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明治維新 現代でたとえると
明治維新とは、 現代でたとえると 革命家が安倍総理をやっつけるイメージですか? としたら、現代の革命家はだれに該当するのでしょうか?
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現代ではないですが、よく似た事例があります。それは第二次大戦終戦に伴う戦後復興です。戦後の米軍占領時代と復興は、明治維新にも匹敵する日本人にとっての価値観や生活の大変化でした。何しろそれまで洋食をほとんど口にしなかった日本人がここまで洋食化したのは戦後になってからです。 占領軍のトップは、ご存じのとおりマッカーサーでした。このマッカーサー、米軍を率いて日本と戦っていたので、日本人にとっては「憎っくき敵軍の司令官」のはずです。日本人は特攻をしてまで米軍に執拗に抵抗しましたが、戦後は米軍も戸惑うほどに従順に従いました。そして朝鮮戦争への対応を巡って大統領と対立しマッカーサーが解任されると、日本中からマッカーサー宛に感謝の手紙が送られてきたのです。戦後の日本は、世界トップクラスの親米国であるといえるでしょう。それは政府のみならず、大衆に対してもそうです。この「超反米から超親米へ」のシフトチェンジに対して国民が葛藤した様子はほとんどありません。 これは明治維新にもよく似ています。何が似ているのかというと、幕末の志士と呼ばれる人たちのほとんどが元々は「攘夷論者」だったんです。異人すなわち外国人は斬れと息巻いていた人たちでした。高杉晋作なんてのはイギリス大使館焼き討ち事件なんてのを起こすわけですが、そのメンバーの中にはあの伊藤博文と井上馨が含まれています。ちなみにのときは井上は門多と名乗っており、伊藤は俊輔と名乗っていましたが、そりゃあ改名でもしとかないと、元テロリストとバレちゃうもんなあ。 ついでに、大久保利通も薩摩藩がイギリス人を斬り殺して薩英戦争のきっかけになった生麦事件の薩摩藩一行の中にいました。彼は体が小さくて力も弱かったので斬りかかった一味の中にはいなかったとは思いますが、少なくとも事件現場にはいたわけですよ。 んで、この人たちは明治維新となると攘夷どころか真逆の文明開化と西洋化を推し進めるわけです。今なら反米テロリストの皆さまが親米国家の国づくりに励むようなものです。そしてとても重要なことですが、そんな「本来は攘夷論者」だったはずの彼らが近代国家を建設するにあたって思想的に葛藤した様子は微塵もないんです。「俺は西洋の手先になっていいのか」なんて、誰も悩んでいない。 いや、問題はそっち側ばかりではありません。幕府側として「テロリスト狩り」に奔走した特殊部隊ともいうべきが新撰組です。新撰組といえば「鬼の歳三」こと土方歳三です。歳三さんといえば、函館戦争直前に撮ったあの写真が有名です。検索すると必ず出てきますね。今見てもイケメンです。 しかしこの歳三さん、よく見ると、髪は江戸時代の象徴でもあるちょんまげではなく、ざんばら髪のオールバック。おまけにどこで手に入れたのか、当時の日本人ではほとんど履いてない乗馬用ブーツに洋装です。オサレです。ドラマのために俳優の山本耕史さんが同じ格好をしていますが、二枚目俳優にも決してひけをとらないイケメンぷりです。そもそも新撰組は「武士になりたかったはず」なのに、なぜこんなオサレ洋装なのでしょう・笑。幕末志士の中で開明派の象徴である坂本龍馬の垢抜けなさに比べてもはるかに時代の先を行っている感です。 歳三さんはそれだけではなく、元々は槍と刀を振り回す剣士だったわけですが、鳥羽伏見の戦いで銃の戦争を目の当たりにすると「やっぱ刀じゃ銃に勝てねえ」と気づいたようで、一体どこでその戦術を会得したのか、以降は銃を使った戦術を自家薬籠中の物のにして、函館戦争辺りでは無敵の野戦指揮官になります。そして歳三さんも、「俺、ホントは武士になりたかったんだけどなあ」って葛藤した様子はありません。イメージ的には保守派ですが、実際はそんじょそこらの志士よりよっぽど開明的で柔軟性に優れた人でした。 面白いことに、後の西南戦争での明治政府軍の兵員不足などもあって、元新撰組の隊士が明治政府の警察官(お巡りさんというより今ならSWATですね)として西南戦争に参加しています。斉藤一は、るろうに剣心だったかなんだったかで悪役になってますよね。 さらにユニークなことに、明治維新では、「死んだ(殺された)お殿様」は一人もいません。何より質問者さんがいうところの今なら安倍総理に相当する徳川慶喜その人が、死んでないどころか最後には従一位勲一等公爵なんていうものすごい地位の高い貴族になっていますし、晩年は貴族院議員にさえなっています。 新撰組のスポンサーとなり誰よりも(それこそ慶喜以上に)薩長と戦った松平容保も天寿を全うしています。薩長と戦った件に関しては、家老が一人切腹することで薩長(明治政府)とは「責任問題は片付いた」ということにしています。他にも、林忠崇という千葉の請西藩というわずか1万石足らずの小藩のお殿様はなんと自らが脱藩してまで薩長軍と戦いました。江戸が無血開城しても戦意失わず、遂に仙台で敗北して囚われの身となりますが、なんとこのお殿様、昭和まで生き抜いて天寿を全うしています。 革命というのは、フランス革命でルイ16世が断頭台の露と消え、ジャスミン革命(いわゆるアラブの春)でカダフィ大佐が処刑されたように、追い落とされた権力者は巻き返しを恐れる新勢力によって処刑されるのがお約束なのです。しかし、明治維新では旧権力(江戸幕府)側で処刑された人はほとんどいないのです。 幕府側の人物で処刑された有名人となると、近藤勇くらいなのですが果たして彼を「大物」といっていいかは正直微妙なところではあります。「特殊部隊隊長」くらいですからね。
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- hekiyu
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高杉晋作などは上海に出掛け、そこで欧米人に 奴隷化された中国人を眼にしました。 今のままでは日本もこうなる、という危機感が 明治維新に繋がったのです。 これを現代に翻訳すると、次のようになります。 中国の軍事費は、実質日本の4倍にもなります。 そういう状況下で、チベットに出掛けた人間が このままでは、日本もチベット人のように 中国に奴隷化され呑み込まれる、という 危機感を抱きます。 ところが、日本の野党はおおむね中国大好き政党 です。 だから、中国に呑み込まれまいとしている安倍総理 の邪魔をします。 安倍総理はそうした野党の邪魔を払いのけ、何とかして 中国への隷属化を防がねばならない、と集団的自衛権 をやったり、憲法改正したいとか、色々工作している という図式です。 ”革命家が安倍総理をやっつけるイメージですか?” ↑ ということで、全く違います。 ”現代の革命家はだれに該当するのでしょうか? ” ↑ 戦後レジュームからの脱却、ということで むしろ安倍さんが革命家と言えるのでは ないですか。
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- FEX2053
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いや、違いますね。 まず大前提として、外国が「事実として」攻めてくる必要があります。 今でいえば、中国が尖閣諸島を占領して、沖縄に上陸した・・・という ような状況で、中国と"不平等な"貿易協定を結べ、という脅迫を受けて いる・・・という前提があります。 おまけに、この前提に対して「時の政府」が武力を恐れて貿易協定を 結んで、中国軍の駐留を認めてしまった・・・という事実も必要です。 言えば、今でも民主党政権が継続しており、鳩山首相が中国の言う通り 駐留・貿易協定を結んでしまった・・・という感じでしょうね。その場合 むしろ安倍晋三は「鳩山」を倒す方向に行くはずですから・・・。 まあ、明治維新の志士はもっと若い人達ですから、安倍晋三あたりの 人間は全く違うと言えますけど。ゴーマニズム宣言の「小林よしのり」で さえトシをとりすぎ、せいぜい吉田松陰レベルにしかならないですから、 多分幕末の志士の一人は、質問者さん、あなただと思いますよ。 私ですか?私はトシをとりすぎで、どの場面に出られないです。
お礼
ご回答ありがとうございました。
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