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確率について
1から30の数字が書かれてたボールが入った箱が2つ AさんとBさんがそれぞれその箱からボールを15個取る その15個の数字が一つも重なることが無い場合の確率は? という問題の答えを教えてもらえますでしょうか? よろしくお願いいたします。
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> 1から30の数字が書かれてたボールが入った箱が2つ > AさんとBさんがそれぞれその箱からボールを15個取る > その15個の数字が一つも重なることが無い場合の確率は? 確率は、求めたい条件の場合の数を、あり得る全ての場合の数で割れば出ます。ですので、まず求めたい条件の組み合わせの数を考えてみます。 15個は30個のちょうど半分ですから、その点を使わせてもらうことにしましょう。考えやすいよう、Aさんがまず15個取り、続いてBさんが15個取るとしておきましょう(同時に取るかどうかは、以下で分かると思いますが、場合の数に影響しません)。 まず、ある一つの場合だけを考えてみます。Aさんがまず1~15まで順番に取ったとします。すると、Bさんが一つも重なることなく取るには、16~30でなければなりません。ちょうど半分だけ取るから、こういう特殊で、考えやすいことになります。 Aさんが、1と3~16だったらどうか。Bさんは2と17~30でないといけません。同じようにして、Aさんが取る番号をどう変えても同じことです。Aさんが15個取ったら、条件に合うBさんの取り方は一つだけです。 つまり、Aさんがどう取ったとしても、Bさんが一つも重ならないように取るやり方は一つしかありません。Aさんが15個取れば、それで決まってしまう。ですから、Aさんが30個の番号から15個取る組み合わせの数だけを考えればいいのです。 Aさんが選べるのは、1回目は30個から、2回目は29個から、と一つずつ減ります。ですから、30×29×28×…×17×16です。数を一つずつ減らしながら書ける記号の「!」を使うと、30!/15!と書けます。求めたい条件の場合の数は、これで分かりました。 30×29×28×…×17×16 ―(1):求めたい条件の場合の数 確率を求めるため、次にあり得る全て場合の数を考えます。あり得る全ては、さっきは除外したBさんの取り方を考慮すればよいです。一つも重ならない場合を含め、Bさんが取れる全ての取り方です。これは、上記のAさんと同じく、30×29×28×…×17×16です(30!/15!と書いてもよい)。 あり得る全ての場合の数は、Aさんの取り方の場合の数と、Bさんの取り方の場合の数をかけたものになります。(30×29×28×…×17×16)×(30×29×28×…×17×16)ですね。 (30×29×28×…×17×16)×(30×29×28×…×17×16) =(30×29×28×…×17×16)^2―(2):あり得る全ての場合の数 (↑「^2」は2乗という意味の記号、エクセルでも使える書き方) これで確率計算に必要な場合の数が分かりました。(1)/(2)が確率ですから、計算してみます。 (30×29×28×…×17×16)/{(30×29×28×…×17×16)^2} =1/(30×29×28×…×17×16) 分母は大変な桁の数になるので、このままにしておきます(必要なら計算してください)。非常に低い確率であることだけは、この式を眺めただけでも分かります。 P.S. 記号「!」を使うと、こんな風に書き表せまて、計算もできます。 (30×29×28×…×17×16)/{(30×29×28×…×17×16)^2} =(30!/15!)/{(30!/15!)^2} =1/(30!/15!) =15!/30! (これをさらに簡略化した書き方がありますが、割愛します。)
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#1,2です。 質問者様からお尋ねの場合はもちろん補足致しますが、他の方から事実上、名指しされた場合は、聞かれずとも進めてしまうようにしています。 30個はちょっと多いので、具体的に場合を容易に列挙できる4個の場合を見直してみましょう(半分の個数にできる最小の数は2ですが、それでは気が付かない点があります)。 1~4から2個、一つずつ取っていくと、次のような場合があり得ますね。 1,2 2,1 ←番号が同じ組み合わせ 1,3 3,1 1,4 4,1 2,3 3,2 2,4 4,2 3,4 4,3 12通りですが、順番に無関係なら、その半分の6通りしかありません(2個から1個取る場合を並べても、このことがはっきりしない)。 1,2と2,1が違うといった、順番も気にするときは「順列」と呼びます。#1,2で使ったのはこれです。先ほど、記法を述べませんでしたが、m個からn個取るなら、mPnのように書きます(m,nは数字で、は小さく下付き文字にする)。mPn=m!/(m-n)!です。 4個から2個取る場合だと、4P2=4!/(4-2)!=4!/2!=(4×3×2×1)/(2×1)=4×3=12となります。 これでは、順番がどうでもいいときは、重複する場合が出てしまうわけですね。重複するものを計算して、除外する必要があります。 2個の異なる番号を並べるのは、上記で列挙した例から分かるように、2通りできます。3個の異なる番号だと、「1,2,3」「1,3,2」「2,1,3」「2,3,1」「3,1.2」「3,2,1」と6通りできます。列挙を割愛しますが、4個の異なる番号では24通りです。 2,6,24,…となるわけですね。ちょっと考えると、2!=2×1=2、3!=3×2×1=6、4!=4×3×2×1=24です。n個から順番を気にして一つずつn個取るということは、最初はn個中の1個、次がn-1個中の1個、その次がn-2個中の1個、となりますから、場合の数として、n×(n-1)×(n-2)×(n-3)×…×2×1=n!あるわけです。これだけの数だけ、重複があることになります。 ということは、m個からn個取り、順番を気にしないなら、順番を気にした場合の数をn!で割ってやればいいことになります。mPn=m!/(m-n)!を、さらにn!で割ればいいわけです。これは「順列(の数)」に対して「組み合わせ(の数)」と呼ばれています。専用の記法もあり、 mCn=m!/{n!×(m-n)!} というものです。先ほどの誤答(#1,2)では、 (30P15)/(30P15)^2=1/30P15 としてしまったわけですが、重複を許す「30P15」ではなく、重複を除外した「30C15」を使う必要があったわけです。ですから、以下のように計算しないといけませんでした。 (30C15)/(30C15)^2 =1/30C15 =1/[30!/{15!×(30-15)!}] ={15!×(30-15)!}/30! ={15!×15!}/30! =15!/(30!÷15!) 15×14×13×…×3×2×1 =―――――――――――――― ←見にくいので3行で 30×29×28×…×18×17×16 =…中略… 1 =―――――――――――――― 155,117,520 (1億 5千5百11万 7千5百20 分の1 )
- yyssaa
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>回答No.3の1/155117520が正しい。 Aの15個の数字の組合せ如何にかかわらず、それと異なる Bの15個の数字の組合せは1通りしかないので、その確率は (Aの15個の確率)*(Bの15個の確率)=1*1/(30C15)=1/155117520。 例えば1,2,3,4の4個から2個ずつ取る場合で考えると、 Aの2個は(1,2)(1,3)(1,4)(2,3)(2,4)(3,4)のいずれかであり、 Bの2個も(1,2)(1,3)(1,4)(2,3)(2,4)(3,4)のいずれかだから その組合せは全部で6^2=36通り。 これらのうち、2個の数字が異なる組合せは A(1,2)B(3,4)、A(1,3)B(2,4)、A(1,4)B(2,3) A(2,3)B(1,4)、A(2,4)B(1,3)、A(3,4)B(1,2)の6通りだから 2個の数字が異なる確率は6/36=1/6。 この例でもAの2個の数字の組合せ如何にかかわらず、 それと異なるBの2個の数字の組合せは1通りしかないので、その確率は (Aの2個の確率)*(Bの2個の確率)=1*1/6=1/6になる。
A,B二人のすべての取り方は、 combi(30, 15)*combi(30, 15) とおりあり、そのうちで二人のとった数字がすべて異なるのは、 combi(30, 15)*combi(15,15)=combi(30, 15) とおりですから求める確率Pは、 P=1/combi(30, 15)=(15!)^2/30!=1/155117520 となります。 --------------------- ※combi(n, r) は組み合わせの数です。
#1です。 誤変換がありました。以下のように訂正してお詫びします。 誤> 数を一つずつ減らしながら『書ける』記号の「!」を使うと、30!/15!と書けます。求めたい条件の場合の数は、これで分かりました。 正>数を一つずつ減らしながら『掛ける』記号の「!」を使うと、30!/15!と書けます。求めたい条件の場合の数は、これで分かりました。 これだけではなんですので、「!」も一応ご説明申し上げます。30や15はちょっと多いので、4と2にしてみます。 4!=4×3×2×1 2!=2×1 こうなります。1ずつ減らして1になるまで掛けるわけですね。#1と同様の割り算をすると、 4!/2! =(4×3×2×1)/(2×1) =4×3(=12) という風になります。さきほどの問題を考えると、確率の計算結果は分母と分子が逆でした。ですから、もし4個から2個取るという問題だったら、一つも重ならない確率は1/12(=0.08333…≒8.3%)で、たった4個でもかなり低確率です。