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錯覚を見る
人間って目の端のものでも、ある程度物を認識しますよね。 例えば、目の端で動くものがあったりすれば、はっきりとは見えていないものの、反応したりします。 今さっきの出来事なのですが、電車から降りようとしたとき、ドア付近の女性がこちらを向いていたんです。 そのとき、それを目の端で確認していたのですが、その表情・・というか顔が、ものすごくグロテスクなまるでバリの神様(目が飛び出て歯がむき出しの奴)みたいに見え、私を見ているように感じました。 瞬間的に鳥肌が立ち、すぐにちゃんと見たら全然そんなことはなく、その女性は普通の顔で私の背中越しにつり革広告を眺めていただけだと認識しました。 それなのにあまりにショックで電車から降りた後気持ち悪くなりました。 自分の頭がおかしくなったんじゃないかと不安にもなりましたし、悪夢みたいに目に焼きついて気持ち悪くてしばらく立ち尽くしました。 なんでそんなものが見えたのか(自分の頭が見せているとは分かりますが)掘り下げて考えてみたいのですが。。 ちなみに本当によく私は見間違いをします。やっぱり目の端に見えるものが間違えて見えます。(小学校ぐらいから) 人の首だったり豚だったり・・ 視力はめちゃくちゃいいですし、精神的にも安定してる方だと思います。 質問は 「錯覚は何?」 「錯覚をおこさないためには」 「見えたものに意味はあるか」 「幻覚との大きな違い」 です。いろんなご意見お願い致します。
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じつのところ 錯覚や幻覚を厳密に定義するのは難しいことなのですが, とりあえず教科書的な説明をするなら 錯覚は対象の客観的性質とのズレが大きい知覚, 幻覚は対象が現前しない知覚ということになります。 目の錯覚=錯視は 一部の病的なものを除けば 生得的に備わっている正常な視覚機能の発現と考えられており, いわゆる見まちがいというのとは異なります。 また知識や経験に依存する部分は小さいため, 錯視を起こさないようにするのはまず不可能です。 錯視図形だと知りつつ眺めても 錯視は消えないというのがその証拠でしょう。 (参考URLにたくさんの事例が紹介されていますので,たっぷり楽しんでください) 一方,目の幻覚=幻視も見まちがいとは異なります。 そこに存在するはずのないものが当人にはありありと見えるのが幻視です。 その多くはLSD等の薬物誘発性のもの, あるいは精神病の症状として現れるもので, 病的な現象と見るべきでしょう。 では見まちがいとは何か? これは視覚系だけの問題ではなく, 高次の認知的判断の錯誤というべきものです。 いくら視力が良くても 目の端で見る周辺視の解像力は 視線を向けて見る中心視に比べれば劣ります。 その一方で弱い光や動きの検出には優れているのが周辺視の特徴です。 このようなあいまいさを持った情報が 時間的・空間的文脈情報と共に 過去の記憶や想像と照らし合わされ解釈をほどこされて 顔だ豚だといった対象認知がなされるわけです。 伝統的な心理学用語では統覚, いま風の認知心理学用語で言うなら概念駆動型情報処理というやつです。 誤りのリスクを常にはらんだこのような認知は 誰もが日常的に行なっていることですし, すぐに見まちがいだと気づいて修正が可能なうちは とくに心配する必要はないと思います。 見まちがいに気づかないまま過ごしてしまい 自分や他人に実害が及ぶようになったときには 医療機関(まずは眼科か)に相談してみてください。
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- sinnkyuusi
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「錯覚は何?」 脳の補正機能です。 正しく画像処理されていない(見えていない)部位を、勝手に過去の記憶(脳の引出し)の中から最も近い画像に置き換えてしまいます。 はっきりとは見えない暗闇の幽霊なんかもこの機能のせいです。 「錯覚をおこさないためには」 とりあえずはしっかり視覚で認識する事です。 「見えたものに意味はあるか」 はっきり見えなかった「何か」がその人の経験上、見たり想像したりした事のある画像に最も近かったので偶然置き換わっただけだと思います。 深い意味はないのでは? ただ、恐怖を感じている時は恐ろしいものに見えるとか、そういうところでの共通点はあるのかもしれませんが。 「幻覚との大きな違い」 今までの流れで大体わかるとは思いますが、以下のようになります。 認識しにくかったものを脳が補正するのが『錯覚』。 はっきり認識しているもの、または全く認識していないものに脳が修正を加えてしまうのが『幻覚』。 こんな感じでしょうか?
お礼
>>脳の補正機能 これはバリの顔と人の首はあてはまるなとは思うのですが、過去に見た「宙を浮きながら移動する豚」は補正機能とは程遠く、横を見ると間違えるようなものが何も無いんです。昔、盲点というので遊んだ記憶があります。 2つの絵の一つが消えるというものでした。 豚はその感覚に似ていて盲点で見ているような感覚です。なんなんでしょうか・・。これは何を補正?? >>しっかりと視覚で認識 そうですね。これもそのとうりなんですが、知りたいのは見間違いをしないようにするためには・・・ってことなんです。 全てを認識しながら生活は無理ですよね?(必ず視覚の端っこが出来ます。) なんらかの意識を持って(または持たずに)視覚を鋭く(または鈍く)し、錯覚をはじめから起こさず、ドキドキしたり不安になったりを防ぎたいんです・・・。 >>はっきり見えなかった「何か」がその人の経験上、見たり想像したりした事のある画像に最も近かったので偶然置き換わっただけだと思います。 ですよね!なんか安心です。あまりにグロイ顔だったので・・・大丈夫か私??とか思ってしまいました。ホッとしました。^^ 幻覚は経験ないのでどう違うのかはっきりしません。お話の通りとすると、「豚」は幻覚になってしまいますし。。(++) 詳しいご意見ありがとうございました!!
補足
幻覚を詳しく知りたいです。詳しい方お願い致します!! はっきりと幻覚ではない証拠が欲しいです。
- Heads
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それって・・・錯覚とかではなくて・・・ 霊感。 でゎないでしょうか・・・( ̄◇ ̄; 目の端に写る霊感で。。。はっと気づいて注視したら、なんともないふつうの光景とか・・・ごわ゛い゛ですヘ( ̄  ̄;ヘ)))。。。
お礼
う~んそれはどうでしょう?^^; 豚はともかく、人の首(ボールとか)・バリの神様は明らかに霊でなくって見間違いです。。。 予想していた反応ではありますが^^ ありがとうございます。
お礼
錯覚と幻覚と見間違いをごっちゃにしすぎてしまったようです。(特に錯覚・錯視と見間違いを一緒くたにしてましたね) でもこの回答のおかげではっきりと違いが分かりました。 >>すぐに見まちがいだと気づいて修正が可能なうちはとくに心配する必要はないと思います。 そうですか!本当にほっとしました。見間違いは数々経験してきたのですが、今回(バリ)はあんまりにもはっきりとした見間違いだったので、こんな大げさな質問になってしまいました。 でも、そんなことから興味が沸き、結果いろいろ勉強できて良かったです。 回答を参考に「高次の認知的判断の錯誤」、これを自分なりにもうちょっと掘り進めようと思います。なにやらつつけば色々面白いものがでてきそうです。 本当にありがとうございました!! (サイトも分かりやすかったです。これが錯視ですね。納得です)