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宗教は何の役に立っているのでしょうか?
宗教は何の役に立っているのでしょうか? 日本という国が、世界的には犯罪の少ない国に入ると聞きました。おそらく日本人の大部分は宗教など意識して暮らしていないでしょうから、その日本で犯罪が少ないのなら、宗教は「犯罪防止」には何の役にも立っていないと言えると思います。 無宗教者の多い日本という国が、国民のモラルの高い国であるのならば、宗教は「道徳」の向上にも役に立っていないと思います。 それならば、宗教は何の役に立っているのでしょうか?
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- ithi
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eehudob さん、こんばんは。 20年前の宗教学では宗教は信仰を通して道徳教育を行っている。例えば、人殺しはいけないとか、人のものを盗んではいけない。とか言った徳目を広めているから、社会に有益である。という肯定的な結論が一般的でした。また、この国の犯罪率が他の先進国に比べて断然少ないのもそのおかげであるといわれてきました。しかしながら、ただ、それだけでは語れない部分があると思います。例えば、犯罪を犯して刑務所とかに入っていた元受刑者の方とかを受け入れる社会のモラルの余裕のようなものが昔は多分にあったと思われるのですが、 最近の不況下ではそういう部分がだんだんなくなってきていると思います。 つまり、うまく表現できないのですが、表面は宗教。裏面を社会的規範がワンセットで補っていたのだと思います。しかしながら、前述の状況下により、宗教は道徳だけの形骸化したものになり、裏面の社会規範が疲弊してしまった今、ますます、世の中は神も仏もなくなり、渡る世間は鬼ばかりになってしまってきていると思います。 宗教は形ばかりのものになってきていると思います。
- rokutaro36
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(Q)宗教は何の役に立っているのでしょうか? (A)人々の判断基準の一つでしょう。 「困ったときの神頼み」という言葉もあります。 (Q)無宗教者の多い日本という国 (A)いいえ。 日本人ほど、一人が多数の宗教の影響を受けている国民は、 世界でも例を見ないでしょう。 例えば、葬式は仏教、頼み事は神教。 結婚式はキリスト教などなど。 もっと身近で言えば、 クリスマスにはプレゼントを交換するだけでなく、 多くの人は、これがキリスト教の儀式だと知りながら、 それを生活に取り入れていることに違和感がない。 正月におせち料理を食べるなど、「節句」というのは、 神教の影響です。 家を建てるときには、地鎮祭。 海開き、山開きも宗教的儀式です。 一神教では、他の宗教を排除するような場合もあります。 日本のように色々な宗教が混在していることで、 自然に、多様な価値を認めるような素地ができている のかもしれません。 世界的に見れば、経済的に恵まれている国であることも、 犯罪が少ない理由の一つだと思います。 いずれにしても、宗教と犯罪件数を単純に結び付けられる ものではないと思います。
- eruviin
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日本人のモラルには神道や仏教の要素は強いと思います。神罰、天罰、仏罰や、因果応報などなど。初詣にも何千万人とかで、わりと神様が身近な国なんじゃないでしょうか。 宗教については弱い立場の人の心の支えや救済になると思います。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
その日本で犯罪が少ないのなら、宗教は「犯罪防止」には 何の役にも立っていないと言えると思います。 ↑ 日本にも宗教はありますよ。 神道などはその代表です。 しかし、神道はキリスト教などと異なり、 教義も経典もありません。 神道の信者という意識すらありません。 日本人の習慣、考え方に化しています。 それで意識しないだけです。 潔いこと、清浄さなどが美徳とされるのは 神道の影響です。 また、日本で役に立っていないから、世界でも ということにはなりません。 日本は集団主義の国ですから、人々がお互いに 牽制し合うことにより秩序を保っています。 俗に言う、世間に恥ずかしい、なんてのがその例です。 しかし、個人主義的である欧米などでは、こうした 手法は通じません。 神様を持って来て、その威嚇により秩序を保つ 必要があります。 だから英国では、小学時代に宗教教育を始めます。 新渡戸稲造の武士道にあります。 「御国では宗教教育をしていないと聞きましたが ホントですか?」 「ホントです」 「おお、それでどうやって子供達に道徳を教える ことが出来るのでしょう?」 無宗教者の多い日本という国が、国民のモラルの高い国であるのならば、 宗教は「道徳」の向上にも役に立っていないと思います。 ↑ 中国の宗教は道教です。 宗教というのは、人間の聖なる部分を刺激する ものですが、道教の教義は富貴、長寿です。 俗しか刺激しません。 「中国には良い宗教が無いからめちゃくちゃなのだ」 と指摘する中国人学者がおります。 それならば、宗教は何の役に立っているのでしょうか? ↑ 道徳以外にも役に立っています。 ・死への恐怖を緩和している。 ・信じている人間の寿命は長い。 米国の研究では10年違うという結果が出ています。 日本で一番長生き職業は宗教家です。 ・食物連鎖の頂点に立つ人間を謙虚にさせる。 ・宗教的感情がなければ、遺体はただの生ゴミです。
- catpow
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No.2です。 「日本では宗教がモラルに変化して、宗教という形でなくても構わない。」という回答がありますね。 私は、先の相模原・障害者施設殺人事件が起きた後、妻と会話したのですけど、その後、次のような考えをする人が増えるのではないかと思いました。 無宗教の日本人でも高いモラルを保ってきた。 でも、「一億総中流」といわれた高度成長期、バブル期は遠くなり、未来に希望を持てない若者が増えつつある。 何のためにモラルを守る必要があるのか? 別に世間で犯罪と言われることやっちまっても、いいじゃん!!。 死後の世界なんて無いから、生きているとき、何やってもいい。 それで世の中の大きな問題が解決することある。 自分が生きた証になる。 経済的に豊かになれる。 美女が簡単に手にはいる。 そうしたら、幸福の科学の大川総裁が事件の翌日の7/27日に以下のような悪魔からの霊言を収録されていました。 タイトル:愛と障害者と悪魔の働きについて ・日本に「超人的思想を持つ人間(大量殺人ができる人間)」を造りたい。 ・日本は宗教がないから(悪魔が)いくらでも入れる! 「超人思想なんて、ヒトラーみたいだな。」と思っていたら、植松容疑者は「ヒトラーの思想が2週間前に降りてきた」と発言したとか。 薬物を使うと、霊が憑依しやすくなるといいますからね。 悪魔からみたらチャンスだったのでしょう。 日本は、昔の宗教国家であったときの残渣でモラルを保ってきたけど、無宗教になって、そのモラルも賞味期限切れになりつつあるのかもしれません。
現在のような法治国家(本当に法治国家か怪しいがそれは置いておくとして)ではない王権の国々では権力に抗うものが宗教であったと思います。社会ルールとは別の規範として神の下での自由や平等といった宗教の教えが広く人口に膾炙して権力者でも無視出来ない存在として持て囃されたけど、現在は法が自由や平等を謳っていて昔の宗教の役割をごっそりと取り込んでしまったのでおっしゃる通り現在の宗教の役割は心悩める一部の人の心の支えになっているだけです。
- moritaroh
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うーん、それを宗教として意識するかしないか、というレベルですよ。 欧米人の感覚からすれば、日本はとても宗教的な国です。 ほとんどの日常生活の規範が、宗教的な習わしに沿っているのですが、そのことを日本人の多くはもはや意識しないレベルにまで染み付いているのです。無宗教、などと言えてしまうのは、はっきり言えば「自分の日常的なモラルが宗教により定義されている」なんて気づいていないからです。 ちなみに、宗教とはキリスト教・イスラム教・仏教などの三大宗教だけとは限りません。 土着的な信仰も含めすべて宗教と言えるものです。 お祭りって何ですか? 浴衣ってどういう意味ですか? 初詣って? いただきますって何で云うの? 縁起のいいとか悪いとかって? 星座占いとか干支とかって? お祭りのルーツは原則的に宗教にあり、そこで浴衣を着てもいいという習わしは宗教的な倫理観から着ています。そして初詣も行きますし、いただきます、という言葉も祈りと同等の意味があり、縁起がいい悪いとか言って服や車などを選んでいたりします。 ものすごく些細なところまで、日常生活のほとんどが宗教的な要素により成り立っています。 食物だって、米・味噌、特に酒なんて、ものすごく宗教的な道具ですよ。 クリスマスのように、もはやそれが日本土着のものでなくても。 星座占いは世界的にみればとてもマニアックなものですが、たいていの日本人は自分の生まれ星座を知っているでしょう? とにかくあらゆる宗教的な考え方を、日本人はいとも簡単に日常生活に落とし込んでいます。 宗教としての信仰心、信じる/信じないを問う選択の段階では、その宗教がモラルや道徳において意味をなす/なさない、という段階なのです。 しかし、日本においてはもはや信仰心さえも問われない、信じていようがいまいが関係なく、事実、日本人の生活はほぼすべてが宗教的な様式美や概念によって形成されているのです。 結論として、日本では宗教がモラルに変化して、宗教という形でなくても構わないのです。
- foomufoomu
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> 日本人の大部分は宗教など意識して暮らしていない > でしょうから、その日本で犯罪が少ない・・・ そんなことはないと思いますよ。仏教、キリスト教、神道、etcだけが宗教ではありません。 日本の宗教的な思想は、儒教と武士道に基づくものと言われています。 どちらも「神」にあたるものはないのですが、「身を清め、清廉潔白に生きなければならない。」という考え方は宗教となんら変わりありません。 「悪いことをすると神様のバチがあたる。」というのは、子供には有効な話ですが、日本人は貧困層にいたるまで、頭の良い人ばかりなので、大人になってもそんな話をまに受ける人はいないでしょう。 しかし、頭の良い大人にも「おのれの欲望に打ち勝ち、万民のために生きるのが、真に強い者のすること。」のような話は、心に響くでしょう。 日本の宗教は、外国とはだいぶ形が違いますが、儒教と武士道という経典にもとづく思想が、ちゃんと大衆の心に根付いていると思います。 逆に、儒教と武士道が無かったら、いまの日本は無かったですよね。なにも無いところから高いモラルは生まれません。
自然界は、力の許す限り何でも奪い合い欲望の限りを尽くせます。 人類の祖先もそうした環境で生きて来ました。 奪われる側にはなりたくないし、 我が子が奪う側になって数を敵に回し殺されるのも困ります。 そして動物の子は刺激に執着、依存しエスカレートし狂暴化しかねない。 まだ十分な法もその執行力も無く、欲望を止める力が不足した時代は、 宗教の「教え」によって上記を含め様々な不毛な応酬が軽減できました。 「社会的に不都合な人」を殺す場合も、私的な理由ではなく、 多くの人が納得する共通の価値観を基に殺すなら不安は広がりません。 国民の殆どが文字が読めず、嘘や誇張の酷い噂で社会が混乱する時代、 安心を与え自暴自棄な暴走を減らす上で、 共通の価値観を持とうとする試みは実益がありました。 しかし宗教の「教え」の一部だけに着目し、都合良く解釈し、 「教え」の別の部分との矛盾を無視して利用する人も出続けました。 そうした利用者が出る度に社会は宗教の弊害を感じ、 少しずつ距離を取り、より確実で公平な方法を模索し構築し始めました。 やがて食料生産能力が向上し飢えが軽減され、 子供を労働力とせず教育を受けさせられる余力が生まれ、 多くの人が教育を受け教育を改善向上させて行く時代に入り、 宗教よりも弊害が少ない方法を知る人が増えて行きました。 先進国では段々と歴史、文化、習慣的な行事など 少しずつ縁遠い存在になって行きつつある様です。 人類が欲望のままの自然界から脱して行く一過程として 宗教は確かに役に立っていたでしょう。 より秩序の無い状態の地域であれば、恐らく現役でしょう。 また苦しい境遇に追い詰められて自暴自棄になりそうな人の一部を、 対話し理解し励まし支えている一面が先進国内でもあります。 こうした面も役に立っていると言えるのだと思います。 以上、専門家でも何でもない1個人の意見としてお受け取り下さい。
- catpow
- ベストアンサー率24% (620/2527)
世界史を見れは分かると思いますけど、善と悪を決める法律は、宗教がベースとして生まれています。 知識と教養を学ぶ大学は、神学校が発展したものです。 芸術や美術なども、テーマは神を称えるものが多いですね。 宗教は「犯罪防止に役立つか?」という以前に「何が正しいか、何が尊い行為か、何が処罰されるべき犯罪行為であるか?」を決めたのが宗教なんです。価値判断の底には、宗教があるんです。 ちなみに、日本の長い歴史をみれば、神の国として生まれて、その後、歴史で学んだように、蘇我氏と物部氏の戦いの原因になった「仏教」が導入されました。 その時、日本古来からの宗教である「神道」と外国から輸入された「仏教」が融合され、それが日本の国教のような「宗教」となり、大東亜戦争で敗れるまで、日本は宗教国でありつづけました。 そのことが現在の日本国民の高いモラルを生み出したんです。 大東亜戦争に負けたあと、GHQの「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」を実施しました。 この中での最重要項目が、日本人の「無宗教化」だったと思えます。 大東亜戦争での日本軍の強さの原因が、日本人の宗教にあるとみた米国は、日本の弱体化を図るため、それまでの日本人の信仰心と宗教を破壊したのです。 とはいえ、それまでの長い、神道+仏教(神仏習合)の教えが浸み込んでいた日本人は、一見、無宗教になったように見えても、そのモラルは生き残り続けたため、犯罪が少ない国であるのでしょう。 ちなみに、海外で「私は無宗教です!」というと、「私は獣です」という意味になることが多いといいます。 善悪の判断基準が無い、どんな悪いこともやっちゃう「危ない奴」ってみられるわけです。
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