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3.3日の毎日新聞の川柳

いつもお世話になります。毎日新聞に万能川柳というのがあって3月3日の秀逸句は「父を見る初めて娘らしきこと」というのですが意味がわ かりません。よろしかったら教えてください。 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/senryu/

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  • mackbogey
  • ベストアンサー率31% (32/102)
回答No.1

秀逸に選ばれるほどの川柳ではないと思いますが、私が推理する情景とは、以下のようなものです。  娘と父との関係は、小学校高学年を境にがらりと変わるはずです。娘は年頃になると、男女関係と言うのは、清潔とはほど遠い、きわめて隠微なものであると言うことに気が付きます。  すると、父親と真正面から向き合う、お互いの目を見つめ合うということは、ほとんどしなくなり、父親の姿を見るという行為さえも放棄してしまいます。そういう父親を疎外する感情は、遅ければ20歳ごろまで、続くのではないでしょうか。  そして、ふと、ある瞬間に、どうして自分は父親の存在を、かくも無視してきたのだろう、と気づき反省します。  そして、じっと父親を観察してみた。なるほど、疲労の色も浮かんでいる、かなり苦労してきたんだわ。そんな感慨を持つことは、いままでなかったこと。この娘の私が忘れていたことではなかったか……。

kokutetsu
質問者

お礼

なるほど。そのように解釈すると奥深い良い句のような気がしてきました。選者の選ぶ良句と自分がいいと思う句は異なることが多いです。きっと自分の鑑賞力が低いからでしょう。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • ANASTASIAK
  • ベストアンサー率19% (658/3306)
回答No.2

No.1の方の鑑賞とは視点がちがいますが、私はこう読みました。 句に省略されている言葉を補ってみると、  父を見る 初めて 娘らしきこと(をいい) のようになるかと思います。父親の側から見た感慨です。 普段は家に寄り付きもせず、遊び回っていた娘。注意しても一向 に親の言うことなど聞こうともしない。 そんな娘が、結婚式の当日、「お父さん」と言って父の顔をまじ まじと見つめて、殊勝なことを言い出した。「お父さんの娘でし あわせでした」などという娘に父親として複雑な気持ちがよぎった。

kokutetsu
質問者

お礼

すごくドラマチックな場面だったのですね。いろんな解釈を楽しめるというのも良句の条件だと思います。ありがとうございました。

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