NHK実践ビジネス英語2017年12月号Lesson17(5)のGraceさんの台詞からです。
It's part of a broader trend among companies to lighten the burden of chores for both male and female employees, as firms try to stay lean while expanding work duties.
「これは、企業の間で広まっている動向の1つです。男女両方の雑用の負担を軽減しながら、企業が無駄のない組織であり続ける努力をすると同時に、業容を拡大していく、という動向の一部なのです。」
テキスト訳では、as従属節を「という動向の一部です」と、part of a broader trendを修飾する関係代名詞のように訳しています。しかも、「動向の1つ」「動向の一部」と二重翻訳しています。
さらに、テキスト訳では、「すると同時に」と訳していますが、これはその後の"while"の転用のようにも見えます。また、接続詞asは、「理由」?「時」?
普通の日本語なら、
1)「業容を拡大していると同時に(while)、組織のスリム化の維持を図る為or時(as))」
ですが、頭から訳すと、
(2)「組織のスリム化の維持を図りつつ、その一方で(while)業容を拡大しているのでor時(as)」
となるかと思います。
[質問] 後ろから訳すか、頭から訳すかでwhileの意味は変わるものでしょうか?
接続詞whileは、次の2つの用法があると辞書にありました。
1 …する間、…するうちに、…と同時に
2 [譲歩・対象を示して] …のち、しかるに、ところが一方、同時に;とはいえ
Oxford Living Dictionary
https://en.oxforddictionaries.com/definition/while
1During the time that; at the same time as.
2Whereas (indicating a contrast)
Grace: Assistance for expecting and new parents may help new mothers stay on when they're at risk of dropping out and then regretting it later. It's part of a broader trend among companies to lighten the burden of chores for both male and female employees, as firms try to stay lean while expanding work duties. Some legislators and activist groups are backing a national paid leave program. @2017年12月L17(5)
P.S. when doing / while doingを調べていました。
接続詞のない分詞構文は、主節と分詞句の間に同時性があり、接続詞を持つ分詞構文は、加えられた接続詞に意味があるそうです。
whenの場合は、wheneverの意味で「反復性・習慣性」の意味を持つようになる。
一方、whileは、元々次の2つの意味があります。
(1)「する間」という時間的幅があり、主節の行為が繰り返し発現する可能性がある。
(2)「ところが一方」という譲歩を表す
残念ながら、まとまりませんでした。次の機会にでも…
※OKWAVEより補足:テーマ「実践ビジネス英語」から投稿された質問です。
明快な答えでなくすみませんが、以下のとおりお答えします。
>後ろから訳すか、頭から訳すかでwhileの意味は変わるものでしょうか?
⇒そうですね。訳す方向の違いが訳語に影響することはよくあるように思います。
本文のas firms try to stay lean while expanding work dutiesを前から訳すと、添付訳のように「企業が無駄のない組織であり続ける努力をすると同時に、業容を拡大していく」という感じで、後ろから訳すと、「企業が、その業容を拡大していく一方で、無駄のない組織であり続ける努力をする」とするのがよさそうです。
つまり、このwhileは、前から訳す場合は「~すると同時に、~する間に」とし、後ろから訳す際は「~する一方で、他方(では)」とするのが具合よさそうです。
なお、この場合のasは、「(例えば)~するように、~しながら」といったニュアンスでしょうから、「理由・同時性・例示」のどれでもあるような、まぜこぜでもあるような感じですね。(おっと、回答者にあるまじきことを言ってしまいました。)
以上、お粗末ながら…。
質問者
お礼
構文に関して「省略」にはまだ手が届きませんが、語義に関しては「熟語」からということで始めた私なりのNHK実践ビジネス英語のテキストを使った英語学習でした。
一番最初に取り上げた熟語が”make a point of”でした。それが不定詞形になると、”make it a point to”となり、make a point”が登場したのを見て、「成程、これが元なんだ」と気が付き、それから色々な熟語をNHKテキストの範囲で比較するようになりました。
いわば先生独り生徒一人の英語学習を続けていくうちに、当然のことながら質問者と回答者が同じ能力ですからやがてleveled off and in the rutを見せ始めていました。そういう時に出会ったのが、このOKWaveの投稿サイトでした。皆様のお蔭で色々なことを学ばせていただきました。
しかし、「何故だろう?」という疑問は尽きないものの、どう考えても最近は投稿質問の範囲を逸脱して来ていると感じています。また、今回の翌日の質問にも示しましたように、出典文献を探して読んでみると、まるで歯が立ちません。結局は、NHKテキストという教材の範囲で理解していただけだと気づかされました。
因みに、NetflixでMARSというイーロンマスク氏のSpaceX社を2016年に取材したドキュメンタリーと2033年を設定した火星への人類初の移住計画ドラマをミックスしたシリーズの第1作で、”in and out”が2~3回登場しているのを見て、「そうか」と恥じ入った次第です。当たり前ですよね。ま、気づけるレベルにまで達したと本人は喜んでいます。
Mistakes can be my best teachers.
“Real World”に踏み込むための何かいい方法がないかと探していたら、OKWaveの英語投稿の中には、一般文献からの質問も多く、皆様の丁寧な解説つきですから楽しみに読ませてもらっています。
I am but one fogy, jostling with other herds of equally well-matured, pampered guys whose sole purpose in life is to line your brains with stimulated joy.
暫く中断していましたが、いよいよ英語教室2年生を始めることとしました。最初に取り上げたのは”become”です。
自動詞become「~になる」ですが、形容詞と自動詞を同じように補語に取る多彩さの一方で、他動詞としてNHKテキストに登場するのは、”Your modesty becomes you.” の1例のみです。また、句動詞としては唯一Lucifer s1-01”の次のシーンです。
小学校の廊下で煙草を吸うLuciferに、横に座っているBeatriceが注意します。
Beatrice: I don't think you're allowed to smoke in here.
Lucifer: Oh, dear, what will become of me?
Beatrice: My mother is a police officer. She could arrest you.
第1稿ではまだ、まぜこぜでもあるような感じですが、これから「~になる」か楽しみにしています。
長くなりましたが、これまでのお礼を改めて述べさせていただきました。ありがとうございました。
お礼
構文に関して「省略」にはまだ手が届きませんが、語義に関しては「熟語」からということで始めた私なりのNHK実践ビジネス英語のテキストを使った英語学習でした。 一番最初に取り上げた熟語が”make a point of”でした。それが不定詞形になると、”make it a point to”となり、make a point”が登場したのを見て、「成程、これが元なんだ」と気が付き、それから色々な熟語をNHKテキストの範囲で比較するようになりました。 いわば先生独り生徒一人の英語学習を続けていくうちに、当然のことながら質問者と回答者が同じ能力ですからやがてleveled off and in the rutを見せ始めていました。そういう時に出会ったのが、このOKWaveの投稿サイトでした。皆様のお蔭で色々なことを学ばせていただきました。 しかし、「何故だろう?」という疑問は尽きないものの、どう考えても最近は投稿質問の範囲を逸脱して来ていると感じています。また、今回の翌日の質問にも示しましたように、出典文献を探して読んでみると、まるで歯が立ちません。結局は、NHKテキストという教材の範囲で理解していただけだと気づかされました。 因みに、NetflixでMARSというイーロンマスク氏のSpaceX社を2016年に取材したドキュメンタリーと2033年を設定した火星への人類初の移住計画ドラマをミックスしたシリーズの第1作で、”in and out”が2~3回登場しているのを見て、「そうか」と恥じ入った次第です。当たり前ですよね。ま、気づけるレベルにまで達したと本人は喜んでいます。 Mistakes can be my best teachers. “Real World”に踏み込むための何かいい方法がないかと探していたら、OKWaveの英語投稿の中には、一般文献からの質問も多く、皆様の丁寧な解説つきですから楽しみに読ませてもらっています。 I am but one fogy, jostling with other herds of equally well-matured, pampered guys whose sole purpose in life is to line your brains with stimulated joy. 暫く中断していましたが、いよいよ英語教室2年生を始めることとしました。最初に取り上げたのは”become”です。 自動詞become「~になる」ですが、形容詞と自動詞を同じように補語に取る多彩さの一方で、他動詞としてNHKテキストに登場するのは、”Your modesty becomes you.” の1例のみです。また、句動詞としては唯一Lucifer s1-01”の次のシーンです。 小学校の廊下で煙草を吸うLuciferに、横に座っているBeatriceが注意します。 Beatrice: I don't think you're allowed to smoke in here. Lucifer: Oh, dear, what will become of me? Beatrice: My mother is a police officer. She could arrest you. 第1稿ではまだ、まぜこぜでもあるような感じですが、これから「~になる」か楽しみにしています。 長くなりましたが、これまでのお礼を改めて述べさせていただきました。ありがとうございました。