BASKETMMさん こんばんは。
私も最近、調べて知ったことで、この道の専門家ではないので、どこまで正確な情報であるか、わからないということを承知した上で回答を読んでください。
しかし、私はネットの情報はまったく当てにせず、自分の足で図書館で本を読んで情報を集めます。
BASKETMMさんは、ご存じと思いますが、万葉集は、ひらがなではなく、万葉仮名という漢字の訓読みで書かれています。
図書館の書庫をあさったところ「校本萬葉集」なるものを見つけました。
無論、旧字体です。旧字体の「書肆(ショシ)」とは「本屋」という意味がわからなければ、解読できません。
この、本の一巻の初めに、万葉集編纂の歴史が書かれています。
概説すると、明治の終わりから大正の初めにかけて、佐々木信綱らにより東京帝国大学国語研究室において編纂されたようです。
原本は
「桂本」「藍紙本」「金沢本」「天治本」「元暦校本」「嘉暦伝承本」「伝壬生隆祐筆本」「神田本」「伝冷泉為頼筆本」「細井本」「活字無訓本」「西本願寺本」「温故堂本」「東京帝国大学本」「大矢本」「金沢文庫本」「京都帝国大学本」「活字附訓本」「類聚古集」「古葉略類聚鈔」
であり、この部分の断片を継ぎ合わせ、7年かけて編集したそうです。
しかし、この編集した原本がなくなったら水の泡となるので、その後、数年かけて写しを書いたそうです。
そして、大正12年に、校本萬葉集20巻4882貢の印刷したものが出来上がり、いよいよ発刊と思ったら・・・。
大正12年に何があったか、調べてみてください。
関東大震災です!!!
すべて、燃えて灰となってしまった・・・。
しかし、原本を写真で記録しておいたものや、写しを書いていたおかげで、なんとか発行にこぎつけ、現在に生きる我々は、簡単に万葉集にふれられるというわけです。
このような、歴史を知った、私は、専門ではありませんが、日本人なら「万葉集」の少しは理解していないと、偉大な故人の方々に申し訳ないと、気分転換に「万葉集」にふれています。
旧字体なので、私の回答がどこまで正確か分かりませんので、図書館に行って「校本萬葉集」を調べてみてください。
補足
情報をいろいろ有り難うございます。 幸いにして、わたくしは出身校の近くに住んでおりますので、【校本萬葉集】などには 簡単に触れることが出来ます。大学図書館まで500メートル!! 一番古い物は1925年刊となっております。大正15年ですね。 近いうちに見てきます。(読んできますと書かないところが、問題です。) リケロ(理系老人)はヒマですが、手を広げすぎで..... 頑張ります。今後ともよろしく。