- ベストアンサー
星座について
星座について 理科の教科書で星座表などをみると、星と星をつないで線で結んだ図形がみられますが、 そこに、挿絵もかいてありますよね。 その挿絵と、点と線で結んだ図形は似ても似つかないものだと思うのですが、なぜ、昔の人は天と線とを結んで、あのような詳細な挿絵が想像できたのですか? 私には、あそこまでの発想の飛躍はできなかったのですが、他の方は皆できるものなのでしょうか。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
線の結び方は決まりがありません。わかりやすくつないだだけです。 星座絵図ですが、これも色んなパターンがあります。星図を作るときに、地図で置き換えると、国とかの境をします物だったりします。その為に今ある88星座以上の物があります。また歴史的にキリストの影響が強いときもあり、星座も変わっています。隙間に入れた星座も多いですよ。 実際に満天の星空で見てみますと、北斗七星などわかりやすい形や、星々が集団でなんとなく形に見えるものなどもあります。 一番おもしろいのが、ギリシア神話以外で出来ている民間での星座などが一番わかりやすいですね。日本ではさそり座のカーブを釣り針に見立てたりしています。そういった星の並びが一般的だったと思います。 星空を研究している人々と、ただ見ているだけの人々とでは違う見え方だったのでしょうね。 本当に満天の星空では星座なんて分かりません!!!!。 星座絵図を使って居るのはプラネタリウムなどですね。 その絵で遊んでいる某ホテルマンがいますが。
その他の回答 (3)
- nananotanu
- ベストアンサー率31% (714/2263)
それから、厳密なことを言うと、星座が最初に成立した地域と、ギリシア神話の地域はまったく別ですので、「神話が先」とも言い切れません。
- nananotanu
- ベストアンサー率31% (714/2263)
横からすみません。 >「やまねこ座」は,『やまねこのように良い目をしていないと見つけられない』という理由で名付けられた星座です。 それは、『後づけ』のジョークです。
- starshira
- ベストアンサー率55% (141/256)
> 他の方は皆できるものなのでしょうか できたら変人だと思います。 挿絵は,「そのように見えるはずのもの」ではなく, 「名前の由来になった人や物の絵を参考までに描いてみた物」程度に考えておけばいいと思います。 挿絵が描いてあると,さも「そのように見えるはずだ」と言われているように感じるかも知れませんが, 逆に,点と線だけでは何だか分からないから挿絵が描いてあるのだと考えることもできます。 星座には,神話の登場人物・動物・道具などに由来する物が多くあります。 これは,「神話を星々のつながりに当てはめている」からです。 最初にあったのは神話のほうで,星座は後から作ったものです。 あの辺の星をつなげると,神話の誰々にみえる。 そうしたら,その隣の星の塊はその人物が使っていた道具だとしよう。 そのとなりの星々はその人物の妻の誰それで,その隣は娘の・・・ といった具合に, 星の"形"というよりは"塊"に対して既存のストーリーを強引に当てはめたものです。 たとえば「W」の形で有名なカシオペア座は, その形からいきなり王妃カシオペアの姿を想像したのではなく, その周囲の夫(ケフェウス座)や娘(アンドロメダ座), 娘を狙う怪物(くじら座)などのストーリーが先にあって, たまたま「W」のあたりをカシオペア座と名付けたに過ぎません。 神話をもとにした最近の映画「タイタンの戦い」には アンドロメダ座の周辺の星座に関係する人物などがいくつか出てきますので, 星座表と登場人物を比べながらご覧になると面白いかと思います。 背景となる神話を知っていれば,星座の名前から姿を思い描くことも可能ですが, いきなり「『W』はカシオペア座です。王妃です」と言われて, 教科書と同じ絵を思い浮かべられる人はまずいないでしょう。 まして,その娘のアンドロメダの両手首に鎖が繋がれている様子まで想像できるはずがありません。 先にそういうお話があったから,そういう挿絵になっているのです。 元ネタを知らなければ,あんな点と線だけで詳しい姿が思い浮かぶはずがありません。 また,本によって描いてある絵が違うこともあります。 たとえば,「かに座」は,横向きに歩くカニの絵が描いてある場合と,ザリガニの絵が描いてある場合があります。 このようなことからも,挿絵はただの「参考」であると言ってよいと思います。 なお,星座には神話や星の並び方とは全く関係なく名付けられた物もあります。 「やまねこ座」は,『やまねこのように良い目をしていないと見つけられない』という理由で名付けられた星座です。 教科書には一応やまねこの絵が載っていると思いますが,名付けた理由が理由ですから, その通りの絵が思い浮かばなくたって気に病むことはありません。
お礼
挿絵は参考程度で、後付けで作られた、と。 なるほど、理解納得です。 詳しい説明ありがとうございました。
お礼
その時代の宗教や、国民性で、星座も変わって行ったのですね。 どれが正解というものではなく、それぞれに正解があるのでしょうね。 星の模様の見え方が、国々によって異なるようなものでしょうか。(日本:餅つきウサギ、中国:カニ) >本当に満天の星空では星座なんて分かりません!!!! で す よ ね ー 興味深いお話、ありがとうございました。