最近サイコパスについておもしろい本をよみました。
アメリカの神経科学者がサイコパスの研究の一環で、サイコパスの人達の脳のイメージスキャンをし類似性をみるというのをやって、比較対象として自分と家族の脳のスキャンもしたところ、自分の脳のイメージとサイコパスのパターンが一緒だったということを知り、いろいろと考察するというものでした。
この著者の場合、自分自身は犯罪者ではないもののサイコパス的な要素はふんだんにあり、周りの人が「何考えているか分からん」と思わせることをする傾向はあるといってました。自分の祖先について調べたところ残忍で名を知られた戦士がいたり、犯罪者もいたりと、サイコパスの遺伝子が脈々と受け継がれているようだといってました。
脳のスキャンの写真ものってましたが、素人がみても違いがあると分かるほどでした。脳のどの部分が普通の人に比べて働いていないのか忘れてしまいましたが、良心や善悪を感じる部分の動きが鈍いというのは脳のスキャンから明らかだと書いてます。
他に数冊、犯罪者ではないごく普通に生活しているサイコパスの人についての本を読みましたが、サイコパス的な要素が強くでれば犯罪者になりえるが、違う形にでれば普通の人であれば感情が邪魔をして出来にくいことを何の痛みも感じずにあっさりできたり、人をうまく使って何かを成し遂げたりと社会的に評価されることも多いそうです。
サイコパスというと、即、犯罪者のようなイメージがありますが、研究者の著書をよむと気質の一つと考えても大丈夫なような気がしますが、本当にそう捉えてよいのかは分かりません。