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株主への印象について
初めまして、1点程質問させていただきます。 上場会社が配当金の補填のために利益準備金を取崩す行為は、 株主へどのような印象を与える事になるのでしょうか。また、各種の株主(投資信託や個人投資家)に印象が異なるのでしょうか。ご教示頂ければと思います。 どうぞ宜しくお願いします。
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配当が多いのは喜ばしいことであり、世の流れは増加傾向にあります。 真っ当な上場企業の株主総会議決事案に、"補填""取り崩し"などの悪印象の概念は無いはずですが…。 配当に回るのは剰余金の9/10までであり、1/10は積立てに回します(会社法445条4項)ので砦(資本金の1/4)は残ります。 内部留保を多くすると企業買収のターゲットになりやすく、かえって株主の不安材料になります。
- trytobe
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半年ごとの権利確定と配当がなされることが多い配当金程度で株をすぐに手放してしまうような短期保有者を大事にするかどうかは、会社の規模と上場市場によります。 すでに東証一部上場であれば、投資信託などへの組み込みも多く、取引先金融機関による持分も多いですから、配当金目当てで流動する株数(議決権)は微々たるものです。新株による資金調達をするにも、その株価が配当目当てで変動することよりは、事業そのものの傾向や株式市場全体の変動に流される寄与率の方が圧倒的に大きいので、無配を避けて配当で株主を引き留めるまでの勝負をして内部留保を減らすメリットは小さいものです。 大して、マザーズなどの新興企業で、これからも増資のために発行済み株数を増やす予定がある場合は、その資金調達のために株価が上がることを期待した投資家が群がってくるように株主に媚びなければなりません。こういう会社は無配なんてのは論外、配当をコンスタントに出すことで新株を買ってくれる人・金融機関が集まりやすく、増資をスムーズに行えるような株主への還元政策を取らざるをえないのです。
お礼
詳細なご説明ありがとうございます。ちなみに、配当金を要求する投資家は短期保有者という見解は、株式市場では一般的な見解なのでしょうか。 お手数ですが、ご返答頂ければと思います。よろしくお願いします。