか、コンシューマ向けの家電の様な製品なのかで変わると思います。 また、部品図・組立図はともかく、計画図がどの段階の図面、例えば全く最初期のラフ的な図面か、顧客に対して提出する図面か、部品図を作成する直前段階の図面を指すのか、によっても違うでしょう。 と言う事で、自分の事に置き換えてお話しします。小物部品の製造装置を設計していますが、その場合ですと、 計画図…CAD上で進めているので、基本的には寸法は入れない。特殊な寸法・公差等が必要な部分は、記入しておく。(自分の覚えの為に。部品図作成時に、計画図に描いたタップが並目だったか細目だったか忘れてる、なんて事が良くあるので)各部の動作寸法は、動作後の絵と共に書いておく。 計画図を顧客へのレビューに使う場合は、顧客が工場レイアウトの参考にするので、装置全体の外形サイズを記入しておく。(敷地占有率は、顧客にとって重要です。) 組立図…「組立者が組立の参考に出来る寸法」と、「この部分は重要なので、組立後測定して下さい、と言う寸法」を記入する。 どの図面も基本としては、 a.設計者(自分)の「ここは重要!」「これが狂うと性能が出ません!」と伝えたい寸法を書く。 b.作業のやり易さ・作業者が欲しがっている(と思われる)寸法を書く。 だと思います。 書きませんでしたが、部品図についてもa.だけでなく、b.の、加工者にとって、加工の能率が上がる様な寸法の書き方が出来る様になって、やっと一人前の設計者です。 加工より設計の方が偉いんだ、なんて勘違いして自分の言いたい事しか言わない様な図面を描くと、加工の方からいつまでたってもヒヨッ子扱いされます。外部の業者さんなんかだと、遠慮して(もしくは呆れて)何も言ってくれない事が多いので、いつまでたっても良くなりません。 (加工しにくい図面は、加工コストも上がりますしね。拙い設計を棚上げして、加工屋さんを叩くのは本末転倒です) 顧客や、組立者に対しても同じ事です。 「自分がドアを通った時、後ろから来る人の為にドアを押えてあげる」様な設計が出来る設計者になりましょう。
面白いので一言。先週中国に技術指導で言ってきました。計画図を見て驚きましたが。まったく寸法ははいっていません。3Dデータなので 好きなところをクリックして 測れというのですが CAD 操作にがての ロートルはつらいものがありました。 昔は寸法の入れ方でどこの設計要件が全体寸法を決めているか、どこに無理しているかなど設計者の気持ちが伝わってきました。まあ経験者の少ない人海戦術ではむりもないですね。このへんに問題意識を持つ日本の 感覚を伝える という技術力 をもっと大切にしたいものです。
計画図は、開発当初に描く物だと思います。 よって市場ニーズに基づいた開発仕様があって、それに沿った内容だと思います。例えば携帯電話であれば、 ・手にフィットすること →手になじむのに重要な部分の寸法を計画図に入れる。 組立図は開発が終わり、量産に入る際に書く物だと思います。 これは現場作業者が組立する際に参照するものなので、組立後にあっているかどうか確認する部分の寸法が必要です。 実際は組図と作業指示書、サブASSYのマニュアルなども必要だと思います。よって現場とすりあわせして必要寸法を決めていくのが手っ取り早いです。
私は、3Dになってから、 めっきり寸法を入れることが少なくなってきました 3D上で動かせるので、設計上の寸法を入れる必要がなくなったためと、 上司に示しても判らないと言う意味で、相当寸法いれサボってますが まあ、装置によって、寸法の入れ方も違うのでしょうが まず、 1.外観寸法 ・・・どのくらいの大きさだか判るように 2.搬送面、作業面など ・・・操作性、人間の手が入るのかどうか判るように 3.軸間距離など 組み立て上必要な寸法 ・・・組み立て時に、必要 4.スキマ ・・・ 設計上の余裕、組み立て時に、作業者が心配するため、設計上開けた隙間は書いておく 5.動き ストロークや、角度 ・・・仕様上どこまで動くのか、示しておく
私的な一つの方法 計画図→他者・他社へのプレゼン用図面と捉えると分かり易いかも。 組立図→寸法の意味としては装置組立時のチェック(検査)用。 その他の寸法は、殆ど設計部署以外に用事の無い寸法が 多いと思いますので人それぞれでいいじゃないでしょうか。 <計画図の場合> 設計コンセプト、設計方針、アピールポイント、特性、構造を 説明・解説するに必要な情報を入力します。 例えば、従来機より小さくするのが今回の設計のポイントなら、 従来機よりこれだけ小さくなる寸法を入れ、 それはこの様な構造により可能としたことを示す寸法を入れる。 但し、事細かには寸法をいれません。 (計画図を作成して入れば殆どの寸法は頭に入ってくるので、 詳細寸法は口頭説明でも事足りるケースが多いですし) また、力学的に了承を得たい所にも寸法を入れる。 (他の人はその寸法で、これなら大丈夫と判断できる情報をインプットする) 安全率や寿命は別途資料で示す。 等々いろいろありますが、これらは寸法の入れ方が分からない以前に、 その設計図の勘所や長所・短所等の設計的特性を見抜けていないと、 表現出来ないことなのかもしれません。 ある図面を見たときに何処が一番弱いとか、その設計の特性を見抜ける方は、 多分、寸法入れは自然に出来ていると思います。 参考までに。
寸法を入れるという行為には設計者の明確な意思がなくてはいけない。 という様な事を、新入社員の時、先輩に習いました。 寸法を入れることで、ここの寸法は守ってもらわないと製品に不具合が生じるので組立て屋さん、正確にお願いします。って意思が明確になると思います。 なので、寸法を押さえるという行為全てに意味があり、製品に関する知識とか、自分の設計思想が反映されるものです。それだとコツってなかなか無いですよね。 ・・・抽象的な意見ですいません。 具体的には、回答(2)さんのいう通りだと思います。 組み立て作業者に実際組み立てるときにどこの寸法を見ているのかを直接聞くのが一番てっとり早いですよね。 事件は現場で起きているんだ、という事をよく注意されたものです。
設計者の立場で言えば組立後の特性を示す場合に必要な寸法は漏れなく記載するべきです。部品図を見ればわかる寸法は重複を避ける意味で特徴的な寸法(例えば、最大寸法や最小寸法など)は参考値として示すべきでしょう。 組立の作業管理は作業標準書などに準拠する場合が多いと思いますが、この書類の中に組立図が入ることは当然で組立図を頼りに作業は進められているはずでとても重要なものです。重複記載のない範囲で出来るだけ多くの特性値をモーラすべきです。 計画図は寸法の塊です。極細部から始まって全体の設計に至るまで必要な寸法は全箇所記載しないと設計者の設計意図が通じません。とは言っても数字の羅列は宜しく有りませんので方眼紙のメモリを用いて計画図の寸法を表現し、重要特性値のみを具体的に数字表示した良いと思います。 良い設計を期待します。
ども、作業者です。 机上設計の段階ではどれが必要か判断に迷うでしょう。 組み立てが同じ社内なら現場の職長さんに尋ねるのが一番と思います。 位置あわせが必要な部分は書いといて欲しいですが、 部品自体の詳細はそんなに必要ないというか、 加工は正しくできてるものと信用してますので 「あれ?合わない・・」ということがない限りいちいち見ません。 どちらかと言うと書き込み過ぎて真っ黒な図面より重要な寸法に絞って 簡潔に書いたほうがいいような気がします。もし不足があれば現場から 「バカヤロー、○×の寸法、入ってないじゃねーか!」と言ってきますから それを覚えてノウハウを蓄積してください。(^^; そのくらい図太くていいんですよ。
お礼
参考になりました。 ありがとうございました。
その組立図・計画図を必要とする立場の者が知りたい寸法が記載されてればよいだけです。 ・全長、全高、全幅は当然として大雑把な形状寸法 ・据付の時に必要な基礎との兼ね合いや基準点 ・配線長を見積もるために動力や主要操作機器の場所 ・その機械の目的、仕様を表す可動範囲等 くらいでしょうか 組立て屋さんは全体の寸法なんか気にしてないと思いますよ。 組み立てるだけですから。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。 難しそうですね。