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「へだてなく」の意味
古文調の歌詞を書いていますが、以下のフレーズは正しいでしょうか? 「やさしき雨 人の子らに へだてなく 降り注ぎて」 (やさしい雨が人間たちに平等に、分け隔てなく降り注いで) リズムもあるので、完璧に文法に忠実とはいきませんが、あまりに間違った言葉づかいはしたくありません。「へだてなく」は辞書を引く限り、「打ち解けて」という意味が強いようで。 平等にという意味で「へだてなく」を使ってよいものかどうか、どなたかアドバイスをお願いいたします。
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>「やさしき雨 人の子らに へだてなく 降り注ぎて」 ⇒きれいな語句ですね。「やさしい雨」は、慈雨ですね。それが、人々に平等に、「分け隔てなく」降り注いで、ということですね。 ですから、 >平等にという意味で「へだてなく」を使ってよいものかどうか、 ⇒「へだてなく」だけで大丈夫、と思います。 「へだて」は、字義としては「仕切り」とか「境目」で、そこから「差別」の意味が派生してきますので、「へだてなく」は十分「差別なしに」の意味を表わすと言えるのではないでしょうか。 もちろん、上でおっしゃっているように「分け隔てなく」とすれば問題ないわけですが、字数(拍数)の関係があるわけですね。かと言って、そのまま「差別なく」と言ったのでは、法律文か何かのようで、味も素っ気もなくなりますよね! ということで、ここはやはり、「へだてなく」がぴったりだと思います。
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- bgm38489
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「隔て」の意味を調べてみると、 1 間を仕切ること。境をすること。また、そのもの。仕切り。「屏風(びょうぶ)で―をする」 2 差別をすること。分け隔て。「―なくどの子も平等に育てる」 3 遠慮して打ち解けないこと。「―のないつきあい」 とありますので、2の意味から「隔てなく」は平等にととらえてもいいでしょう。「分け隔て」はほとんど「差別」の意味合いなので、それの省略形と見てもいい。 1が「隔て」のもともとの意味です。
お礼
回答ありがとうございます。 もともとの意味は「仕切るもの」なのですね。 言葉というのはなかなか複雑でややこしいと思うので、迷ったときはもとの意味をしっかり調べようと思います。
お礼
きれいな語句だと言っていただき、大変嬉しいです。 美しい言葉の響きになるように努力したかいがありました。 わかりやすい説明のおかげで納得がいき、これで安心して「へだてなく」を使えます。 辞書だけでは決して解決できませんでした。本当にありがとうございました。