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日本は100年前の骨董機関銃M2をなぜ作れない
なぜ自衛隊は「暴発する木銃」を使うのか http://toyokeizai.net/articles/-/52889 戦闘機や原子力空母のような高度兵器開発に手を出せないのは理解できるのです でもほかの国が50年前から大量生産できているものを現代日本の一流企業がお金をかけて作れない理由は何でしょう
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- RikugunEiseihei
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質問者さまはモノ作りや製造現場というものを充分に理解しておられんように思います。設計図と材料と加工機械さえあれば製品が出来ると考えておられるのでしょう。しかし実際の製造現場というのはそれだけではだめなのです。 ご紹介されておるニュースを執筆している軍事ジャーナリストの方も、まじめに日本の防衛力を心配して書いているのはわかるのですが、産業分野に関する知識はイマイチだと感じました。 優秀な頭脳の技術者が慎重に設計しても、過酷な状況で長期間酷使してみてはじめてわかる問題点というのが出てくるものです。したがって性能や耐久性まで高い物を生産しようと思ったら、問題点を生産現場にフィードバックして材質や加工方法や仕上げなどあらゆる面の改善が欠かせません。 自動車メーカーが国際的なレースで勝利を目指すには、何年も参戦を続けて過酷なレースの中で技術を磨いてはじめて勝利に結びつきます。 兵器の場合は戦場の過酷な状況で壊れるまで酷使されて、はじめて通常のテストではわからなかった問題点に気づくことがあると聞きます。ベトナム戦争の時にアメリカ軍がありとあらゆる兵器を投入して巨大な実験場とし、そこから軍事技術が格段に進化した事も知られております。 ほかの国が50年前から大量生産できているものを現代日本の一流企業がお金をかけても作れないのは、平和が永く続いたからだろうと私は思っております。
- SPROCKETER
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作れないのではなくて、作らない方が良いからではないですか。100年前の機関銃なんて、いつ暴発事故を起こすかわからない代物ですからね。 テレビアニメ「ルパン三世」が使っているワルサーP38は暴発事故が多くて、ドイツ将校は怖くて撃とうとしなかったと言われるぐらいだったようです。改良型が出るまでは使えない拳銃でした。 暴発と言うと、指や手が吹き飛んだり、失明、脳の損傷などを起こして死亡するケースもあるほどの重大事故が多いのだそうです。現在の銃でも暴発事故は無くなっていません。 古い銃を作るのはやめた方が良いでしょうね。50年前から使われている自動小銃と言えば、旧ソ連製のAK-47がありますが、生産中止になったのに密造が絶えずに、現在も生産が続いているそうです。これも暴発しないわけではありません。 なぜ古い銃を生産するのかと言えば、貫通力が大きくて、通常の銃弾でも装甲車の装甲を撃ち抜けるのと、反動が少ないので、女性や子供でも撃てるなど、長所が多いからのようです。M2はAK-47のような長所が無いので、生産に向かないのでしょう。
- ithi
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pakupakupakuri さん、こんばんは。 10式戦車、90式戦車、74式戦車、61式戦車すべて装備しています。日本では住友機械工業がライセンス生産しています。ライセンス契約しているのはベルギーのFN社です。どうもこの機関銃は人気があり扱いやすいようで、後数十年は使用していくようです。ブローニングさんは大発明家ですね。 M2 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0M2%E9%87%8D%E6%A9%9F%E9%96%A2%E9%8A%83 90式戦車 https://ja.wikipedia.org/wiki/90%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%BB%8A 74式戦車 https://ja.wikipedia.org/wiki/74%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%BB%8A 10戦車 https://ja.wikipedia.org/wiki/10%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%BB%8A 61式戦車https://ja.wikipedia.org/wiki/61%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%BB%8A
- eroero4649
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銃って、意外に難しいものみたいですよ。あたしゃ技術的な理由までは分からないんですけどね。 アメリカ軍で幅広く使われているM4ライフルは、構造的に弾詰まりを起こしやすいという欠陥を抱えています。これはM4ライフルの原型のM16ライフルの原型であるAR15のときからずーーーっと抱え続けていた問題です。だからアメリカ軍はドイツの銃器メーカーであるヘッケラー&コッホ社にM4の改修を依頼して、それはHK416となりました。HK416は値段が高いので、特殊部隊にのみ支給されています。アメリカ軍の一般兵士に手渡されるのはM4ライフルです。 もっとひどいのはイギリス軍のL85ライフルで、設計上の構造は優れていたはずだったのですがもうどうにも弾詰まりがひどく、湾岸戦争のときは撃つより確実だと着剣突撃されたくらいです(註:ちょっとウソ入ってます・笑。湾岸戦争でイギリス軍が着剣突撃したのは事実です)。イギリス軍は当時のお金で150億円もかけてL85を改修したのですが全く改善せず、ついにドイツのヘッケラー&コッホ社にL85の改修を依頼しました。困ったときのドイツ人ですね・笑。 ところがヘッケラー&コッホ社はサンプルのL85を見ると「これは、無理ッス」と断られてしまうという前代未聞の珍事も起きてしまう始末となりました。 L85は「なんかねえ、名前がよくねえと思うんだ」となったのかいつの間にやらSA80と呼び方が変わっていたのですが、今でも元気にイギリス軍制式ライフルとして使われております。アフガニスタンなどに派兵されたイギリス兵も使っています。 ところが世界でも最も精強な特殊部隊のひとつとして名高いSASではL85(SA80)は使われておらず、M4やHK416が使われておりますです、ハイ。 軍隊というところもお役所のひとつでございますのでかような絵に描いたようなお役所仕事っていうのはどこの軍隊、それこそアメリカ軍でもイギリス軍でもドイツ軍でもどこでもある話ですよ。