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地域の名前 の読みについて
国東半島とか、地域の読みが、今の辞書にのってないのはなぜですか? くにさきはんとう、と読みますが、東をさきというのが、のってないんですが、 他にも地理で地域の名前が読めないのは、昔の名前だからですか? 日本人の苗字でも、辞書にのらない、読みがあるのはなぜですか?
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#4です。 >この当て字もそれに当てはまりますか? : いえ、中国語でも略式字でもありません。 それなりに訳や経緯はあるでしょう。 たとえば、太陽の昇る向きからの風である「ひ(陽)むか(向)し(風)」が「東風(ひんがし)」に、さらに日の昇(のぼ)る方角としての「東(ひがし)」になっていったと考えられてもいます。 東江(あがりえ/あがりい)も、日が上(あ)がる方角に向いた入り江なのかと。 太陽の上がる方角=東が「あがり」で、入り沈む方角が西「いり」と呼んでいます。 元来沖縄では「あがり」である「東」の語だが、「比嘉(ひか)」として略音でしかも好字に置き換えもされています。音だけなら「東恩納(ひが・おんな)」などもあります。 まず真っ先に日が昇るから「東」は、つまり時間的に朝になるのが「先(さき)」であり、それはまた方角的にも「端(さき)」や地理的に海や湖での「崎(さき)」との意味合いが想像できます。 とまれ、地名や人名には深い経緯や事情があることについて、先人も注意を促しております。 柳田国男「地名の研究」 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1876673
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- kine-ore
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奈良時代の郡郷里名において、彼の半島は「豊後国(ぶんごのくに)国崎郡(くにさきごおり)国前郷(くにさきごう)国崎津(くにさきつ)」と呼ばれていたことが、平安期の「類聚三大格(るいじゅうさんだいきゃく)」(延暦15年官符)に記されているようです。 舘野和己「奈良時代郡郷里名一覧」 http://nwudir.lib.nara-wu.ac.jp/dspace/bitstream/10935/365/1/17_05_02.pdf そして、「1894年(明治27)国崎村が町制施行して国東町と改称。」とされています。 https://kotobank.jp/word/%E5%9B%BD%E6%9D%B1-55708#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 「くにさき=国崎/国前/国東」というように、音読みはそのままで同音漢字が置き換わって行くケースは少なくありません。 名前でも「しょうじ=荘司/庄司/東海林」が、更に「とうかいりん」と音読みに置き換わる例もあります。 「二荒山(ふたらさん)」を「二荒(ニコウ)」と音読みにし、さらに好字で「日光(ニッコウ)」としたり、 「代馬(しろうま)岳」が「白馬(しろうま)岳」と替り、更に地名では「白馬(ハクバ)」と音読みになります。 このような同音異字の振り替え、音訓読みの置き換え、役職と地名と苗字での書き分けなどは、あるいは当て字であり、あるいは熟字訓であり、またそれらの混合の結果なので、それぞれの単漢字の意味とは大きく越脱しているため、辞書に載せるような音訓にはあたらず、したがって一般的な漢和辞典では見当たらないことになります。 一方、国語辞典には載っているものであっても、あくまでも「読み」が分かって引くので、漢字単体として探す方法がありません。 そんなことから、近ごろは「新潮日本語漢字辞典」のように日本語として漢字辞典が上梓されており、これならその地名や苗字がたくさん載せらていますので助かります。 http://www.shinchosha.co.jp/jiten/kanjijiten/3.html もちろん地名や苗字の専門辞典を使う手もありますし、今日ではデジタル辞書でその漢字を打ち込んで検索するという手近で便利な方法もあります。 「コトバンク」 https://kotobank.jp/
- Pinhole-09
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それは辞書(国語辞典など)により、のせる単語 の数が違うからです。 大きい辞書はたくさんの単語{特に地名、人名)が のせられますが、、小さい辞書では少なくなり 特に有名なものだけになります。 書店に行っていろいろな国語辞書を見てください。 よく使われる「広辞苑」には国東半島は、のって います。 このような「当て字」といわれる固有名詞は、さきに 発音があり、それに適当な漢字をあてたものがあり 「春日大社 かすがたいしゃ」のように漢字と発音が 對応しないものがあります。
補足
当て字って、いうのを専門に扱った国語辞典探してみます。
- kamobedanjoh
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「くにさきはんとう」で引けば、大概の国語辞典には収録されていると思いますが。 何しろ豊穣の地としても、仏教遺産の豊かな地としても有名ですから。 「島根半島」もそれなりには見当が付くでしょうが、そこに有る松江市「十六島町」が読める人は少ないでしょう。「十六島町」は「うっぷるい町」と読みます。 「筑紫」は「ちくし」ですか、それとも「つくし」でしょうか。どちらもあるようです。 「吾妻」は「わがつま」でなくて「あずま」、「東」と書いても良さそうなものですが、地名表記には「好字二字を宛てよ」との、「風土記編纂」に関する令で、八世紀頃の地名には二字地名が多いのです。 「きのくに」は「紀国」で済む所「紀伊国」とワザワザ二字にしています。
補足
うっぷるいなんて、絶対読めないですよね。 今でいう、キラキラネームなのかも知れないですね。子孫が??っていう、質問を出すけど、 昔の変な流行言葉で、流行り廃りが激しかった読みなのかも知れないので、 辞書にのらないのかも。
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
手元の国語の辞書を調べましたが、「国東半島」は「くにさきはんとう」と載っていましたよ。さすがに国東半島くらい大きな半島の名前なら、最新版でも載っていると思いますが? 載っていないというのは、漢和辞典のことですか? 違うかもしれないので、あまり詳しく説明してもムダになるのでやめておきますが、漢和辞典は基本的には中国から来た文字の説明ですので、日本独特の読み方は出ていない可能性が高いでしょうね。 日本独自の漢字でも、すでに日本で一般的になった文字、例えば「峠」などは日本の漢和辞典にも出ていますが、日本でさえ特殊な文字や特殊な読みは(日本の漢和辞典でも)載っていないものと思います。 国東半島は、昔の大分県つまり「豊後(ぶんご)の国」の先端、という意味合いと「東側にある」という意味合いを込めて充てた、「当て字」だから、漢和辞典には載っていないものと思います。 今でも、子供達の名前で漢和辞典に載っていない(載るはずのナイ)当て字の名前がドンドン生産されていますから、「昔の」だから載らない、ということではないです。 日本人の苗字でも名前でも、辞書にのらない読みがあるのは、それが本来は正しくない「当て字」だからです。 例えば「小鳥遊」なんて名字がありますが、小鳥が遊べるのは鷹などの猛禽類が近くにいないからだ、という理屈で、「小鳥遊」を「たかなし」と読みます。どんな大きな漢和辞典を調べても、「小鳥」を「たか」と読む読み方は載っていないと思いますし、「遊」の読みを「なし」と書いた漢和辞典も「なし」だと思います。 こんな珍しい漢字の読みを一々(紙の)漢和辞典に入れていたら重くて持てないような漢和辞典になってしまいますので、入れません。 最近の子供達に付けられる「キラキラネーム」(格好いいだけの、親や本人でないと読めない当て字をした名前)も、永久に載らないと思います。 未来の子孫たちには読めません。そんな人がいたことも忘れられた、かわいそうなご先祖様になることでしょう。 数十年後、このサイトに『日本人の名前でも、辞書にのらない、読みがあるのはなぜですか。昔の名前だからですか』という質問が書かれて、そこに「親がバカで、漢字を知らなかったのではないのかな」という回答が付いたりするかもですね。 (^_^;\(`_' ) でも、違うんですよ。漢字の読みとして正しくないことや、辞典には載らないことを知っていて名付けています。子孫が「辞書に載っていない」と悩んでも、そんなの関係ねぇ~そんなの関係ねぇ~、自分(親)が満足すりゃあ十分、文句あっかぁ~? なのです。 国東半島の名前もそんな感じの命名でしょう。
お礼
流行り廃れの激しい言葉で、昔は、流行った読みが、当て字なのかもしれないですね。 子供に悪魔ってつける親もいるから、常識からは逸脱してるし。
補足
>>こんな珍しい漢字の読みを一々(紙の)漢和辞典に入れていたら重くて持てないような漢和辞典になってしまいますので、入れません。 重たくなるのかも知れないですね。
補足
何だか、当て字というのが、中国語に見えてくるんです。 段々、言葉が変化していて、死語になるのも沢山あるけど、 書きでも、崩した字は、早くかくためですが、この当て字もそれに当てはまりますか?