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ERP 研修費用で
ERPを通じて業務知識を得てみるのも一つかなと考え、有名どころのSAPを見ましたが、あまりにも高額な研修費用で断念しました。 安い研修費用ものを探しておりますが、あまりにもマイナーな製品ですと、業務面での知識より製品の知識メインと言う気もしております。 安価な費用のものがありましたら教えて頂きたいです。
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- hue2011
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勘違いがあるようです。 ERPの講座というのは、そのERP製品のローカル仕様に関する講座です。 業務知識を教えてくれるものではありません。 SAPは、膨大なパラメータリストがあって、それを暗記するための説明会をしています。 ご承知のようにそれに参加する費用は半端ではありません。 BIのセンスを磨く訓練なんていうことはしません。 ではどういう人間が受講するかというと、会社でSIPに関する受注を受けたいところが先行投資をするのです。 クレーン運転の特殊講習を受けるというのに似ています。クレーンを扱うから必要な知識という意味です。 こんなもんを勉強のために受講するというのはまともなことではありません。 全部覚えて暗記したとしても、不毛です。すぐに使わないのであれば。 なぜかというと、SAPでない世界では役に立たない知識だからです。 どうしてERPでそういうことになるかというと、業務論理を総合的に固めて作っている巨大なブラックボックスだからです。 実際のシステム設計で行うような議論は全部吸収されているので、ユーザーは全く考えないでいいかわり、メンテナンスをする人間は膨大なパラメータを覚えなければいけないということになるのです。 そこで独自の問題が発生します。 パラメータに関しては、その担当を決めて覚えてもらい給料で優遇して長く勤めてもらえばいいだけで、そんなに問題ではありません。 問題は、どこでも同じように役に立ってくれるとは限らないということにあります。 SAPなんかはアメリカで作られたものなので、連邦の法律にきっちり合う設計で出来上がっています。サービスをふくめて調達システム一式を米国で動作させるなら、全くプログラムは不要になっています。 しかし、日本に持ってくると、そのままでは使えない状態になっているのです。法律や商習慣が違いますので。 あのカタマリを修正することはできませんから、SAPがアメリカ的に満足するようにするために、本体で動かしているデータを途中でとりだし加工したり処理したりする補助プログラムを作り、こぶのようにくっつけて使うハメに陥ります。 ERP本体を開発した人たちとつながっていませんので、どこでどうすればいいというのは常に手探り状態になります。 勝手に作った補助プロが正しいという保証は誰もしてくれません。 そうすると、それで異常に複雑になり、担当者が交代すると対処ができないような状況になります。 OracleERPなんかだとSAPほどひどいことにはなりませんけど、基本的に状況は同じです。 ですから、どっかのERPシステムに対するエキスパートになってしまうと、それ以外には対応できないカラダになってしまうのです。 たとえばフェラーリで運転を練習したとしますね。フェラーリなら手足のように自在に動かせるようになったとします。 その人にブルーバードを運転させようとしたらどんなことになるでしょうか。ベンツでもいいですよ。 体を伸ばして寝っ転がるように運転することに慣れていたら、おそらくベンツには違和感で乗れなくなってしまいます。 そういうのと同じことです。