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吹き矢の毒で得た動物 毒で人は死なないのですか
- アマゾンなどで吹き矢などで毒を使用して動物をしとめた映像を昔よく見ましたが、食べても大丈夫なんでしょうか?
- あたった部分を取り除くか、秘伝の方法があったんですか?
- 毒の種類は何だと思います?
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jing0708さんに一票です。 世界での矢毒には様々なものがあります。ですから矢毒文化圏と呼ばれますように,それぞれの矢毒で矢毒の使用法や獲物を仕留めた事後処理等が異なります。一般的に矢毒は,血液毒や細胞毒等で何時間後に効果が出るようなものですと追跡捕獲が難しいですから神経毒を使用します。そしてほとんどが化学成分的にはアルカロイドです。 ご質問のアマゾン川流域ですと矢毒は「クラーレ」の可能性が大きいのではないかと思います。クラーレは,骨格筋の神経伝達を阻害する筋弛緩薬で神経毒で,アルカロイドです。このクラーレは即効性がありますが,効果の持続時間は短く,経口摂取では作用機序は不明ですが不活性になります。つまり作用機序は不明ですが獲物をすぐに食べても何ら問題ないと言うことです。 しかしながら,日本はトリカブト矢毒文化圏です。トリカブト毒もアルカロイドで神経毒です。こちらは食中毒事故が絶えないように煮ても焼いても,経口摂取で中毒が起こります。アイヌ等のトリカブト矢毒文化は,薬学部の専門家も「何故に食べて中毒が起こらないのか明確な説明は出来ません。」と言っています。 アイヌのように矢が刺さっていた部分を一握り切除して食べると害はないことの説明で,一応現在の説明で,私が一番納得できるものは,「一頭の獲物を死亡させる毒物量であっても,食べる量からは少量の摂取であり,何より重要なことは経口的に食べることにより,消化吸収され肝臓を経てから全身に回ることではないか。」と言うことです。
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- QCD2001
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アイヌだったかマタギだったか忘れましたが、やはり毒矢で狩猟をするという話を、何かの本で読んだことがあります。その本によると、 1.血管から体内に入ることにより神経を麻痺させる神経毒を用いるので、口から食べても影響がない。 2.口から食べて影響があるようなタイプの毒の場合でも、1頭の動物を殺す致死量を大勢で食べるので、一人当たりの毒の量が致死量よりはるかに少なくなるので大丈だ。 という説明がされていました。
- jing0708
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普通はクラーレなどの麻痺毒を使用します。 これらは経口摂取では吸収されないので問題ありません。 普通は毒で殺したりはしません。毒で動けなくした上で、瀉血して殺すのです