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受動態の不定詞について
- 受動態の不定詞について疑問を持っている。
- ある教材からの抜粋に関連する例文があり、その解答について疑問を抱いている。
- 自身の考えと教材の解答との違いについて詳しい説明を求めている。
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はじめまして. 未だ英語にあまり詳しくない者ですが,私の思うところを述べさせていただきます. この問題は「受動態」の意義の問題に端を発しているような気がします. 受動態は,行為の動作主が自明であるか不明のときに用いられるという特徴を持っています. 例えば,ここに数百年前に建てられた建築主不明の寺があるとします.これを,能動態で表現しようとすると, Some carpenters built the temple several hundred years ago. となるでしょうか・・・.しかし,大工さん達が協力して建てたことは言われなくともわかっている訳です.こんなときは,多くの場合 The temple was built several hundred years ago. と受身で表現します. そこで,質問者さんがあげた文に近い例文に移ってみることにします. This is the car to repair. (これが修理をする車です)・・・(1) This is the car to be repaired. (これが修理されるべき車です)・・・(2) 一応,能動,受動を意識して和訳も記しました.(1)における不定詞は,形容詞用法の不定詞で,toの直前にある名詞carがtoの直後にある動詞repairの目的語になっているタイプです(これは大抵の文法書に記述されていることですが,万一ご存じない場合は文法書の形容詞用法の不定詞の部分を覗いてみて下さい)従って,このタイプは(2)のように受動態の不定詞を用いて書き直すことができます. それでは,(1),(2)をそれぞれ関係代名詞を使って書き直してみます. This is the car which the auto mechanics will repair. (これが修理する車です)・・・(3) This is the car which will be repaired. (これが修理される車です)・・・(4) (3)のように能動態で表そうすると動作主がどうしても必要です.和訳の方では「自動車工」という言葉を省略していますが.(4)のように受動態にすることで動作主に言及せずに済ますことが可能になります.この場合の動作主は言わずとも「自動車工」に決まっているので,多くの場合,動作主には関心がない訳です. 質問者さんが貼りつけられたURLの中の >「前者の方は修理する人が強く意識されているので・・・」 と言われているのは,上のようなことを念頭においての説明ではないかと推測しました. 以上のことを考えますと,(1),(2)のどちらで表したとしても,多少ニュアンスの違いはあれ,意味するところは大して違わないのでは・・・というのが私の感想です. 参考になりましたら.
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- bakansky
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A) the antique car to be repaired B) that old tv set to repair 直訳すると A) 修理されるべきアンティーク・カー B) 修理すべき古いテレビ ということになります。 A) では対象となるものが修理を必要とする状態にあるということが分かります。 B) では、それが、誰かが 修理しようという意思を持っている対象物 あるいは 修理するはずである対象物 であろうということがうかがえます。 文の断片だけでは文の意味するところまでは分かりませんし、A) も B) も日本語に訳せば似たようなものになってしまいます。 ただ、Dad repaired that old tv set という文が続いているということなら、その to repair は 「修理しようとしている古いテレビ」 という意味であったのだろうと思われます。話し手には、「父親が (未来の時点において) 修理するだろう」 という考えが頭にあったので、その時点で to repair という表現を使ったのでしょう。その行為を行う人が明示されていなくとも、何らかの行為をするのは人であるので、教材の説明はそういうことを言ったのではないでしょうか。
お礼
bakansky 様 ご回答ありがとうございます。 >断片だけでは文の意味するところまでは分かりません この一文で私の気持ちは少し楽になりました。ここは頭の片隅に入れておき、少なくとも今の私の英語力では深く突っ込んで考えるべきところではないと判断しました。最近の頭のもやもやが晴れたようです。ありがとうございました。
お礼
ms-forest 様 ご回答ありがとうございます。 >carがtoの直後にある動詞repairの目的語になっている わかっているようで、ただ「わかったつもりに」なっていたようです。ここはハッとさせられました。その後の、関係詞での書き換え、「動作主」という表現には言葉が出ませんでした。欠けていたパズルの1ピースが埋まったかのような感じでした。ありがとうございました。