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忘れてぞ「経し」の読み方。
いつもお世話になっております。 阿部次郎さんの俳句に 「漱石忌忘れてぞ経し師走月」 というのがあります。 ひらがなを当てると 「そうせききわすれてぞ〇ししわすづき」 となると思うのですが、 「経し」の読みがはっきりわかりません。 いろいろ調べると「とし」と読むことが一番確率が高そうなのですが、 確証がなかなか得られません。 この句においての「経し」をどのように読むかにつきまして、 ご教示いただけたらありがたいです。
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「へし」でしょう。 「古今著聞集」に前九年の役の際、衣川の館(たて)から敗走しようとした安倍貞任に向って源義家が「衣のたてはほころびにけり」と詠みかけたのに対し、貞任が「年を経し(へし)糸の乱れの苦しさに」と上の句を返答したという有名なエピソードがあります。
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- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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「漱石忌忘れてぞ経し(ヘシ)師走月」でしょう。 漱石忌を忘れて月日が経って(たって)しまって、もう十二月になった。 という意味でしょう。 三太郎にあったのですか?
お礼
ご回答ありがとうございました。 回答者様4名とも「へし」と読むとおっしゃられておりますので、 ここは「へし」に確定かとおもいます。 ちなみにこの歌は、宇多喜代子さんの書かれた「名句十二か月」という本に掲載されていたものです。どの歌集なのかはわかりかねます。
- kuma56
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へし・・かな? ひょっとすると、 ふし・・・かも??? 参考 http://dictionary.goo.ne.jp/srch/jn/%E7%B5%8C/m0p29u/
お礼
ご回答ありがとうございました。 なるほど、ご回答いただいたみなさまから「へし」というご指摘はいただいたわけですが、文語形では「ふし」とも読むようですね。 ご情報大変参考になりました。
- SPS700
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「へし」(月日が経った)という意味の「へる」(下記)ではないでしょうか。 http://dictionary.goo.ne.jp/srch/all/%e7%b5%8c%e3%82%8b/m0u/
お礼
今回4名の方にご回答いただいて、みなさま「へし」であるとのご判断でした。どうもありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 実例を挙げてくださって大変理解が助けられました。 「へし」だと語韻としてちょっとおかしいかな?と思ったのですが、 そんなこともなかったですね。