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コンデンサー回路のエネルギー保存について
あるコンデンサーと電源をつないだ回路があるとします。 そのコンデンサーに対して十分にゆっくり誘電体を挿入します。(ただし、電源はつけたままです。) 又、簡単のため導線などの諸抵抗は無 視できるほど小さいとします。 ここで質問です。 自分は挿入前と挿入後のエネルギー保存の±をよく間違えるのですがこの回路におけるエネルギー保存のたてかた(考え方)を教えてください。m(__)m 特に外部からの仕事の正負がこんがらがってしまいます。
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電源の電圧をVとし,挿入前の静電容量をCすると 誘電体の挿入前にコンデンサに蓄えられたエネルギーEは次のようになります. E=CV^2/2・・・(1) 誘電体の誘電損失を無視して,比誘電率をεとすると,単純な平衡平板型の コンデンサ(縁面効果は無視)の容量は誘電体挿入後でεCとなります. つまり,誘電体挿入後のコンデンサに蓄えられるエネルギーE'はつぎのようになります E'=εCV^2/2・・・(2) . よって挿入前から挿入後でのエネルギーの変化ΔEは(2)から(1) を引けば良いので次のようになります. ΔE=(ε-1)CV^2/2・・・(3) このエネルギーの変化は誘電体の挿入によってもたらされるので 誘電体の挿入のさいに与えられる仕事と等しくなります. 誘電体を挿入するときの力をF,挿入する距離をsとすると つまり次の式が成り立ちます. ΔE=∫Fds・・・(4) これを文字で書くと次のようになります. (挿入後のエネルギー)-(挿入前のエネルギー)=(挿入のさいに必要な仕事)・・・(5) 一般的に比誘電率は1より大きいので,(5)式のように書けば両辺とも正となるので 符号を間違えずらいと思います. 参考になれば.
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- fjnobu
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差し込んだ誘電体の誘電率が高ければ、容量が増加してためたエネルギーは増加します。コンデンサーにたまったエネルギーは+になります。J=1/2*C*V^2で計算されるジュールです。
お礼
なるほど、電源のした仕事をコンデンサーに蓄えられた仕事と考えるんですね。とても納得できました!! ありがとうございます!!m(__)m