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カム溝の公差について
- カム機構において、スムーズなリンクの動きをさせたい時には、溝カムを使用します。
- 溝カムを使用する場合、カムフロアーに対しての溝の公差は適切に設定する必要があります。
- 公差はカム溝の形状や摺動面の条件によって決まりますが、一般的には極めて狭い公差が求められます。
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当然隙間が無い方が良さそうに思えますが無さ過ぎても熱膨張などでローラーが大きくなり磨耗や破損の原因になります。スムーズな動きがどの程度なのか?また回転速度がどのくらいなのか?わかりませんが変形正弦曲線なら0.02程度で良いのではないかと思います。上げ下げが緩やかな曲線なら然程気になりませんし音も出ません。等速度や単弦では如実に音として出てきます。ローラーの中にはr面の物もあり面接触でなく線(点)接触になるようになっています。荷重がそれ程でもない場合には、そちらの方が組立誤差などによる問題を低減出来ると実感しております。尚、溝カムにしてもカムフォロアを使用する場合に注意しなければならない点はカムフォロア自体に元々ガタがあるという点です。計算上の動き出す点と実際に動く位置は違うのです。カムを前後にアジャストできる機構をつけた方が良いと思います。給油は必要ですが油の粘度が高い場合に過度の給油は逆に抵抗となり油が加熱酸化してカーボン状になってしてしまいローラー内を磨耗させますので気を付けてください。健闘を祈ります。参考までに
カムフォロアと溝カムの交差は装置の仕様(速度、可動部必要精度等)によって変わります。ただしドラム式溝カム(仮定)の場合は基本的には隙間バメにします。もちろん大きい過ぎるとまずいですが、中間バメだとカムフォロアの外輪はランニングさせると変形(負荷等回転による)します。温度上昇による外輪が膨張してカムフォロアの相対する回転方向の2点接触します。当然グリス様クリアランスも必要です。
はじめまして、当社の金型内に内蔵している、カムの場合をお話しま す。基本的にはH9公差です。(不明の場合は当社ホームページ内の 参考技術データー集にけいさいしてます) はめあい公差も重要ですが、最も重要なのが、給油です。回転部分 には、グリスアップ出きる様配慮し、直線部分では、強制的な給油方法 を考え、油溜りの溝も設けなくてはなりません。また、受け部とスライ ド部の材質を、必ず変えてください。また、不明な点がありましたら、 質問してください。具体的な形状、構造が解らず、適切ではないかも 知れませんが、お許しください。では・
- 参考URL:
- www.furuichi-tec.co.jp
お礼
有り難うございます。H9公差に関しては加工側に相談して見ます。(現状、カム溝 とカムフォロアの間にかなりのガタがあるので・・・)
お礼
有り難うございます。