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陽樹と陰樹の区別
こんにちは。 高校の生物基礎の、植物の遷移の問題で、 陽樹と陰樹を区別できないと解けない問題が多くあるのですが、区別できません。 地道に覚える以外に方法はないでしょうか? 宜しくお願いします。
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- lisa6708
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陰樹とは例えば、お寺や神社などに行くと分かりますが、陰樹ばかりの森は暗いんです。 もっと進化した極相林と言われる状態になり、これは陰樹の森になります。お近くに極相林ありませんか? 極相林ばかりになりますとそれは原生林の状態になります。 樹木に詳しい方と同行し、木に触れて、これが何、あれが何と覚えていくのが一番分かりやすいです。 私の場合は樹木の勉強をする為に一番最初に訪れたのが神社でした。さて、 陰樹の代表例は アカガシ、シラカシ、スダジイ(所謂シイノキです)、マテバシイ、タブノキ、クスノキ、ブナ 等の葉が比較的堅くて艶々したものが多いです(ブナは比較的柔らかいかな)。 陽樹の代表例は クリ、ケヤキ、コナラ、クヌギ、アカマツ、クロマツ 陰樹は太陽の光が少なくても育つ樹木です。陽樹は光が少ないと育たない木です。 陰樹は全く無くても良いのではなくて、少しは必要です。 又、陰樹は発芽の時期には光が少なくても育つのが特徴ですが、同時に一定の湿度が必要ですので、何も無い野原に突然育つ樹木ではありません。 ですから裸地(草や木が一本も生えてない岩や土だけの土地)では最初から樹木は生えません。保水力や栄養が足りないからです。先ずは表面にコケ、地衣類が生え、ススキを始めとした多年草の草原が出来はじめます。次に強い光が必要な低木林(ヤシャブシなど)が育ち始めます。徐々に陽樹(アカマツ、クロマツ、ハンノキなど成長の早い木)が育つ環境が出来はじめ、陽樹の森に近づきます。この段階で森に入りますと比較的明るい森ではありますが、林床は陽樹が育つ光が不足しますので、最早これ以上の陽樹の若木は生えません。 さて、陽樹に覆われますと、陽樹の根元は落ち葉などである一定の湿度が保てますので、陰樹の育つ環境が整います。そして陰樹の発芽、そして成長のまったりした陰樹は陽樹の森で若干光が足りなくても、その後徐々に成長し始め、陽樹と陰樹の混合林の状態になります。そして、陰樹はやがて陽樹の森の木よりも高いところまで伸びて、森の一番高い部分を覆い始めます。こうやって極相林(陰樹で覆われた森)になっていきます。 所謂原生林とは極相林の事を指します。
- cactus48
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陽樹=生育に最低限度必要な光合成量が比較的に多いタイプの樹木。簡単に 言うと陽が当たらないと育たない樹木の事。 園芸では朝から夕まで十分に光線が当たる場所を好むと記されている。 陰樹=光に対する必要性が比較的に低い樹木。簡単に言うと陽が当たらなく ても暗い場所でも育つ樹木の事。 園芸では半日蔭(午前中に光線が当たり、午後から日陰になる場所)、日陰 でも育つと記されている。 これはガーデニングを行う際に、最初に覚える必要がある事で、ガーデニング に興味を持てば自然と身に付きます。
- SPS700
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