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押川春波の海底軍艦の小説ですが、それ/\別に
押川春波の海底軍艦の小説ですが、 「無人島むじんとうならばそれ/\別べつに覺悟かくごする處ところもあるし、」とはどういう意味ですか、どうぞ教えてください。
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話の前後を考えずに、おかしな処で区切って考えるから意味が解らなくなるのです。 >それよりは此島は元來無人島か、否かゞ一大問題だ、無人島ならばそれ/\別に覺悟する處もあるし、よし人の住居して居る島にしても、懼る可き野蠻人の巣窟でゞもあればそれこそ一大事、早速遁出す工夫を廻らさねばならぬ という文面なのですから、上記の部分の全文の意味は 「それよりもこの島は元々無人島であったのか、そうではないのかが重要な問題だ、無人島であったのならそれに応じて覚悟しなければならない事もあるし、もしも人が住んでいる島であったとしても、おそろしい野蠻人が大勢いる様な場所だったのならばそれこそ一大事で、すぐに逃げ出す工夫を考えなければならない」 というものになります。 要するに、 >それよりもこの島は元々無人島であったのか、そうではないのかが重要な問題だ、無人島であったのならそれに応じて覚悟しなければならない事もあるし という部分は、 「人が住んでいる島であったのならば、その島の住民が住んでいる所に行けば、人が生きて行くために必要な水源や住居が存在している」と考えられるのに対し、「昔から人が住んでいなかった島であれば、食料や飲み水、それに安全に住む事が出来る場所を、何もない所から(家を建てたり、井戸を掘ったり、森を切り開いて畑を作ったり、獣を捕らえて肉を得る方法を考え出したりと言った事を)自分達の力だけで見つけ出すなり、作り出すなりしなければならず、『その様な非常に労力を多く必要とする事をやり遂げるだけの覚悟」や、『もしもそのような事をやり遂げる事が出来なかった場合における死んでしまう覚悟』をしなければならない」 という事を述べている訳です。 【参考URL】 青空文庫 > 作家別: あ行 > 47.押川 春浪 > 2.海島冒険奇譚 海底軍艦 > いますぐXHTML版で読む http://www.aozora.gr.jp/cards/000077/files/1323_36134.html
お礼
詳しく説明してくださって、どうもありがとうございます!