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浮世絵の魅力
浮世絵の魅力はどういうところでしょうか。また、創始者はだれなのですか
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Ryugennさん おはようございます。 回答No.3の者ですが、補足をします。 以前雑誌で、過去1000年でもっとも影響を与えた人物100人が選ばれました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95_(%E9%9B%91%E8%AA%8C) どのような基準で選んだか分かりませんが、日本では唯一、葛飾北斎が選ばれています。 私も北斎の浮世絵は好きですが、歌川広重も好きです。 北斎は主に自然を中心に描きましたが、広重は自然と共に人を重視しました。 なぜ、広重は人を重視したかというと、広重はまだ少年の13歳の時、両親を1年のうちに立て続けになくし、不遇の人生を送ったそうです。 その人生から、永遠に続く時の中で、限りある人生を、相互に愛し、憎しみ合う、人の「人生の無常観」が浮世絵に込められているのではという考えがあります。 これは、日本人の人生観として、受け継がれているものです。 しかし、広重の名作は、名前は忘れましたが、江戸時代に、どこかの藩が財政危機に陥り、お金を借りなければいけない時、藩として広重の絵を借金のカタにしてお金を借りたそうです。 このような知識を持って観れば、少しは、浮世絵の見方も変わるのでは。 ベストアンサーはどうでもいいですが、ryugennさんの回答から感想をお礼にて聞かせてくだされば幸いです。
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- amenhotep2000
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Ryugennさん こんばんは。 字でも書いても絵は難しいと思いますから、具体的作品を参考に回答いたします。 もちろん私の主観での浮世絵の面白さです。 葛飾北斎の「富嶽36景・江の島」です https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai043/ 鎌倉の江の島は有名ですが、浮世絵では、海の干潮時に江の島に歩いて行ってます。 現在では、橋を使わないと江の島には行けません。 これも葛飾北斎の「富嶽36景・甲州三島越え」です。 http://www.k-hokusai.com/%E7%94%B2%E5%B7%9E%E4%B8%89%E5%B3%B6%E8%B6%8A/ 木の周りに何人の人が手を広げているかを見てください。 ここが北斎の技量と思いますが、いかに木の幹が大きいかを想像させられます。 現在において、こんなに大きい木は見られるでしょうか? 国有地の国有林にあるかもしれませんが、ちょっと脱線しますが、姫路城の改修の時、城の大黒柱となり得るような、国有林の太い樹齢が長い木を切ってみたら、中がすかすかで使い物にならなかったそうです。 これは歌川広重の「両国花火」 http://park19.wakwak.com/~edo-rekishisanpo/hannabi.html 当時はまだ、花火は現在ほど進化しておらず、あまり多様な色が出せなかったことがわかります。 以上のように、現在と江戸時代の違いがわかり私は楽しいです。 最後は菱川師宣の「見返り美人」 https://www.google.co.jp/search?q=%E8%A6%8B%E8%BF%94%E3%82%8A%E7%BE%8E%E4%BA%BA&tbm=isch&imgil=xBK-mwtZtvLGIM%253A%253BxkAXM5psExpZBM%253Bhttps%25253A%25252F%25252Fdetail.chiebukuro.yahoo.co.jp%25252Fqa%25252Fquestion_detail%25252Fq14116390094&source=iu&pf=m&fir=xBK-mwtZtvLGIM%253A%252CxkAXM5psExpZBM%252C_&usg=__GG5ZEG5fW11NLMBtvt1fXy8amO8%3D&biw=1366&bih=651&ved=0ahUKEwjbspyOlpfTAhWBxLwKHQJTDPAQyjcIQA&ei=2A3qWNvmJ4GJ8wWCprGADw#imgrc=IYUagebIOTjl9M:&spf=200 私は小学生の頃、切手のコレクションを楽しんだことがありますが、この切手は1万円以上で、私の小学生のお小遣いでは、とても買えませんでした。 見どころは、人物だけではなく、着物の柄を見てください。よく、ここまで細かい精緻な作業をすると思います。 浮世絵は、作品の図柄を考えた人の名前しか残りませんが、多色の版画のため、何枚もの版画の、ずれのない板を削った職人や、摺師という、版画を刷った無名のプロの職人がいたことにより、作品になったことを考えてください。 私はそのような無名のプロの職人達のことを思いつつ、浮世絵を見ます。 参考まで。
お礼
ありがとうございます 一人ではできない作品というところが面白いですよね
- alaba
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浮世絵の創始者は菱川師宣という人です http://kyonan-info.jp/hishikawa/ >幼い頃より絵を描くのが好きだった師宣は、家業を手伝い、刺繍の下絵などを描くかたわら、漢画や狩野派、土佐派などの諸流派に接し、独学で画技を磨きました。 その後、江戸に出た師宣は、まず版本の版下絵師として活躍。文章を少なく、挿絵を大きく取り入れた絵本で、江戸の庶民の人気を獲得しました。さらに鑑賞用絵画としての木版摺りの一枚絵を手がけ、絵画文化の大衆化に貢献しました。これが後の浮世絵版画のもととなったのです。 師宣は、江戸の庶民を題材とした風俗画を描き、その情報発信にも着目していました。肉筆画においても、歌舞伎や吉原遊里の風俗をこまやかに、色鮮やかに描き、「見返り美人図」に見られるような独自の女性美を追求し、「浮世」と呼ばれた当時の世相にマッチした新しい絵画様式を確立しました。 また師宣は故郷保田をこよなく愛した絵師でもあり、落款には「房陽」「房國」と冠称し、房州生まれの絵師であることを誇示したり、保田の別願院には父母や親族の供養のための梵鐘を寄進しています
お礼
ありがとうございます
- kompany
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絵師、彫師、摺師の三者による協同作品というところがとても面白いですね。それぞれが一流の仕事をしないとすばらしいものができない。題材も演劇、古典文学、和歌、風俗、地域の伝説と奇談、肖像、静物、風景、文明開化、皇室、宗教など多彩です。 また、ゴッホなどの有名画家にも大きな影響を与えています。 http://www.ukiyo-e.jp/gogh/1 >印象派画家の中でもとりわけ強くジャポニスムの影響を受けた画家が、かのフィンセント・ファン・ゴッホです。 日本の浮世絵に傾倒し、貧しい生活の中でも500点近くもの浮世絵を収集するほどの熱心さでした。 そのゴッホの浮世絵コレクションを手助けしたのが、パリの画商で働いていた実弟のテオです。 ゴッホは生前、この弟テオをはじめ、妹や友人たちと頻繁に手紙のやりとりをしていました。 これらの書簡はいまも大切に保管されていて、当時のゴッホの生活ぶりや思想を詳しく知るための貴重な資料となっています。
お礼
ありがとうございます
お礼
ありがとうございます 北斎と広重の作品にはそのようなちがいがったのですね。とても参考になりました