- ベストアンサー
「」カギ括弧の無い文体の小説
「」カギ括弧の無い文体の小説ってありますか? 夏目漱石の三四郎の冒頭部とか、「」無しの文体ですすんでいきます。 すぐに会話部分は「」での表現になるのですが、三四郎の冒頭部分の感じのまま、「」無しの表現で物語が進んでいく小説をご存知でしたらご教授ください。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
幸田露伴「五重塔」、樋口一葉「たけくらべ」などは如何でしょうか。 ・『(小説)尾花集/幸田(蝸牛)露伴/青木嵩山堂/明治25.10』 ○「五重塔」<4-82/107>(1-154頁) ※初出:「国会新聞」1891(明治24)年11月-1892(明治25)年4月※ http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/885679/4 ●青空文庫「五重塔/幸田露伴」 http://www.aozora.gr.jp/cards/000051/card50351.html ・『一葉全集/樋口一葉(夏子)/博文館/明治30.1』 ○「たけくらべ」<209-235/243>(405-457頁) ※初出:「文學界」1895(明治28)年1-3・8・11・12月、1896(明治29)年1月※ http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/871802/209 ●青空文庫「たけくらべ/樋口一葉」 http://www.aozora.gr.jp/cards/000064/card56041.html 以上 少しでも手懸かりに繋がれば幸いです^^
その他の回答 (2)
- vuomel
- ベストアンサー率60% (114/190)
コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』(2006年) ピューリッツァー賞フィクション部門も受賞した終末ものの小説。映画化もされました。私はまだ読んでないですけど。 http://www.hayakawa-online.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000011027 http://www.hayakawa-online.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000007546 ピーター・ヘラー『いつかぼくが帰る場所』(2012年) こちらも終末ものの小説。とても良かったです。舞台設定として人が少なく、会話も少ないため、鉤括弧を用いると逆に文章の中で目立ってしまうというのもあるかもしれません。 http://www.hayakawa-online.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000012645
お礼
vuomelさん、ご解答ありがとうございました。
- Biolinguist
- ベストアンサー率69% (354/513)
三四郎の冒頭部の文体がカギ括弧をなくしているわけではないと思いますが。 一人語りが続く文章ならカギ括弧はないんじゃないかと思い、芥川龍之介の『藪の中』を見ました。「 」はずっとありません。これだと思いましたが、最後の最後で出てきてしまいました。残念。 古い文体ならどうかと考え、中島敦の『李陵』を見ました。 ほとんどカギ括弧はありません。でも時々は出てきます。無念。 いっそ文語体ならと、森鴎外の『舞姫』を見ました。 会話の「 」は25カ所ほど。やれやれ。
お礼
Biolinguistさん、ご回答ありがとうございました。
お礼
Kittynoteさん、ご回答ありがとうございました。