- ベストアンサー
橋の端を何故「詰」というの?
車で走っているときに良く遭遇するのですが、大きな橋の両端が「橋名+方角+詰」という交差点名名称をよく見かけます。「○○橋北詰」などという感じです。 何故橋に「詰」がつく名称が多いのか気になって「詰」を調べてみたら「端」という意味でした。 ただ単に橋の端という意味で「詰」が使われているのでしょうか?何故「橋名+方角+端」ではなく「詰」が使われるのでしょうか?他にも何か意味があったのでしょうか? また、「詰」=「端」というのは何故なのでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
橋は「掛ける」と言いますが、この「掛ける」の古語「掛く」は「掻く」と同じ起源で、「物の端を目指す対象の一点にくっつけ、食い込ませて、ものの重みをすべてそこにゆだねる」という意味です。従って、日本語の「橋」とは、谷や川の両端に物(木や綱等)を引っ掛ける簡単な「仮橋」のことであり、永久橋に対する仮設橋の意味になります。また、さかのぼれば「橋」自体が元は(中心に対する)周縁部という意味での「端」を意味する語です。(以上、上田篤「橋と日本人」による)この説明に基づいて考えれば、「橋詰」の「詰」の語源は(「端」という意味以前に)おそらく物を引っ掛ける「爪」に由来するのではないかというのが私の類推です。いかがでしょうか。
その他の回答 (2)
- s_yoshi_6
- ベストアンサー率73% (1113/1519)
私も以前に京都におりました。「詰」の付くところ、たくさんありますね。「橋名+方角+詰」だけではなくて、「通りの交差点(京都ではそれが地名になります)+方角+詰」というのもあります。(四条高倉東詰・西詰など。下記ページ路線図参照) http://www.city.kyoto.jp/kotsu/news/2000/2000034.htm 通りの場合、そこに橋のような構造物があるわけではありませんから、例えば四条高倉東詰の場合、「南北の通り(高倉通り)に向かって四条通を通っていって、その東側の行き詰まり」というような意味だと思います。 同様に考えると「○○橋北詰」というのも、「○○橋に向かって行ってその川の北側の行き詰まり」という意味になるかと思います。「○○橋北端」とすると「橋という構造物の端」という意味になります。おそらくそのあたりの違いではないでしょうか。辞書には「詰め」の意味に「端、きわ」と書かれていますが、厳密に言えば、「端」がその示している物において、その先の部分を表しているのに対して、「詰め」の方はその示している物の「端」付近(その物自体は含まない)というような意味ではないかと思います。 ちなみに下記ページで検索してみると、「橋詰」あるいは「(方角)+詰」という地名は関東から九州まで広く分布しているようです。例えば鹿児島県の沖秋目島という所には、島の岬にあたる辺りに「西ノ詰」「南ノ詰」という地名があります。これも陸から海に向かって行ってそのどん詰まり、というような意味になると思います。 http://mapbrowse.gsi.go.jp/mapsearch.html
- 参考URL:
- http://www.city.kyoto.jp/kotsu/news/2000/2000034.htm,http://mapbrowse.gsi.go.jp/mapsearch.html
お礼
御回答ありがとうございました。 御礼が遅くなってしまいまして申し訳ありませんでした。 s_yoshi_6さんは「どん詰まり説」ですね? ぃやぁ、先ほどの水路説もそうですが、自分のおもってもなかった説が出てきて楽しいですね。 ありがとうございました。
確かに不思議ですね…京都にはゴロゴロある地名です。調べてみましたが、よくわかりませんでした(笑) まず、詰=(関西方言で)橋の終端、末端となっていました。確かに以前に住んでいた関東・東海地方の地名にあった記憶はありません。また「橋名+方角+端」の見方は陸路の見方と思います。昔は水運が重要な交通手段でしたから、水路から見ると橋を目印としての東側、西側という捉え方が自然。端という概念はないと思います。 専門家のコメントをお聞きしたいですね。
お礼
御回答ありがとうございました。 御礼が遅くなってしまいまして申し訳ありませんでした。 また、早くに反応いただいたのにポイントを差し上げられなくてゴメンナサイ! 私は陸ばかり移動していましたので、水路側から見るというのは新鮮な視点でした。
お礼
御回答ありがとうございました。 御礼が遅くなってしまいまして申し訳ありませんでした。 Avonleaさんは「爪→詰説」ですかぁ。 こりゃまた全く想像もしなかったような御回答でビックリしました。 結局のところ、どれが正しい説なのか分かりませんでしたが、一つの事項でいろいろな考えや推理がお伺いできて楽しかったです。 ありがとうございました。 この場をお借りしまして御回答いただいた3名の方に御礼申し上げます。ありがとうございました!