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星座早見盤の地平線の計算方法
自分で星座早見盤を作って印刷しようとしています。 一般的な星図の円盤の上に穴の空いた円盤を重ねるタイプものなのですが、 地平線を表す穴の形をどのように算出すればいいかわかりません。 北極では正円で、赤道に近づくに連れて楕円に変化していくのだとは思いますが、 市販品を見ると少し歪んだ楕円に見えます。 プログラミングで線を描画する予定ですが計算方法や関連する参考資料等ご存知でしたら教えて下さい。よろしくお願いします。
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星座早見盤の作り方については、昔の書籍に詳しく書かれています。 回答者が古本屋で購入した「新天文学講座 第1巻 星座」(恒星社厚生閣 昭和33年再版発行)には「教材としての星座早見の作り方」という項目が22頁にもわたって詳しく(理屈だけでなく実際の工作上で注意すべき点まで実に親切に)説明されていました。この書籍は大きな図書館にはあると思いますし、インターネットで検索すると古本がありました。ただしパソコンなどはない時代ですので、作り方はすべて「アナログ的」な方法です。 ご質問の「地平線を表す穴の形」については、下に示した表が載せられていました。例えば北緯35度の水平線であれば、時角0(24)時、すなわち真南では-55度、それから時角で1時間(15度)離れるごとに-54.1度、-51度、-45.3度、…0度(真西・真東)、20.3度、35.5度…55度(真北)というように順に点を記入して、「雲型定規」を使って結びなさいという趣旨のことが書かれていました。 なお、この水平線上の星の時角(t)・赤緯(δ)と、観測地の緯度(φ)との関係は、大気による浮き上がりなど細かなことを考えなければ、tanδ=ーcost/tanφ です。 例えば北緯30度で時角が3時(45度)であれば、tanδ=ーcos45°/tan30°=ー1.224744 だから δ=ー50.76…度です。 パソコンを使えばこの上の式を使って穴の形のグラフを書かせることは容易にできるでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 教えて頂いた方法で地平線を描画することができました。 また、「新天文学講座」の方も近くの図書館に所蔵されていることがわかったので一度借りてみて必要があれば古書を探してみようと思います。