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【メタンガス】地球温暖化で地下、地中に存在していた

【メタンガス】地球温暖化で地下、地中に存在していた固形のメタンガスが海中温度が上がり溶け出して気化して地上の空気中にメタンガスが今まで眠っていた動いていなかったメタンガスが吹き出すと言われています。 空気中に地下にあったメタンガスが吹き出してくると地球はどうなりますか? なぜメタンガスが増えると地球温暖化になるのですか? 地球温暖化になるからメタンガスが増えるのでは? メタンガスが増えると気温が5℃上がって、大雨、大風も増えるという。 メタンガス放出によって雷は1.5倍になるそうです。 なぜ増えるのか教えてください。

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  • sailor
  • ベストアンサー率46% (1954/4186)
回答No.1

まず、メタンガスや二酸化炭素などの温室効果ガスによって気温が上がるメカニズムですが、これには赤外線の波長が関係あります。 赤外線と言っても近赤外線(可視光線に近い波長の短いもの)から遠赤外線(マイクロ波などに近い波長の短いもの)まで含まれているのですが、メタンガスや二酸化炭素などは波長の短い赤外線は透過するの対して波長の長い赤外線は反射するという特徴があるのです。 そして赤外線の波長は発生源の温度によって決まるので、太陽からの赤外線は太陽の温度で決まる波長のため波長の短い赤外線となり、大気中の温室効果ガスの層も問題なく通り抜けて地表に達します。その赤外線によって温まった地球から放出される赤外線は太陽のように高温ではない地球から出ているため波長がずっと長くなり、温室効果ガスによって反射されて地球に戻ってきてしまい地球から出て行き難くなるのです。その結果として入って来る熱量と出ていく熱量のバランスが崩れて温度が上がるということになるのです。 メタンガスが先か温度上昇が先かということについては定説では温暖化が先であると言われています。メタンの発生源は微生物などの作用によるものや火山の噴火などによるものが主ですが、これらの結果で生じた温度上昇により微生物の活動が活発化したりメタンハイドレート(メタンの分子を水の分子がまるでカードハウスのように包み込んで固体化したもので高圧で低温の深海などに存在します。温度の上昇や圧力の低下などによって容易に水とメタンに分解します。)の崩壊を招き大量のメタンが大気中に放出されることも起こりえますので、引き金は温暖化でその後それがきっかけとなってさらに温暖化が加速するという状況になるかと思われます。 大雨や雷・嵐などの発生が増えたり強大化する原因は、これらの気象現象の原動力となるのが熱エネルギーであるということに起因します。例えば台風ですがこれは海表面温度が高くなって多量の水蒸気を含んだ上昇気流ができることが切っ掛けとなり発生しますが、発生後も海表面の温度が高い状態が続くことによって発達していきます。この原動力は言うまでもなく太陽からのエネルギーです。太陽からのエネルギーを閉じ込める温暖化はこれらの現象をより激化させる原因になるということです。あぁ、大事なことを忘れるところでした。先ほどから熱エネルギーの話をしていますが熱エネルギーが他のエネルギーに変換されるためには温度差が必須なのですが、この温度差も温暖化によって大きくなるのです。赤道直下のようなところで大きく温度が上昇し極点などではそれほどでもないという状況が起こります。これによってできた温度差は現在よりも大きくなるため大気の循環や海水の循環が大きく変化しそのため非常に剥がしい気候変動が起こりうるのです。 これは極端な例ですが、極端な温暖化のため大気温度が500℃ぐらいある金星では風速が音速に近いとんでもない台風のような物が常に発生しています。 おまけ、地球の温度を左右するのは温室効果ガスなどような大気成分だけではなくミランコビッチサイクルという物によっても起こります。これは太陽と地球の距離が一定ではなく周期的に変化するために起こるものです。地球の軌道は太陽を中心とした円形ではなく、太陽を一つの焦点(楕円には二つの焦点がある)とした楕円形であり、この楕円のアスペクトレシオ(縦横の比率)が周期的に変化するために地球と太陽間の平均距離は1800万キロ程度の変化があることが知られています。この周期は太陽系の他の惑星の引力などの影響で一定の間隔ではなく数万年から数十万年程度の不定期の周期で変動します。温暖期や氷河期のような大規模の気候変動の大きな要因とみられています。 因みにミランコビッチサイクルでの現在の地球は温暖期でも氷河期でもない中間の状態にあり徐々に温暖期の方向に進んでいると見られています。

japanway
質問者

お礼

みなさん回答ありがとうございます 勉強になります

その他の回答 (1)

  • SPROCKETER
  • ベストアンサー率26% (2125/7983)
回答No.2

 メタンガスの放出ですが、放出量が変化するだけで、大昔からずっと続いている現象です。今になって起こった現象ではありません。もっとも、地球温暖化でメタンガスの放出量が増え続けているのが問題視されているわけです。  しかし、メタンガスは大気中の酸素によって燃えるので、長期間安定して存在出来ません。徐々に燃焼して失われる物質です。フロンガスや二酸化炭素のように安定して存在する物質の方が温暖化への影響が大きいのです。  地球温暖化が進むのは石油を燃やし続けて二酸化炭素が増え続けている現代文明に原因があります。過去に石炭火力全盛の頃にも、大気中に煤塵が増え続けて呼吸器疾患が増え続け、死亡者まで出す事件が相次ぎ、石炭火力の見直しに繋がった時代もありました。今は、それが石油火力に変わっただけの話です。  化石燃料の種類を変えても、新たな環境問題が起こるだけで解決にはなりません。今は、石油を燃やすのをやめて、メタンガスを燃やすメタン火力に変えようとしています。メタンガスは危険という考え方は、石油火力問題を誤魔化す為の情報操作かもしれませんね。メタンや水素の方が分子量が小さいので、放出される二酸化炭素量が減り、地球温暖化は抑制されるという論理ですが、これも抜本的な解決策とは呼べないでしょうね。

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