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為替レートの増価と経常収支の問題、解説願います

この問題は誤答なのですが、どうしてでしょうか? (円高は貿易黒字なのでは?) やさしく教えてください。おねがいします。 問題 Jカーブ効果が発生しない場合、為替レートの増価は経常収支を改善させる。

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回答No.1

.>為替レートの増価は経常収支を改善させる 正しくは 為替レートの増価は経常収支を悪化させる です。 円高になれば、日本製品の輸出価格は円建てで同じでも、ドル価格では高くなるので、輸出(量)が減少する。一方、海外製品はドル価格で同じでも、円では安くなるので、海外製品の輸入(量)は増える。したがって、輸出が減り、輸入が増えるので、経常収支は悪化する方向に働く。ただし、経常収支は円建て表示なので、円建ての輸出と輸入の差がどうなるか調べる必要がある。輸出価格が円建てで変わらないなら、数量が減った分だけ円建て輸出額は減少する。一方、輸入量は増えるけれど、輸入価格は円建てでは安くなるので、円建ての輸入額を減少させるように働く。この効果が数量効果を上回るなら、円建ての経常収支はかえって改善することがある。この効果をJカーブ効果と呼ぶが、問題ではJカーブ効果が発生しないとされているので、経常収支は悪化することなる。なお、経常収支をドル建てで表示した場合にも同じ問題が起こるが、考えてみてください。

mev
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >常収支をドル建てで表示した場合にも同じ問題が起こるが、考えてみてください これ、リーマンショック以降アベノミクス相場以前の、ドル建て日経平均のチャートが好例ですよね。

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