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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:全盛期の岸本斉史はどれぐらい最強なのですか??)

岸本斉史の全盛期と現在の絵のパースについて

このQ&Aのポイント
  • 岸本斉史の全盛期はどれぐらい最強で、現在の絵のパースについて知りたいです。
  • NARUTO少年編の絵は疾風伝よりも優れており、歴代ジャンプ作品の中でもトップクラスの絵柄と言われています。フランスの美大でもそのパースの正確さが高く評価されています。
  • 現在の岸本斉史の絵のパースは過去ほどの正確さがあるかは疑問視されており、キャラクターの魅力も以前よりも薄くなっていると言われています。

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  • ベストアンサー
  • moritaroh
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回答No.2

補足にあったことを含め、再回答です。 まず、パースというのは、パースペクティブ、すなわち、絵画用語としては「遠近法」を指します。が、写真用語で言えば「奥行き」を意味し、パースと一口に言っても、「遠近法」なのか、「奥行き」なのか、というので微妙に異なります。 ただ、先の回答でも申し上げたとおり、正確な「遠近法」を用いたとしても、それはあくまでも「机上の空論」的なもので、人間の目による遠近感、奥行き感とは多少異なる見え方がする、というわけです。 漫画家さんの中には、このように「遠近方」が正確だと思われる人(例:大暮維人さん)もいますが、多少、遠近法的には歪みが見られても、人間の目で広大な風景を見たり、建物を見たりしている臨場感を強く出せる、リアリティのある遠近感や奥行き感を描ける人(例:岸本斉史さん)もいる、ということです。 で、補足で挙げていただいた絵については、パースではなく「プロポーション」のことでは? これは、骨格や体型などのバランスのようなもので、もちろん、そのプロポーションが正確でありつつ、人物を見上げた状態で描いたり見下げた状態で描いたりするには、遠近法を用いなくてはなりません。 このあたりは、岸本斉史さんは非常に効果的に、人物のプロポーションに遠近法を当てはめて描いていると思います。 相対的に考えると、岸本さんの方が、パースを熟知し、それを自由自在にデフォルメして誇張したりするなど、巧みであると思います。 私が、キャラクターの描き分けでは大暮維人さんの方が岸本斉史さんより優れているのではないか、としたのは、人物の、まさにキャラクターである髪型や服装、性別、その他諸々、人物を構成する要素のことです。もちろん、これは漫画のテーマや世界感により、岸本斉史さんはNARUTOで多様な人物を描き分ける必要性があまりなかったと言うのはあるかもしれませんが、動物や両生類、爬虫類などの描写を除けば、岸本さんの描く人物はある一定のパターンに則っただけの単調な印象を受けます。この点で大暮維人さんは、日本人だけでなく西洋人(白人)っぽい人物や黒人、また太った人や以上に筋肉質な人、そして男女の違いなど、多様なキャラクターを漫画の中に登場させているように思います。 ソーシャルゲームのイラストで見るような、人物(キャラクター)の1枚絵だけであれば、大暮維人さんの方が優れているように思います。 岸本さんのNARUTOの場合、私にはどれもほとんど同じ人物(キャラクター)に見えてしまうのです。 どちらの漫画家さんのファンでもないので、特に思い入れがありません。ですから、大暮維人さんのファンだからそちらの方がキャラクターが絵的に魅力的だ、と思うわけではありませんが、まったく異なる人物(キャラクター)であることが、漫画を読んでて分かりやすいのは大暮維人さんだと思います。 ただ、まったくご質問とは逸れる意見ですが、いわゆる「構図・構成(コンポジション)」については、岸本さんの方が圧倒的です。大暮維人さんの場合は、人物などを中央に配置する構図が多々見受けられます。これには大暮維人さんが描きたいのが人物メインであることもうかがえるのですが、岸本さんの場合は人物はやや左寄りだったり右寄りだったり、さまざまな構図で描いていて、一定のパターンが存在しないように思います。このことから、岸本さんが描きたいのは、人物ではなくNARUTOという世界観であるのではないか、と思われます。 まあ、ですから、岸本さんのNARUTOは、世界観が非常にわかりやすく、かつ雄弁にストーリーが語られているように思いますが、大暮維人さんは派手な人物の絵は多く登場するけれど、イマイチ世界観が伝わってこないようにも思います。 まあ、ストーリーも必要だし画力も必要な漫画家としては岸本さんの方が優れているでしょう。大暮維人さんは、一枚絵のイラストレーターの方がふさわしいのではないか、と思います。現に、漫画の人気度が岸本さんの方が上ですが、イラストレーターとしてやキャラクターデザインの仕事は大暮維人さんの方が多いようですし…。 さて、私は、村田さんの作品は読んだことがまったくありません。 絵を見る限りでは、上手だと思いますが、比較対象を岸本さんにすると、やはり岸本さんの方が一枚上手のような印象を受けます…。

kazusa9100
質問者

お礼

なるほど\^^/ BA差し上げます。 アイシールド21面白いんでぜひ読んでみてください。

その他の回答 (1)

  • moritaroh
  • ベストアンサー率56% (658/1173)
回答No.1

キャラクターの描き分け、レザーやゴムに金属といった衣装などの質感、細部の描き込みなら、大暮維人さんの方が優れていると思います。 ですが、大暮維人さんの場合「空間」そのものが平面的なのです。 パースが正確・非正確というよりも、空間が嘘っぽい、と言えます。 これは西洋の古典絵画などもそうで、写実的に見せかけて、実際には、パースを意図的に狂わせているものは多くあります。 しかし、人間の目でみた時に、敢えて、多少の狂い(誇張?)があった方が、絵そのものに奥行き感で強くなったりします。これは実際の空間を認識しているとき、左目と右目との誤差を調整しながら見ているから、かもしれません。 対して、正確なパースで描いたがゆえに、むしろ非現実に思えてしまうこともあります。これは、たとえば建築物の完成予想図などがそうで、パースは正確ですが、どこか妙な違和感を覚えたりするのです。 人間の目で自然に見えるかどうかは、パースの正確さではなかったりします。 ですので、大暮維人さんは、パースは正確だと思いますが、人間が見ている通常の視野とは異なる、不自然(硬い、機械的)な印象がありますね。要するに、頭ではものすごく考えているものの、実際に人間が見ている視覚への観察が足りないのでしょう。 で、岸本斉史さんの場合、パースは意図的に歪められていたり、広角レンズのカメラで撮ったような歪みが多く見られます。 しかし、深く遠い空間(遠景)を描いたコマや、キャラクターの動作をダイナミックな印象にさせるなど、非常に効果的に歪められていると思います。 ですから、自然な、まるで、その場で風景を見ているような臨場感のある空間になっているのでしょう。 そういった意味で、どちらが総合的に優れているか、という点では得手不得手があるので、はっきりとは言えませんが、「空間」が人間の目で見たときに違和感を持たないよう描けるというところでは、やはり岸本斉史さんの方が優れているように思います。 フランスの美大で取り上げられているのは、日本的な、平面性と装飾性の強いマンガではなく、西洋の古典的写実絵画のような風景の見え方が岸本斉史さんの作品に多く用いられ、かつ、その「空間表現」のクオリティの高さゆえだと思います。

kazusa9100
質問者

補足

大暮さんの「レザーやゴムに金属といった衣装などの質感、細部の描き込み」 は確かにすごいですね。 ただ、キャラの描き分けは 全盛期の岸本さん>大暮さん>疲労した岸本さん だと思います。 やっぱり、大暮さんの人体のパース(?)はバリバリ違和感あります(個人的に)。 ↓ http://livedoor.blogimg.jp/jin115/imgs/5/0/50496e02-s.jpg 影のつけ方からかもしれませんが、腕のつき方に違和感感じます。 特に右手前と女の子・・・(どうなってんだこれ・・・) 実は村田さんの画力のほうも気になってます。 「参考にしていい画なのかどうか・・・。」 余裕あれば、回答お願いします。

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