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匠の技が日本を救う!なぜ匠が必要なのかを考える
- 日本の人口が減りつつある中で、職人の匠も高齢化して少なくなっている。数字やデーターだけで安全確認をしているのは危険。何十年と重ねてきた匠の技が今の日本には必要。
- 匠が不足している職業は多く、新幹線や住宅建設、大企業でも問題が起きている。昔は年功序列で後輩に匠の技を仕込んできたが、年下が上司になったことで匠の技が受け継がれなくなった。
- 匠の技を持つ中学生は今の日本に宝となりうる存在。愚直になれる根性のある中学生こそ、匠の技を受け継ぐべきであり、日本を救う力を持つ。
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>あるとき後輩社員が長年の感で異臭や普段には無い異音を感じたので、 大学卒の上司に報告をした。 その大学卒上司はデーターや数字を見て問題は無いと言い、機械設備を 止めず点検もしなかった。そして、大事故となった。 これは、笹子トンネルの天井板崩落事故に似ています。 異常を報告しても対応しない体質、対応できない環境 (人・もの・金が不足している)の両方があるようです。 他に、出荷検査の未検査、検査データの偽造なども 数多く発生しています。それも一流会社で。 何が不足しているか→それは、管理者、経営者が現場を知らない、 知ろうとしない、現場任せが要因です。 >年下が上司に成ったことで、匠の技が受け継がれなくなった。 これは、単に年下がと言うことではなく、年功序列が崩れた 結果だと思います。 崩したのは管理者や経営者でしょう。つまり、自社では匠の 必要性を感じていないと言うことです。 日本の経済は、ここが基礎で発展してきたと思います。現場力です。 設計はできても加工ができなければものは完成しません。 経営者はこのことをあまり重要視していないかも知れません。
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- hue2011
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産業と言う考え方をするなら、職人とか匠というのは否定すべき概念なんです。 そういうと喧嘩を売るのかと言うのかも知れませんが、あなたの言われている主張の中に微妙な矛盾があるのをお気づきじゃないでしょう。 職人の世界と反対の位置にあるのが「品質の世界」なんです。 どこが違うかと言うと、職人はその人の能力に価値があるのに対し、品質は製品の製造結果に価値を認めるということです。 私は品質の話をするときに必ず使うのはコカ・コーラというものです。 あれは、名古屋で飲んでも北見で飲んでも那覇で飲んでも全く同じ味です。 うまいかまずいかの話ではありません。まずいと感じる人もいる前提で言いますが、まずいならまずいなりに、オスロで飲んでもドバイで飲んでも全く同じなんです。これが「品質がいい」ということです。 岐阜で作ったホンダと和光で作ったホンダが動きが違うなら困るでしょう。どこの工場で作っても同じ機種は同じ癖を持ち同じ性質でなければならないのです。これが品質です。これは、組み立てたのが誰だという話にしたとしても同じことです。タミヤさんがねじを締めたハンドルでないといけなくてオオノさんの仕事だと乗りたくないなんていう車であったら、そんな自動車誰が買いますか。 どこで作られたか誰が作ったかなんて関係なく、ある名前の機種はまったく同じであることが要求されるのです。 それをするのは、マニュアル化されたチェック機能です。整備されたチェックシートをすべて埋めるように作業がなされ、全部が埋まっているか自体をチェックする担当がいて、立体的に見えるようにすることが必要です。 仮にこれをやってもなにかのインシデントが発生したら、その資料全部を分析すれば原因や対策が見えてきます。 この品質と反対なのが職人技、匠の芸です。 誰もが真似できない高度な技を持っているものがいて、その人に頼まなければ何もできないと諦めてしまうようなものです。 某ラーメン屋がありますが、ここの山岸さんという超絶的な職人さんの作るスープが絶品で、行列してみなが食べにきていた。 弟子がたくさんいて、のれん分けしてあちこちに同じ名前のラーメンやがあるんですが、行った人は「あれ」と思う。あの名人山岸さんの味じゃあないんです。 何が悪いのか全然わからない。 それは、山岸さんご当人がもう亡くなられたので二度と手に入らないモノなのです。 楽器でもなんでもそうですが、「上手い人」「素晴らしい人」と絶賛して聴きに行くならば、誰でもいいというわけにはいきません。オーケストラの一員として訓練した人をソロに立てても、何かが足りないのです。これが匠の世界の話です。 一方、工場のラインなんかで、ヤマギシさんが風邪で休んだからこの部品がちゃんとできない、なんていうのは許されることじゃなく品質の問題なんです。 新幹線の重要インシデントとか、ああいう話はどう考えても品質の世界の話です。定期点検をきっちりチェックシートでやっていたらそれは現れるわけで、それがあるのにかかわらず管理者が対処もせずにおいて事故を起こしたというなら管理者のチェック責任以外の何物でもありません。匠の世界の話ではありません。 ではお前は職人や匠の世界を否定するのか、と言われるかもしれないから言いますが、必要な局面はあります。 それは産業でいうとプロトタイプを開発するときに必要なんです。 いままで誰も見たことのない新しい製品を作るというときには、どういう風に作れというチェックシートも何もないところで、こうしたらいいんじゃないか、こういう実験をしてみよう、という火花を散るような開発が行われます。 これは、技術を熟知し腕で覚えている名人芸を持った人間でないとどうにもなりません。ここで匠が必要なんです。 で、試作品ができたとして、それをいろいろわざと変な風に扱って使ってみてケチをつけるのが判断工程と言うものです。 ケチをつけられたら職人はむきになってボロカスに言われないように修正細工を繰り返します。 どこかで、ああこれならいままでにない革命的な製品だと技術者も営業も経営陣も納得した段階で製品と認められます。 そうすると、いま実現したこの性能を保って大量生産するためのマニュアルや品質チェック項目、チェックシートがようやくできることになります。 そしてそのチェックシートが活躍するのは品質の場であって、もはや匠の世界ではないのです。 どういう風にお考えかわかりませんが、現在匠と呼べる人はそこそこの数字存在しています。 ただ、その人たちは工場でものを作ったりはしておらず、常に試作品を作り工夫を重ねているのです。 このレベルは日本が最も進化しています。 ちなみに、匠の技は、持っているものが他人に受け継がせるものではありません。持っていないものが持っているものから盗むものです。
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解ります。でも生産が追いつかず下請けに作らせている会社もいます。 私の言いたいのは、物が完成した後のことです。生産時の不具合や故 障の未然防止のための「第六官+感覚」で管理する人間が必要と思い ます。物に異物が混入していないか視覚、機械に異音が無いか聴覚な どです。
>すべてが便利に成り、技を磨かなくなつて、機械に任せている。 >その機械が何処まで正確に出来るのかマニアルだけで第六官が >解るのでしょうか。人間も不要に成るのでしょうか。 残念ですが、機械でできる範囲は決まっています。 それをこえる精度を求める時、人間の感性に頼るしかありません。
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最後の砦は人間ですよね。その人間が匠(第六官+感覚)を 磨かないと、ペーパー教育だけでは太刀打ち出来ないと思い ます。
- eroero4649
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スシローやくら寿司のような大手回転すしチェーン店では、お寿司のシャリは機械で握ります。人間がやるのは、その機械に酢飯を入れるだけです。 そのおかげで100円や200円でお寿司を提供することができます。世の中、そんなにグルメな人たちばかりではないので、みんな安い回転すしチェーン店に行き、何十年も苦労して修行した寿司職人さんは、銀座などのお金持ち相手の高級店を除けば廃業に追い込まれました。 今、医療現場で自動画像診断装置というものの研究が進んでいます。レントゲンやMRIなどの画像から、自動的に異常を検知して病気の発見をしようというものです。 この装置の素晴らしいところは、非常に小さな変化も決して見逃さずまた、絶対に「うっかり見落とした」ということが起きないことです。画像診断の精度はAIによるディープラーニングを導入することで、より正確性を増すことが可能です。その代わり、お察しのように医師の画像診断能力というのは失われるリスクがあります。医師は単なるオペレーターとなり、「機械が異常を検知したから異常」「機械が異常といわないから異常はない」という診断になりがちです。 この自動画像診断装置の普及を、止めることは不可能です。なぜなら一度システムを導入すれば常に正確に診断をするからです。「大学を出たての未熟な医師が重大なサインを見落とした」ということは絶対に起きないので、お金のある病院なら導入しない理由がありません。 とても残念ですが、いずれそういう匠的なものは様々な分野で徐々に失われることでしょう。そこに代わりにAIが侵食していくことなるだろうと思います。既に、地図を頭の中に叩き込んでいるタクシーのベテラン運転手よりカーナビのほうが信頼を得ています。どんなにベテランの運転手でも、うっかり道を間違えるという事は起きますからね。 ホリエモンはそこらへんの未来を見越して「寿司職人が何年も修行するだなんて無駄なことだ」とバッサリ切っていますね。私はホリエモンのその考えには賛成はしませんが、彼の予想する方向の未来になるだろうなとは思います。
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世の中便利に成りました。しかし、それらが故障したり 爆発する兆候を察知する能力があるのでしょうか。 まだまだ、人間の経験が必要だと思います。 回転寿司は確かに素人でも出来ます。何十年と苦労して きた職人は「人格・性格・礼儀そしてお客との会話」に も気品があると思います。匠が居ないから震災の復旧が 遅れ解らないまま建物を作り住めない住宅が出来たり、 橋が作れなかったりが起きるのです。回答者様の言われ るのは便利な者が出来れば、この世に人間は必要ないと 言うことですよね。 で
- potatorooms
- ベストアンサー率28% (3506/12498)
中卒大卒というより、現場を見ているか、数字を見ているかの違いかと。 技術が発達し、現場の技術をシステム化できるようになったとき、コンピュータのはじき出す数字を見て、現場を見ずに判断を下す人が業務の中核になって、一時、天気予報どころか台風の進路予報も当たらなくなった時期があったの覚えています? それ打開するために、さらなるコンピュータ化を進めわ現場の人の判断が要らなくなるくらいになって、やっと再びまともになってきました。 いなくなった人を惜しんでも仕方がないので、もう匠にもたよらないでシステム化できるようにAIやらディープラーニングやらが生まれて、技術を身につけるところからコンピュータがやるようになってきました。 中卒の人が1000人に数人、それも高校を退学して中卒になる人の方が多い世の中で、匠を人が実現するのは難しいかもしれません。
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学歴はともかく(昭和初期の話)一例として、現場で働く大工 の頭領からカンナやノミ・ノコギリなどの使い方を数十年かけ て覚える。これが匠なのではないかと思います。
- hemohemo0825
- ベストアンサー率13% (79/593)
そうですね。日本には熟練の職人を大切にする気風が無くなってしまいましたね。 ヨーロッパの様にクラフトマンシップを根付かせるべきです。さもないとモノづくり日本の伝統は終わりを迎えるでしょう。
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製鉄会社では、長年勤めた匠が定年に成り、初めて現場に来る 社員にいろいろ教えるのですが、1年で出来るものでは無く第 六官+感覚が教えられないので、事故を未然に防げません。時 々匠が定年に成っても現場に訪れ指導はしているようですが。
- nekosuke16
- ベストアンサー率24% (903/3668)
まさにそうでしょう。 今回のJRの重大インシデントの問題も、現場からの小倉付近から始まる焦げ臭いような異臭や、岡山で気付く異音を感じ、具体的な報告を受けながらも、そこに的確な判断を下さなかったのは東京の司令室であり、その判断は運行の継続。 現代っ子という言い方は違うのは、重々承知の上で、今の子たちは知識や技術については私たち過去のオヤジ連中をとっくに超えていると言いながらも、結果的にこうした判断を下してしまう現実がある。 その理由の一つが責任を負うことへの抵抗感。 頭でっかちで、何が一番重要かということを後回しにする。 今回のJRの問題は、一から十まで安全の問題であり、現実に起きた重大インシデントの背景には、そうした基本理念の欠片も無い。 あくまでも、管理者が現場を見下しているという現状を物語っている。 現代は、細かい分析や技術は継承しても、人間が本来持つ感性や感覚を駆使した技能というものが継承されていないのでしょうね。 人間の五感は機械にも勝るということを、甘く見ているのだと思いますよ。 あるのは利益のみ。 何か起きでからでは遅いという、石場氏を叩く姿勢が、既に企業内には存在しないのかもしれませんね。
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同じ意見で嬉しいですが、それが現実だとすると何を信じて良いのか 不安です。学校のペーパーで教える匠と現場で暑い日も寒い日も苦労 して体で得た匠の技とは大きな差があります。第5官+感覚は微妙に 難しい技術なので数十年かかります。
- demio
- ベストアンサー率13% (200/1473)
集団就職の中卒とは昭和40年代の話だとおもいますが 昭和も60年代の中卒を数人みましたが、そのころになると 中卒と言っても実際は中学にも不登校でほとんど行っていないのが実情で 算数の計算も機械にカタカナで書いてあるスタート、ストップの意味も 理解できないようでした、朝起きて学校に行く習慣もないので会社には すぐに来なくなりました まずは中学の学力と生活習慣を守る人間を作るのが先ですね
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昔の仲の良い友達は皆、就職に向けての意欲がすごかった。 高校や大学に行ける者はごくわずかで、頭は良いがお金が 無くて進学が出来なかった。そんなとき中学卒でも良い会 社に就職し、進学した者に負けない根性を出したものでし た。たとえば、中卒で自衛隊に入り定時制高校や通信制大 学で勉強をし、体力勝負で下士官や幹部に合格し定年まで 努めた隊員もいます。
- nannkaiporks
- ベストアンサー率26% (466/1765)
本当に匠・職人を軽んじてますよね。 こういった技を日本はすぐ機械で賄おうとする。 機械では感じれない職人の勘というものがあるのに。 ドイツでは匠・職人を保護しています。 それによってモノ作り大国として今でも良いものを作ってると思います。 かたや日本は匠・職人をないがしろにし、今ではメイドインジャパンの信頼まで失いつつある。 こんな状態でモノ作り大国日本などと言えますよね。 なにがクールジャパンなのでしょうね? こういう匠・職人の技は将来に残すべき財産だと思います。
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教科書だけで学歴だけで現場を語り、ぐちやぐちやにする有識者 東京都の豊洲問題でも建設側(現場組)と職員(ペーパー組)で 折り合いが上手くいかないのも事実です。
そうですね。 ブラックだブラックだと言っている人は、そういう仕事はそもそもできませんしね。 本当の技術を持っている人たちが大幅に減ってきています。 また、そういう仕事を評価しない傾向にあることも問題の一つですね。
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すべてが便利に成り、技を磨かなくなつて、機械に任せている。 その機械が何処まで正確に出来るのかマニアルだけで第六官が 解るのでしょうか。人間も不要に成るのでしょうか。
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その通りです。年功序列でもだめな人は居ますが、それなりに 匠を習得しているはずです。ただ、部下の扱いが下手な上司に なると部下が辞めたり、喧嘩したり違うところでの苦労があり ますけど。