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溶接後の歪みを取る方法
- 溶接後の鉄板の歪みを取る方法について教えてください。
- 薄い板ではハンマーで直すことができますが、厚い板では難しいです。
- 火であぶって歪みを取る方法について教えてください。
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一般的な鋼材であれば加熱後の水冷は効果的です。但し高張力鋼は硬化してしまう恐れがあるので水冷は避け空冷とした方が良いでしょう。温度の目安は600℃以下としてください。それ以上加熱すると一般鋼材でも硬化してしまいます。
溶接変形の原因は、加熱されるのが溶接線に沿った狭い領域であるため、その領域が加熱時には膨張し、周辺の加熱されない部分の拘束によって圧縮されて、やがて冷却時には収縮する。ここで、加熱時に圧縮されているためもとの長さよりも短くなろうとする。これにより溶接歪みが生じます。 溶接線の裏面をガスバーナーで加熱することにより裏面も収縮させてやれば歪みは取れると思います。 全体寸法が小さくなりますので収縮量に注意した方が良いと思います。
補足
ありがとうございます。 ガスバーナーでどの位まで加熱すればいいのでしょうか? また加熱したあと水をかけたりすると聞きました。 いかがでしょうか。
ガスバーナーでの部分加熱作業は障子張りの後の霧吹き作業のイメージだと思います。 溶接の熱影響で板が収縮してしまうため他の部分がたるんでしまうようです。 溶接方法の研究(順序、適性電流、脚長、溶接姿勢、ete)で歪を極力少なくするのが一番だと思いますが、なかなか難しいです。
お礼
ありがとうございます。 いろいろとやり方を変えたりしていますが… 難しいですね。
KUTUHIRO さんが言われている方法で修正可能です。(感と腕次第ですが・・・) 薄い板も同様に修正することは可能です。 (ガソリンタンクなどの内側に当てを入れられない場合などにも同様の作業をで表面より修正可能です。)
お礼
ありがとうございます。 やはり経験をつまなけらばいけませんね。
#3さんの方法で良いと私も思いますが、S25COrSSの様なC量の少ない鋼は、良いのですがS45C様にC量の多い物は、後焼き割れ等発生する可能性が高いです。よって、それらの材料をお灸する場合は、温度等注意して作業を行ってください。又、C量の高いものをお灸した場合、その箇所は、硬化します。お灸後、硬度計にて測定することをおすすめします。硬度が高い場合は、応力除去焼き鈍し(再加熱+空冷)を部分的に行うと良いと思います。
お礼
ありがとうございます。
溶接後のひずみ取りとしては、先のご回答者のように 焼鈍して残留応力を除去してする方法が確実ですが 部材の大きさや材料の種類によっては色々と問題も ありますし、結構費用も掛かります。 簡単な方法としては、ご質問にあるように「火で あぶる」方法もあります。 「火であぶる」方法として私が経験があるのは、 バーナーであぶる方法や、溶接で焼く方法が ありますね。溶接で焼く方法は、「灸をする」などと 言っております。 どこをあぶるのか、お灸をするのかというのは、 溶接の構造物によって異なりますが、お灸をする 場合は、歪みで凸面になっている面を焼きます。 つまり、焼いた面は冷えると凸面が収まる方向に 収縮すると言う事です。 このあたりは現場の溶接師の勘と腕に頼るところが 大きく正確にアドバイスするのはちょっと難しい ですね。 ちなみに過去の経験上、板厚20mmくらいまでの箱状 のものであれば、この修正で、1mm/7mくらいの 歪みには押さえられました。手間は掛かりますが。 簡単ですが、以上、
お礼
ありがとうございます。 すごく参考になりました。
焼鈍などの事でなく部分焼きでの修正をお望みなのですか? それは形状、肉厚など様々な要素が絡みますのでここで文章にて回答するのは無理だと思います 経験でやっていくしかありません
お礼
ありがとうございました。
ガス炉や電気炉等で450℃で焼けば歪はとれると思います。(フラットな状態で焼く事) 参考にして下さい。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。 参考になりました。