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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:動作性IQと言語性IQの違いと視覚優位について)

動作性IQと言語性IQの違いと視覚優位について

このQ&Aのポイント
  • 動作性IQと言語性IQの違いについてWAIS-IIIの結果から考える
  • 動作性IQ>言語性IQの結果に驚き、視覚優位との関連性について調査する
  • 言語学習のおもしろいポイントとおもしろくないポイント、視覚優位の特徴について自己開示する

質問者が選んだベストアンサー

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  • vzb04330
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回答No.2

遅くなりましたが、言語性IQと動作性IQのこと以外について、補足させて頂きます。 ご質問文にある範囲の情報で考えていますので、yagimememeさんの実際の特徴とは一致していないところもあるかも知れません。 あくまでも参考までにということでお読みください。 1.視覚優位タイプと聴覚優位タイプについて まず、今回のご質問に関わることに限らず、インターネットに載っている情報は、玉石混淆ですから、その情報源をきちんと確かめることをお勧めします。 とくに、専門家でない方は、体系的な専門知識をお持ちとは限りません。 ご自身や、ご家族の体験に基づいて書いていらっしゃることもよくあります。 「体験談」は貴重なものではありますが、そのないようの正確性、専門性には疑問が付くものが多々あります。 専門家が載せている情報を重視なさる方がよろしいかと思います。 また、心理学など、人間や生物に関わる分野では、「AはBである」ということが、すべての人に当てはまるとは限りません。 たとえば、yagimememeさんが書いていらっしゃる「動作性IQが高い人は視覚優位の認知をしている傾向にある」ということも、「傾向にある」というだけで、「動作性IQが高い人はすべて、視覚優位の認知をしている」とは限りません。 yagimememeさんのWAIS-IIIの結果、群指数は次のようになっていました。 VC 112 PO 116 WM 96 PS 116 知能検査の結果、視覚優位タイプといえるのは、POとPSが高く、VCとWMが低いというのが典型的なパターンです。 一方、聴覚優位タイプは、逆にVCとWMが高く、POとPSが低いパターンを示します。 yagimememeさんの4つの群指数の間の有意差は、次のようになっていました: VC≒PO≒PS>WM POとPSは高く、WMが低かったのですが、VCもPOやPSと差がありませんでした。 したがって、典型的に「視覚優位タイプ」とも「聴覚優位タイプ」とも言えない結果です。 ○○タイプといわれると、その特徴もよく分かる(気がする)のですが、このように典型的なパターンではないと考えられますので、ご自身を「視覚優位タイプ」あるいは「聴覚優位タイプ」に区別して、理解するのは難しいと思います。 2.<補足>であげられた点について まず、言語学習のおもしろいポイントにあげていらっしゃる点のうち、 ・英語を基準に他の言語といろいろな比較をして共通点を考えることができる。 ・新しい情報を知ることができる。 ・異なる言語で書いてある本を読むことができる。 の3点は、言語理解の高さと関連があるように思われます。 ・細かい文法のミスに気付かない。 ・計算ミスが多い。 という点は、ADHDの傾向にも関連するでしょうし、作動記憶がやや弱いことにも関係があると考えられます。 ・ひとの名前を顔と漢字で覚えることが得意。 ・なにかを思いだす時や感動すると頭に画像がでてくる。 ・全体像をまとめること。 の3点は、知覚統合の高さに関わっていると思います。 ・色に敏感。 という点は、知覚統合にも関わりがあるかも知れませんが、感覚の使い方(どういう面に敏感かなど)や、長期的な記憶の様相の影響があるかも知れません。 ・あせらされると失敗する。 というところは、説明を拝読すると、作動記憶の弱さが影響しているように思えます。 通常、処理速度が高い人は、こういう傾向はあまり強くはありません。 知能や認知能力よりも、興味や関心などが強く影響していることもありますので、すべてが知能検査の結果で説明できるものではありません。 ただ、お書きになっていることを拝読して考えてみますと、視覚優位・聴覚優位という見方よりも、WAIS-IIIの群指数の結果との整合性が高いように思います。 前回のご質問への回答も参照していただき、それとご自身で今回分析された結果とを照らし合わせ、両者が一致する中で、得意なところを活かすという方向でお考えになることをお勧めしたいと思います。 いろいろと申し上げましたが、最初にも書きましたように、ご質問文だけから考えていますので、検査を実施してくださった心理士さんに直接、お尋ねになることを強くお勧めします。

yagimememe
質問者

お礼

vzb04330様、詳細なご回答ありがとうございました。 お忙しい中、二度に渡って疑問に答えていただけて大変うれしく、またありがたい気持ちでいっぱいです。 心から感謝申し上げます。 まず大前提として、人間や生物に関することに関して絶対的に言えることはないということを頭にいれておかないといけませんね。 その上で信頼のおける情報を参考にすることが大切なのだと改めて思いました。 視覚優位でもなければ、聴覚優位ともいえないというお話にもとても納得です。 最近、なにごとも白黒のようにはっきりした色になっているのではなくグラデーションの中のどこかに存在する色だという話をいろんな方から聞きます。 この問題もきっと100%視覚優位とか100%聴覚優位とか、そういう話ではないのだろうなと思いました。 また、vzb04330様のご考察を拝読して、前回分析を依頼したWAIS-IIIの結果が示す傾向といままでの体験や経験の整合性が高いことを私自身も強く感じました。 今日も仕事中、細かいところが気になって考えすぎてしまいかえって失敗してしまいました。 かえって仕事が増えてしまうことも多々…。 その割にだれにでもわかるようなところでミスを連発しているので、我ながら大変扱いずらい特性だなとおもいます。 前回ご説明いただいた内容と今回教えていただいた内容を踏まえた上で今後どのように生活していくか、よく考えたいと思います。 めげずに生きていきます! そして、なかなか言い出せないのですが、次回病院に行った時は心理士さんとお話させてほしいとお願いしてみます。 (結果の説明もA4の紙一枚だけだったので…。) またvzb04330様にこの掲示板を通していろいろご教授していただくことがあるやもわかりませんが、その際はまたお時間の許す時で結構ですのでその知恵を拝借させていただければ大変ありがたいです。 お忙しいかと思いますが、どうぞお体ご自愛ください。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • vzb04330
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回答No.1

yagimememeさん、こんにちは。 時間的余裕がありませんので、取り敢えず、言語性IQと動作性IQのことだけ回答を書きます。 言語性IQと動作性IQは、WAISや、子ども用の知能検査であるWISCをもともと作ったWechslerという心理学者が、下位検査(単語、知識、算数などの)を分類したものです。 ただし、その分類の基準には、確かな理論的根拠や、実証的根拠があった訳ではありません。 このことは、Wechsler自身が著書に書いています。 言葉で課題を与え、言葉で回答を求める下位検査は「言語性下位検査」と、また、視覚的な形で課題を与えたり、積木模様や符号のように手を使って回答する下位検査を「動作性下位検査」としたのです。 知能検査を作ったり、その結果を解釈したりする際、とくに21世紀に入ってからは、理論的な根拠、研究成果に基づく実証的な根拠が求められるようになりました。 その一環として、WAISなどWechslerの検査についても、いろいろと研究が進められてきましたし、知能についての新しい理論を適用して,改訂が行われてきています。 そういう中、近年の心理学の研究結果から、この言語性-動作性の分類には、統計的な根拠も、実証的な根拠もないことが明らかにされています。 大人用の知能検査であるWAISについて、アメリカではすでにWAIS-IVという新しいバージョンが使われていますが,そこでは、言語性-動作性の区分は廃止され、言語性IQ・動作性IQもなくなっています。 知能の理論や、とらえ方にまで立ち返ってきちんと説明しないと行けないところですが、たとえば、統計学的な根拠を少しだけ説明しておきます。 WAISなど知能検査を作るときには、あらかじめ多数の対象者に「標準化調査」を実施します。 その調査で得られた下位検査の成績を,因子分析という統計的な方法で整理しますと、言語性と、動作性というグループには分かれません。 それに代わって、群指数といわれる4つグループに分かれることが確認されています(言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度の4つです)。 これは1つの例ですが、このように言語性-動作性の区分には、心理学的、統計学的な根拠がないことが明らかになって来たのです。 このように、言語性-動作性という下位検査の分類は、最近の研究の結果では、その根拠が得られないため、廃止される方向にあるとご理解ください。 以上、取り敢えず、言語性-動作性の区分についての疑問にお答えしておきます。

yagimememe
質問者

お礼

vzb04330様、お忙しい中ご回答いただきまして誠にありがとうございました。 大変興味深いご説明でした。 なるほど、それで前回ご回答いただいた時も4つの群指数の中での比較に主眼が置かれた解説になっていたのですね。 医師も作動記憶が他の3つとくらべて著しく低い点をまず指摘しており、あまり動作性IQや言語性IQについて触れなかったのですが、その理由がなんとなくわかった気がします。 コミュニケーションもとれるし、会話もできる、見ることもある程度のスピードを持って作業をすることもできるが、注意力をもって聞くことだけがその他の能力に比べると苦手だろう、とのことでした。 話がそれてしまいましたが、そうなると巷であふれている動作性IQが~、言語性IQが~という情報はあまり信用ができなそうですね。 右脳、左脳問題と近いものを感じました(専門ではないので、本当に個人的な感想です。) 例えば、言語性IQ>動作性IQの人がアスペルガー症候群に多いなど…。 きっと、このような質問をしている私も含めて、ひとはみんなだれしも他人よりも優れた、隠れた才能のようななにかをもっていると思いたいという欲求があるのでしょうね。 それによって、こういった科学的な根拠からはなれた知能検査の解釈も氾濫してるのかなと思いました。 まだまだわからないことだらけの脳に関わる検査ならば、今後の研究成果によってはさらなる改訂があるかもしれませんね。 いつも丁寧かつ分かりやすいご回答ありがとうございます。 心より感謝申し上げます。

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