昔の小学校唱歌「ぐ美人草」を教えてください
小学校か中学校のとき、つまり昭和30年代の前半のことですが、音楽の授業で美しいメロデイの曲を習いました。題名は「ぐ美人草」といいます。イントロは「くれない燃ゆる きれいな花よ・・・」というものです。「虞美人」というのは中国の古典「三国志」の中に出てくる絶世の美人のことです。この名をもらった虞美人草とはヒナゲシです。園芸品種のポピーのことです。ポピーは赤をはじめ、黄色などもあり、原色のあでやかな色は愛好者がたくさんいます。
記憶に残る曲「ぐ美人草」はとてもきれいなメロデイで、子供心にも印象深いものがあり、歌詞をしっかり覚えていました。でも経年のため、なんと中間部を忘れました。先のイントロと最後の「・・・・きれいな花よ」という言葉だけです。何とかその歌詞「を知りたいと思い、ネットや本を調べましたが見つかりません。「虞美人草」を検索すれば夏目漱石の「虞美人草」か演歌の「虞美人草」がほとんどです。
ところが60の手習いで中国語を勉強しているとき、ほとんど同じメロデイが使われている中語民謡「茉莉花」があることを知りました。しかも小学校の音楽の教科書に現在載っているそうです。「茉莉花」は「ジャスミン」のことで、小さな白い、香りの強い花です。どうして「虞美人草」と「茉莉花」のメロデイが同じなのでしょうか。まったくわかりません。
何か理由があるかと思います。予想するに昭和30年代は中国の曲という訳で出所を隠し、メロデイを生かした歌詞をつけ、「ぐ美人草」にしたのではないでしょうか。音楽は世界共通語ですから、当時の教科書会社が美しいメロデイを生かすため、何とかもぐりこませたと推定します。明治の教育制度以来、外国の曲に日本の歌詞をつけることは普通のことでした。学校唱歌はあたかも日本オリジナルと思い違いする曲はたくさんありますよね・・・
こんな訳で「ぐ美人草」の元歌詞を知っている方はどうか教えてください。また、なぜ「ぐ美人草」になったのか、また消えてしまったのか、理由がわかる方はいませんか。
長年の私の疑問が一挙に解決することを期待しています。
お礼
情報があいまいですみません。ありがとうございました。 もっとヒントを考えて再度質問します。
補足
早速ありがとうございます。 「夏は来ぬ」とは違います。歌詞は表示の通りで夏休みを待ちわびる気持ちを表現しています。