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部品加工の価格について
- 部品加工の価格について教えてください。加工屋さんとの議論が終わりのないものになってしまっています。加工部品価格はどのようなプロセスで決められているのでしょうか?
- 部品加工の価格は、費やした経費と工数に基づいて請求されます。材料や加工時間、段取り、プログラム、刃物代などの経費が考慮されます。また、経験則により市場競争性のある価格設定も行われます。
- 部品加工の価格は一つの答えはなく、ケースバイケースです。しかし、ただ費用だけを抑えるよりも、最終商品の市場競争力を考慮して価格を設定する必要があります。競争のない世界ではコストダウンは成り立ちませんが、加工業者の苦労も理解する必要があります。
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社内で加工しているようですが,社内では競争はありませんよね。オリンピックで金メダルを取ったが,一人しか参加者がいなくて,何もしないで,一位になったようなものです。 加工費は,加工業者が所有している機械による影響が総加工費の3割を占めるように思っています。例えば,5軸制御のフライス盤と3軸のフライス盤とは,段取り時間が変わります。 加工費を縮減する方法として,もうやられているかもしれませんが,私がやる方法は,次の3とおりです。 ? 製作図が完成したら,事前に加工の専門家に見直してもらう。 ? 複数の加工業者から見積を取って,社内の加工費と比較する。 ? 指し値を決めて,製作図を訂正する。 これらを全て毎回やるわけではありません。 ?は新規部品の場合,必ずやります。 ?は特に大きい部品の場合,?は受注金額が低い場合にやっています。 効果は,03割程度縮減できますが,まちまちです。 悩みは,加工で無理すると,組立が大変になる場合です。加工と組立で,利害が反することがあります。例えば,複数個の穴加工では,位置は当然同じ方向にあれば,段取替えは不要ですが,そうすれば,組立では,想定以上の時間を費やします。
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1.量産品は、(マシンタイム×チャージ)+(管理費)。 (1000ヶ/月) 2.小ロット品は、?+管理費。 3.試作品は、?+管理費+納期特急費。 こんな感じでしょうか。 回答は以上です。 (以下は、余計なおせっかいでしょうが参考までに) 問題は、(文面から読み取れるのは)M23M26さんが 設計としてのコスト目標の達成・未達のカギを自分 が握っているという意識が薄いような感じがする ことです。 また、設計と加工は当然別ですが、ISO9001でも QMSとして、設計と加工(製品実現化)をとらえて います。 本当に、コスト競争力のある商品を設計・開発する なら『設計は設計』、『加工は加工』という垣根を はらって、M23M26さんが『加工』にもっと関心を 持ち、どのような形状・寸法を加工が苦労するのか また、コストがかかるのかを加工部門と同等以上に 理解・認識する必要があるような気がします。 機能・特性の問題、コストの問題、加工上の問題、 その他その商品に関わる全ての問題は自分に責任が あり、また自分だけが解決できると強く認識すれば 必ず良い商品が開発できるはずです。 (当然、周囲の支援・助言は不可欠。)
お礼
明確な回答ありがとうございます。 設計の成果が全ての最終結果である事は 認識していたつもりですが、ご指摘を受けた所を 見るときっと文面ににじみ出ていたのでしょう 初心にかえって気を引き締めます。
加工部門の見積明細を見れば、なぜその金額になるのか、一目瞭然なのではないでしょうか。 もし、加工手順、加工時間、時間単価が一目見てわからないという、いわゆる「金額しか書いていない見積書」を使っているのでしたら、上記のことが一目でわかるような見積書式に変更することをお勧めします。 上記の事がわかる見積書(明細書)をお使いでしたら・・・自分と加工見積担当者がお互い納得いくまで討論会やってください(^^) >「全てを請求する・・・」に少し違和感を感じた次第です 採算ラインをどこで設定するかですよね。単品だと全部かかった費用に+利益じゃなきゃやってられんし、量産ものだったら最初損しても、まぁ半年で元とれればいいかとかって考え方になると思いますし。上の引用部分見る限りじゃあまり加工担当さんの事信用できていないみたいですので、酒でも飲みながら色々話をしてみてはいかがでしょう。 結局、『見積単価=その品物作るのにかかった時間』ですから、「なんでそれだけ加工時間がかかるのよ?(なんで高いのな/安いのか)」という疑問を払拭するのが一番かと思います。 設計担当と加工担当が話を詰めると、製造コストダウンに多大な効果を生むことが多いので、一石二鳥ですよ。
お礼
回答ありがとうございます。 おっしゃる通り基本に立ち返りたいと思います。 但し市場から求められている「コストダウン」が 今までとは違い、国内での製造業を否定しかねない レベルである事は事実です。
加工屋です。 発注元から見積もりを求められれば、当然 >?とにかく費やした経費(または費やすであろう) 工数を請求する (材料・加工時間・段取り・プログラム・刃物代) は、最低限請求しますよ。 その金額で折り合わなければ、加工内容について、設計・購買担当者と話合って、その部品の用途・目的上必要な加工の範囲を再検討願ったり、こちらから提案したりと・・・ でも、 >?だけでは「腕の悪い医者程儲かる」式の弊害も心 配され最終商品の市場競争力にも影響します。 これは、いかがな内容かと! 設計者から外注加工屋は、こう見られているって事ですか?
お礼
回答ありがとうございます。 「腕の悪い医者程儲かる」は例えが悪く 加工に携わる人に失礼な表現でした。 申し訳ありません。 言いたかったのは、競争(合い見積り)のない世界では「よそはモット安く出来るかも」という心配がないのでコストダウンは期待できないという事です。 私は製品を企画する立場ですが、費やした工数全てを 価格に乗せる事が可能なケースはまずありません。 ある程度は仕事をとる為/つなげる為の投資(リスク)と 考えざるを得ません。 全ては市場原理で決まり、競争力の無い価格は淘汰される運命にあります。 故に「全てを請求する・・・」に少し違和感を感じた次第です。 (実際プログラム時間/段取り時間等かなり個人差があるように感じています) 加工屋さんが利益をだす仕組みとは少し違うのかも知れません。 大変参考になりました。
お礼
?は必ず実行しています。 ?は発注する予定もないのに・・はモラルに反する と控えています。 発注部品と保有設備のマッチングが大事ですね 回答ありがとうございました。