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内胚葉、外肺葉など由来を認識すべき理由
組織の切片を見てどういう構造なのか調べているとき、理学部や基礎生物をやっている人と話をすると、この組織は内胚葉性だ、とか必ず由来を言ってくるような気がします。私は応用系なのでとにかく形状と構造が分かればいいのですが、なぜ外胚葉、内胚葉を区別し認識することが重要なのでしょうか?また高校生物でこれらを暗記させられたことからも非常に重要であると思われ理由を知りたいです。
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- suiran2
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生物は,極めて学際的な科学です。生態学では経済学の授業を聞いているような錯覚に陥る分野もありますし,動物行動学なぞまさしく心理学です。 さらに,生物内部においても学際的です。発生学では,近縁種の発生と比較しますから当然系統分類学や進化学と切り離して考えることは出来ませんし,また,様々なシグナル分子で細胞同士が誘導し合っていますから生体調節分野の知識も必要です。 本題の「形」ですが,ヒトは60兆個の細胞から出来ていますが,同じ細胞の単なる60兆個の固まりではありません。形が出来るためには,ご質問の三胚葉がシグナル分子の誘導で分化することから始まります。細胞が分化していくことで形が出来るわけです。 また,形の学問である形態学でも「形態と機能」は分離できません。細胞は一度分化しますと元には戻りませんし,機能も制限されます。ですから当然三胚葉のどの由来細胞か知らないとその「形」があるものの機能を理解することが出来ません。 三胚葉性の研究が如何に重要かは,下記のURLからたどって下さい。あえて今話題の理研にしました。 http://www.cdb.riken.jp/jp/02_research/0202_creative21.html
- dsdna
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>なぜ外胚葉、内胚葉を区別し認識することが重要なのでしょうか? 分かりません。そのヒトにとって重要だ、というだけではないでしょうか。 臨床とか類症鑑別とかガンの研究とかでは、非常に重要なときが多々ある。そうでなければ、そのヒト(そう言っているヒト)の記憶体系がそのようにインプットされてしまっているからではないでしょうか。別に悪いことではない。そのように思索を広げることで、新たな知見を探る手がかりにする場合もあるでしょう。