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離散数学の初歩的な問題の式の読み方について
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「~」は否定(でない)(普通は「¬」を使うけど...) 「∃x」は(右側の式を満たす)xが存在する 「∃x∈X p(x)」は、「集合Xに属するxで、p(x)を満足するようなxが存在する」 ¬∃x∈X p(x)は、つまり「集合Xに属するようなxの中で、p(x)を満足するようなものは存在しない」 「≡」は同値の記号 同様に、「∀x∈X¬p(x)」は、「Xに属する全てのxに対し、p(x)でないことが成り立つ。」 つまり、問題の式は、 「『集合Xに属するようなxの中で、p(x)を満足するようなものは存在しない』というのと、『集合Xに属する全てのxに対し、p(x)でないことが成り立つ』というのは同値」 という事。これを示せと言う事。 まあ当たり前ですが...
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- ddtddtddt
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初見じゃわかりませんよね(^^;)。数学ってこういう風に、ものすごく省略して書くんですよ。かっこで区切ると、こうなります。 ~((∃x∈X)p(x)) ≡ (∀x∈X)(~p(x)) (1) 述語p(x)は、xに関する条件式と考えて良いです。~は否定「・・・でない」を表し、≡は「・・・は・・・で定義する」の意味に使わる事が多いです。「同等」または「同値」の場合もあります。 で、本当は名前はどうでも良いんですけど、∃と∀は限定作用素とか量化子などと呼ばれます。∃は「・・・(p(x))を満たす・・・(x)が存在する」。∀は「全ての・・・(x)で・・・(p(x))が成り立つ」です。 なので(1)の意味は基本的には、 ~((∃x)p(x)) ⇔ (∀x)(~p(x)) (2) という事で、 「条件pを満たすxが存在しない」⇒「全てのxで条件pの否定、~pが成り立つ」 と読めます。逆から行くと、 「全てのxで条件pが成り立たない」⇒「条件pを満たすxは存在しない」 です。・・・いちおうOKですよね?(^^;)。 ところがp(x)のxに限定条件を加えたい場合があります。つまり、 ~((∃x)(x∈Xかつp(x))) ⇔ (∀x)(x∈Xかつ(~p(x))) (3) とかやりたい訳です。X≡{a1,a2,・・・}に属する(≡は=と考えてOKです)、x=a1,a2,・・・に対して(2)を考えますよと。これを、 ~((∃x∈X)p(x)) ⇔ (∀x∈X)(~p(x)) (4) と略記します。(∃x∈X)や(∀x∈X)の事を、特殊限定作用素とか条件付き量化子と言います。 さらに数学やその筋の先生達は大抵、こんなの「見てなれろ!」という態度に出るので、 ~∃x∈X p(x) ≡ ∀x∈X ~p(x) がドド~ン!と現れる訳です。Xとp(x),Xと~p(x)の間が、半角1文字分あいてるところが「ミソ」です(^^;)。さらにこの書き方では、≡と⇔が混用されてます。「定義した」なら「同値になるのは明らか」だからです。 つまり 3×2+1×4 を、3×(2+1)×4 と読む馬鹿はいるか?、という態度です。これだって「決まりだろ?」と。ひどいと思うけど、現実はそうです。