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『家制度』ってなんですか?
こんにちはよろしくお願いします。 31歳(女)会社員(既婚)です。 今は、結婚すると男女がそれぞれの親の戸籍を 出て、新しい戸籍を作りますよね? だから、『嫁に来た』とか、『婿に入った』と いう表現はおかしいと、よく聞くんです。 それでお聞きしたいんですが、昔は 嫁に来る方が義父母の戸籍に入るような 制度だったのですか?婿に入る人が 養子縁組をするような制度だったのでしょうか? よく、『昔のお家制度の名残で・・・』と 聞くのですが、そういった制度はいつごろまで 続いていたのでしょうか?
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旧戸籍法では、 長男が戸籍の筆頭者となり、以下その長男がなくなるまで、全員がその戸籍に入る形でした。 つまり長男の配偶者もその戸籍、子供たちもその戸籍で、男子の子供が婚姻した場合は、その配偶者は入籍ということで同じ戸籍に入り、新しい戸籍が作られることはありません。 女子の場合は婚姻によりその戸籍を離れます。 これが長男が生きている限り何代でも同じ戸籍に入り続けますので、ひ孫、やしゃごと何世代も同じ戸籍に入ったわけです。 (特に養子縁組をする必要はありません。) 現在の戸籍法とは相当違う仕組みということです。 ちなみにその戸籍の筆頭者である長男がなくなると、長男の子供の長男に引き継がれます。
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- been
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誤解している向きも多いようですが、いわゆる「家制度」は明治初期に武家の慣習を制度化したものであり、決して日本古来の制度ではありません。ただ、長男の家督相続権や家長としての婚姻同意権などは農家が家族の労働力を統制するため役立つ面があったので、国民の大多数を占める農民はこれを受け入れ、急速に一般化しました。 家制度は複雑多岐な内容を含みますが、その柱は家産の帰属にあります。理念的には、一家の財産は個人ではなく「家」に属し、家長がその分配・使用を統制する制度です。具体的には、家督(家長の資格と権限は長男が単独で相続)、妻の無能力(未成年と同様、私法上の法律行為を行う資格がない)、家族の身分行為(婚姻、養子等)に対する家長の同意権(同意がなければ成立しない)などがあります。妻(家長たる妻を除く)は無能力なので単独で家を構えることはできず、結果として女は一生を親元で過す(男子がない場合、親が死去すれば家長となる)か、他家に嫁入りするしかありません。 この制度は、形式的には敗戦=現憲法成立によって消滅しましたが、人々の意識はそう簡単に変化するものではなく、田舎では、都合のいい部分だけ、いまだに温存されています。しかし、今は介護保険の時代です。いつまでも嫁のタダ働き(嫁には相続権がない)を当然視していると、本当に嫁の助力が必要なときに手痛いしっぺ返しを食うことになるでしょうね。
お礼
嫁ってほんとに立場が低いですよね・・・勉強になりました。ありがとうございます
- agboy
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ご自身は年齢的に、現在の戸籍でしょうけど、親御さんは、戦後改正された戸籍に記載があるかもしれません。 親御さんの本籍地で『改正原戸籍』を取ると、『家長制度』が見えてくるかもしれませんよ。
お礼
改正原戸籍っていうのがあるのですね。今度とってみます。ありがとうございます。
- blue5586p
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日本には昔から「家」の制度というものがあり、家では父親が「家長」と呼ばれ絶対的な権力者で、家族のものは皆、それに従わねばならなかったのです。 個人というものは、ほとんど尊重されず、職業選択も、結婚も、すべて家長に従わねばならなかったのです。 特に、女性の地位はきわめて低く、女性は「結婚するまでは父に従い、結婚してからは夫に従い、老いてからは息子に従え」とされてきました。 こうした「家」の制度は、戦後、民法改正により、ようやく制度上は廃止されました。 詳しくは、参考URLのページに解説されています。
補足
ありがとうございます。戸籍もやっぱり『家』ごとに一緒の物だったのですか?
お礼
ありがとうございます。凄い時代だったんですね。お礼遅れてすみません。