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「なり」「なる」「なれる」の漢字について
- 「なり」「なる」「なれる」の漢字について解説します。成れる、生れる、為れる、業れる、也れるなどが思い浮かびます。
- 辞典では「なる」は大抵「成る」とされていますが、ポジティブなイメージの連想が強く、ネガティブな場合に納得できません。
- 平仮名以外の漢字に置き換えることが可能か、その語源や由来などについて解説をお願いします。
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補足。質問意図をすこし外してしまったかもしれません。 Weblio古語辞典で「成る」 http://kobun.weblio.jp/content/%E6%88%90%E3%82%8B をひくと,その第1義として,(引用)「(別の状態に)なる。変わる。」というニュートラルな意味が書いてあります。例文はこの用法だろうと思います。 第2義以降には, (2)(地位に)就く。任官する。なる。 (3)実現する。完成する。 (5)実を結ぶ。生育する。実る。 などのポジティヴな意味が書いてあります。 goo国語辞典(現代語)には,「成る/▽為る」として, https://dictionary.goo.ne.jp/jn/165423/meaning/m0u/%E6%88%90%E3%82%8B/ 引用ーーーーーーーーーーーー 1 物事ができ上がる。実現する。成就する。 2 今までと違った状態・形に変わる。 ーーーーーーーーーーーーーー の順序で書いてあります。つまり,古語と現代語では,第1・2義が入れ替わるように解されます。
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- OK1723TRD
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「成る・為る :なる」は、抽象的にA→Bに変化することを表わす抽象動詞で、「成る・為る 」自体にポジティブ・ネガティブなイメージがあるわけではありません。 「自由になる」「病気になる」のように、対象、目的語により具体的な意味が決まるものです。 したがって、漢字の場合は「成る・為る」になります。■
お礼
なるほど、 「為」も本来は人の手によって変化するというような意味らしいですが、 確かに御回答のように、人の手が加わらない場合でも、ポジティブ・ネガティブ両面でも使われていますね。 参考になります。 ありがとうございます。
最初にお断りしますが,ぼくには高校卒業の学識しかありません 笑。 このフレーズは,逮捕されてきた容疑者に向かって, 「入道(=俺様)を暗殺しようとしたやつめ,とうとうこのざまだ」 くらいの意味でしょう。だから,漢字をあてるとすれば,逮捕されて身動きできない状態に「成る」じゃないですか。
お礼
私には年齢による記憶力の低下から学識が残ってなく…高校以下なんです。(笑) 「成」の語源を調べても「平定」とか「落着」とか「出来上がる」とか、どちらかと言えばポジティブな意味しかなく、 「このざま」とか「落ちぶれる」とかいうようなネガティブな意味は出て来ないんですよね。 …だから納得いってないんです。 「成」が一般的には正しいと認識され使用されてるようなので、貴方の回答を否定するつもりはありませんが、 ただ、それだけでは私の探求心が納得できないんです。 …回答ありがとうございました。
お礼
補足ありがとうございます。 この回答をヒントにより深く調べたところ… なんと! 象形文字の時代にはネガティブな意味も込められていた可能性が見えてきました。 ホコ(戈)の先には(動物、又は敵将)の首を刺して立て、 隣にクギ(丁)ではなくマサカリを置いて描いたとも考えられるのです。 多分、元来は事が成就したことを描いたものでしょうが、 そこには、殺したとか敵陣を破壊したという意味も込められていたのでしょう。 ですから元々の用法も何かに「成る」のではなく、 事が「成る」、事を「成す」だったと思われます。 それが(何かに)「なる」という誤用に始まり、現代のような何でも有りの用法にまで広がったのだろうという結論に辿り着きました。 …これで納得します。 この補足のニュートラルという解釈や第2義の解釈ががヒントになりました。 ありがとうございました。