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X線は陰極線の研究者なら誰でも発見可能だったのか?
ヴィルヘルム・レントゲンは、陰極線を研究中にX線を発見したとのことですが、 19世紀終わり頃に陰極線を研究していた物理学者ならば誰でもX線を発見する可能性があったのでしょうか。
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- Tann3
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回答No.2
「発見」って、「存在していることを見つける」だけではなく、「存在しているものの本質を解明して、理論的に説明できるようにする」ということです。 地球上では、上から下に物が落ちることは誰でも「発見して」いますが、その本質が「万有引力」というもので、その力の大きさがどのようして決まるか、ということを定式化したニュートンが、「重力を発見した」と呼ばれるわけです。 ニュートンが、リンゴが木から落ちるのを見て、初めて「物は上から下に落ちる」ということを発見したわけではありません。 >19世紀終わり頃に陰極線を研究していた物理学者ならば誰でもX線を発見する可能性があったのでしょうか。 多分、そういうことなのでしょう。X線というものの存在は誰でも知っていたのでしょうが、「X線ありき」でそれを応用する方に進んだ人と、「そのX線って、そもそも何?」という原理の探求の方に進んだ人がいたのでしょうね。
- trytobe
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回答No.1
19世紀終わり頃に、研究しながら生活できる金銭的余裕と時間的余裕があって、陰極線の研究ができるほどの教養をそなえる教育を受けられた人間ならば、 解剖学としての人間の手の骨の構造を認識した上で、必要な機材と感光性素材が近くに転がっている偶然さえやってくれば、人体を透過する電磁波の存在は認識できたでしょう。 そのような地位があった上ですし、それが元で人生を短くする研究に進んでしまう、という危険性を予見できなかった点は、うらやましくないかもしれないですね。