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面取りの表記
図中にC1.0とある場合、直交する部分であれば45度になりますが 鋭角、鈍角の場合にはどのように考えればいいのでしょうか? 1.基準点を設けてあくまでも45度 2.交点から1mmの点を結んだライン(45度にはならない) 3.鋭角、鈍角の場合はCの表記はしない 4.その他 説明不足があれば補足しますのでよろしくお願いします。
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面取り記号の「C(しー)」は「45°面取り」のことで、直交する二辺の角度が直角(90°)の場合のみに 使用するすコーナー処理記号で、面取り形状が直角二等辺三角形になる形状の面取りのことです。 直角コーナーの面取りは、C面取りの他に「面取り寸法×45°」表記でもOKです。 例えば、「C1」の場合だと、二辺の長さが各々「1?」、斜辺の長さが「1?×√2」、二辺と斜辺の なす角度が45°の直角二等辺三角形で、実際には斜辺のみが残るように面を取る方法です。 直角二等辺三角形の場合、三辺の長さは「1:1:√2」の関係です。 以上のように、ご質問の「3.鋭角、鈍角の場合はCの表記はしない」が正解です。 鋭角・鈍角のコーナー処理の場合に「C面取り」表記をしないのは、面取り形状が直角二等辺三角形に ならないからだと解釈するのが適当です。 処理するコーナーが鋭角・鈍角の場合にはC面取り表記は行わずに、以下の方法を取ります。 ?交差する二辺の長さをそれぞれ寸法指示する。 ?交差する二辺のうち、一辺の寸法とコーナー処理する角度を指定する。 ●詳細は、下記参考URLから <データベース検索>-<JIS検索>の<JIS規格番号からJISを検索>で「B0001」を入力して 閲覧して下さい。 「B0001」は「機械製図」のJIS規格番号です。(印刷不可・閲覧のみ可能) 53~54頁「11.6.7 面取りの表し方」に解説があります。 <ご参考> JIS B3402「CAD機械製図」の19頁「12.3 寸法補助記号」の解説に記号「C」は「45°の面取り」 と記載されています。 ごちゃごちゃ書き過ぎましたが、結論は回答(2)さんの仰るとおりです。 ?直角コーナーならC面取り。(又は、JIS B0001に従う) ?それ以外なら寸法指示。(JIS B0001に従う) 面取り指示については、現場サイドの立場に立って考える必要もあります。 直角以外のコーナー(鋭角・鈍角)でC面取りを指示された場合、現場が判断に困ることが現実に 多々あります。それから、設計者の意図を明確に現場へ伝え、設計者の意図と異なった加工を されないようにするという考え方も必要でしょう。 例えば、干渉を避ける為や絶縁距離を確保する為に施す面取りならば、些細な判断間違い でも後々問題となる可能性もあります。 「たかが面取り」かも知れませんが、この考え方は重要だと私は考えます。
その他の回答 (2)
設計側の者です。 私のところでは、面取り箇所が直角ではない場合のとき、絶対にその寸法が欲しいとき以外は「C1.0相当」と書いて、交点から1mmの箇所をカットしてもらうようにお願いしてます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私も同じように考えていたのですが、直角ではない部分でCADデータでは45度、図中にはC1.0という表記のしかたに疑問を持ちました。そんなにシビアなところではないのに妙にこだわってしまいました。
難しく考える必要は無いと思います。 ・45°の面取りは、回答(1)さんご指摘のJIS B0001にしたがう ・45°以外の面取りは、通常の寸法記入で良い。(45°もOK)
お礼
ご回答ありがとうございます。 実際にはそんなにシビアなところではないのですが、CAMにてNCデータ作成上つじつまが合わないことが多々ありましたので、皆さんはCの表記をどのように解釈されているのかと思い今回の質問をさせていただきました。
お礼
詳しく説明していただきありがとうございます。 弊社では鋭角、鈍角、直角のいづれにもCと表記していました。 私が担当するCAMでは2番の方法をとっていましたが、つじつまが合わなくなる場合が多々ありましたので今回質問させていただきました。 早速設計部門と表記の統一を図りたいと思います。 再度のご回答ありがとうございます。 JISの規格に合わせるか、社内の取り決めを作るかというところでしょうか。 弊社の設計部門と加工部門はあまり仲がよくないんですが一つひとつ問題点をつぶしていけるよう努力したいと思います。